一昨年の選手権大阪予選で優勝を飾り全国大会に初出場した興國。昨年は連覇が期待される中、樺山諒乃介選手(現・モンテディオ山形)などJ内定4名を擁し準々決勝で敗退。注目度も期待も高まる中、今年は川崎F内定のMF永長鷹虎を筆頭に3名がJ内定(10/28現在)を掴み選手権に臨んだ。5回戦から登場し、関大北陽を1-0で破ると6回戦では香里ヌヴェール学院に対し4ゴールを叩き込み4-0の快勝。そしていよいよ準々決勝でプリンス勢の大阪産大附と対戦する。その興國を率いる内野智章監督に6回戦後にお話を伺った。 ーー見事な勝利でしたが、今日の試合を振り返ってもらえますか? 先週よりも安定はしていたかなと思います。ただやっぱり思ったようにいっていないなと。攻撃のところとかビルドアップのところでもまだまだっていう。公式戦というストレスもあるのでそれはしょうがないですけどね。 でも3点目(FW荒川がPKを
高1でプロデビューを飾った橋本は独特の間合いとリズムを奏でる ベルギー1部のユニオン・サン=ジロワーズに所属する三笘薫が持ち前のドリブルテクニックを活かし躍動中だ。11節のセラン戦でハットトリックを達成すると、翌節のオイペン戦でもPKを獲得し、さらに決勝点の起点となる活躍で、一躍注目を浴びる存在となっている。 さらなる快進撃の予感も漂う三笘だが、国内でも若きドリブラーたちが様々なカテゴリーで眩い輝きを放っている。本稿ではサッカージャーナリストの安藤隆人氏に、プロ1年目と大学・高校年代プレーヤーを対象に、近い将来にブレイク必至と言える11人の逸材ドリブラーをセレクトしてもらった。 ――◆――◆―― ■プロ1年目の逸材ドリブラー 藤井智也(サンフレッチェ広島)とにかく速い。スピードに乗ればグングン加速をしていく。彼のドリブルは長距離を一気に運べることが魅力で、カウン
藤島監督は「チームとしての出来は良かった。やはりクオリティーの問題」 第100回全国高校サッカー選手権・埼玉大会3回戦で、優勝候補の一角である昌平が武蔵越生に0-1で敗れ、ベスト8を前に姿を消した。両校は前回大会の決勝でも顔を合わせ、昌平が3-0で快勝を収め、2連覇を遂げていた。 昌平は4-2-3-1のいつも通りの陣形。いずれも前回大会を経験しているボランチの平原隆暉(3年)やトップ下の荒井悠汰(2年)が中継点となってボールを握り、今季から左SBに転向した主将の篠田大輝(3年)が、豪胆に攻め上がってクロスを配給し、シュートも放った。 昌平が球を保持する頻度は高く、攻勢の時間帯も前半から長かった。 前半4分、左CKから大輝の弟、MF篠田翼(2年)が強烈なシュートをお見舞いしたが、相手GK関根拓郎(2年)に好捕され、10分のMF米陀大洋(3年)の一撃も、14分に荒井が放った右F
プレミアリーグで結果を残せず、総体予選も敗退… ショッキングな夏の敗戦から約4か月。復活を期す“赤い彗星”が覇権奪回に向け、牙を研いでいる。 2014年に17年ぶりとなるインターハイ優勝を成し遂げ、翌年の夏も連覇を果たした東福岡。同年の冬には高校サッカー選手権も制し、その名を全国に轟かせた。しかし、以降は思うように結果を残せていない。攻守にタレントを揃えながらも、全国大会では早期敗退も珍しくなかった。2019年の秋には、荒木遼太郎(鹿島)を擁したチームが、福岡県決勝で筑陽学園に敗戦。2012年度以来となる予選敗退で選手権出場を逃し、2013年1月の新人戦から継続していた県内の無敗記録も途切れてしまった。 その中で迎えた昨季は選手権でベスト16に勝ち残ったが、今季は春先から苦戦。九州新人戦ではベスト4に入ったものの、3月中旬のサニックス杯では全国の強豪に力負けする試合が目
「FWの日本人選手は重点的に探していました」 2022シーズンに浦和レッズ加入が決まっている京都橘高のFW木原励(3年)の加入内定会見が10月19日に行なわれた。 会見に登壇した安田文彦校長は同校からの10人目のJリーガー誕生を喜び、米澤一成監督は、「C大阪U-15から進学。中学時代はバランスの良い選手という印象で、技術、フィジカル、スピード、サイズ感を含めてオールマイティに兼ね備えている選手。高校ではより速く、強く、プラス彼の特長である賢さが伸びれば、本当に良い選手になるんじゃないかなと思っていました」と振り返る。 その言葉通りに成長を遂げた木原は、2年次にFW西野太陽(現・徳島)と2トップを組み、冬の選手権で2得点を挙げるなど確かな実績を残す。米澤監督は「西野からの影響も大きかったと思います。内面的には特にキャプテンになって、3年生になって点を取るだけでなく、いろん
