短時間のうちに、実に判断を3度も変えてゴールを演出。2年ぶりの選手権出場を引き寄せる 今年に入って急成長を遂げた左のエースが重要な一戦で大仕事をやってのけた。 選手権群馬県予選決勝、2年ぶり24回目の選手権出場を目指す前橋育英は、同じプリンスリーグ関東に所属し、そこでも上位争いを繰り広げる最大のライバル、桐生一との大一番を迎えた。戦前の予想は全くの五分。インターハイ予選は前橋育英が辛勝を収めており、桐生一はリベンジへの想いを胸に、この一戦に臨んできた 「1点差のゲームになると思っていた」と前橋育英・山田耕介監督が語ったように、試合は立ち上がりから双方がチャンスを作り出し、かつ中盤での激しい潰し合いを展開するハイレベルなゲームとなった。 両チームともに局面でショートパスとミドルパスを駆使したハイテンポな崩しを見せるが、それを最終ラインとボランチが鋭い読みと寄せで凌ぎ、
「先輩たちが築き上げてくれた伝統、積み重ねがあってこそ」と藤島監督 来季のJリーグ加入が内定した昌平高の(左から)井野文太、平原隆暉、八木大翔。写真:河野正 来季のJリーグ加入が内定している埼玉・昌平高校サッカー部の3選手が22日、同校で会見した。 平原隆暉と井野文太の両MFがJ2ギラヴァンツ北九州へ、DF八木大翔がJ3福島ユナイテッドFCへ進むことになった。昌平高からのJリーグ入りは6年連続12人目で、大学経由の選手を含めるとこれで計13人を輩出したことになる。 藤島崇之監督は「先輩たちが築き上げてくれた伝統、積み重ねがあってこそ(の6年連続)だと思う。コロナ禍で活動が制限される中、個々の頑張りがプロ入りにつながった」と喜んだ。 北九州には16年のインターハイで4強入りした当時の司令塔、MF針谷岳晃が、ジュビロ磐田から期限付き移籍で在籍中。福島には日本代表MF鎌田
1点を争う好ゲームをモノにしたのは前橋育英(左)。名門が2年ぶりの本大会行きを確定させた。写真:徳原隆元 12月5日に全代表校が出揃う 11月23日、全国高校サッカー選手権の群馬予選決勝が正田醤油スタジアムで行なわれ、2013年度大会以来の出場を目ざす桐生一と、2年ぶりの本大会行きを狙う前橋育英が対戦。桐生一はキャプテンの金沢やエースの寶船、前橋育英は長崎入団内定の笠柳、群馬入団内定の岡本らが順当にスタメンに名を連ねた。 先週末にプリンスリーグ関東をそれぞれ戦ったため、中3日でのゲームとなったが、序盤からインテンシティーの高い攻防戦が繰り広げられる。互いに中盤でボールを奪い合い、なんとかゴール前にボールを運び、しっかりフィニッシュにまで持ち込んでいく。前半6分には前橋育英の笠柳が浮き球で最終ラインの背後にパスを出し、U-17日本代表候補の小池がループシュートでゴールを狙うが、
11月20日、高円宮杯 JFA U−18サッカープリンスリーグ2021関東の第16節、昌平(埼玉)対桐生第一(群馬)の一戦が行われた。試合は序盤から一進一退の攻防を繰り広げるも、後半に1点を奪った桐生第一が昌平の反撃を振り切り、1-0で勝利した。 桐生第一・田野豪一監督はゲーム後、「今日はプレスも効いて、選手たちの気持ちも乗っていて、ボールを回すことを恐れずにしっかりできた。相手のプレスも上手く剥がせた。そこは非常に良かった」と振り返り、「2日後の選手権