「点をとった時の喜び方を教えてください」と投稿 今年の1月に高校選手権を沸かせた逸材が、ポルトガルで輝いている。 20年度の冬の選手権で、青森山田との決勝で先制ゴールを挙げるなど、山梨学院高の全国制覇に貢献したMF廣澤灯喜だ。 この檜舞台での活躍が評価され、ポルトガル1部ポルティモネンセのU-23チームへの入団を勝ち取った18歳が、U-23リーグで2試合連続ゴールを決めた。 まず10月3日に開催された強豪ベンフィカU-23との第6節(1‐1)で、リーグ戦初ゴールを奪取。さらに16日の第7節マルティモU-23戦(2‐1)でも、浮き球のパスに反応して裏のスペースに抜け出し、見事なトラップから右足でシュート。秀逸な動きでネットを揺らしてみせた。 廣澤は試合後、自身のインスタグラムを更新。次のように綴っている。「18歳最後の試合。得点できたしチームが勝ってほ
今夏にインターハイ優勝を達成 松木玖生(青森山田高→FC東京)。フィジカルの強さを生かしたボール奪取や推進力で勝負する。写真:松尾祐希 2021シーズンが佳境を迎えつつあるなか、各クラブで来季の加入内定者が続々と決まっている。ルーキーイヤーから特大の活躍が期待されるのは誰か。無限のポテンシャルを秘めた注目必至の逸材5人を紹介する。 ――◆――◆―― MF松木玖生(青森山田高→FC東京) U-20日本代表候補に飛び級で選ばれるなど、今年の高校年代で最も注目を集めているタレントだ。4得点を挙げた1年次の高校選手権ではチームの準優勝に貢献。2年次からは10番を託され、同年の選手権では再び決勝で涙を呑んだが、攻守で存在感を発揮した。 最終学年を迎えた今季は夏のインターハイでチームを16年ぶりの優勝に導き、自身としても中学校2年次以来となる日本一を達成。強気な姿勢と物怖じ
「お兄ちゃんと対戦するのが夢だった」 J2ファジアーノ岡山は10月13日、米子北高のMF佐野航大の来季加入が内定したことを発表した。 岡山県津山市出身の佐野は加入にあたって、「プロになるからには、開幕スタメンが目標。1年目からコンスタントに試合に出て、ゴールを獲りたい」とコメント。高校入学当初から、FC町田ゼルビアで活躍する兄・海舟以上の技術と、攻撃センスを持つと称されてきた期待の選手が、地元の岡山でプロへの一歩を踏み出した。 昨年は主力としてプレーしながらブレイクし切れない印象があったが、今年に入ってからは目を見張るものがある。フィジカル強化によって、ボールを持ったときの力強さが増しただけでなく、兄を参考にしながら身に付けた3列目でのボールハントも今では大きな武器だ。 成長に伴いJクラブからの注目度が増し、J3ガイナーレ鳥取を皮切りに4チームへ練習参加。最終的には
「いち早くピッチに立ち、貢献できるよう」 FC東京は10月12日、青森山田高MF松木玖生の2022年シーズン加入内定を発表した。 青森山田3年の松木は、付属の青森山田中時代から将来を嘱望され、同高へ進学。1年次からレギュラーの座を掴み、その年の高校選手権では4得点を挙げ準優勝に大きく貢献。翌年からは10番を付け、チームの大黒柱として君臨し、選手権では再び準優勝に甘んじたが、今夏のインターハイではついに念願の全国制覇を達成している。また、個人的には2年冬にフランス1部のリヨンへ練習参加するなど、欧州トップクラブからの注目も集めた。 今季の高校サッカー界ナンバーワンMFとして注目される逸材。物怖じしない性格で、高校時代も有言実行で結果を残してきただけに、1年目からの活躍も期待される。 また、松木はクラブ公式ページを通じて、次のようにコメントを残している。 「東京のフ
「ビビっても仕方ない」角田涼太朗(横浜)とコンビを組み、相手の攻撃をシャットアウト 17歳の少年にとって、この半年間は自身を大きく変える時間となった。 「可愛い子には旅をさせよ」 使い古された言葉だが、チェイス・アンリ(3年)にとって異なる環境でのプレーは刺激的だった。春先から幾度となく尚志を飛び出し、3月下旬にひと世代飛び級でU-18日本代表を経験。6月にはさらに上のU-20日本代表にも招集をされると、夏にはAZのU-23チームやボルシアMGのU-18チームで技を磨いた。 夏前ぐらいまではどこか自信なさげな表情で、おどおどした様子すら見せていた。初めてU-20日本代表に招集された時も、尚志出身で2学年上の染野唯月(鹿島)に対して「ビビっています」と言っていたほどである。 もちろん本気で思っていたわけではないだろうが、今思えば上の世代に混じってプレーする怖さから
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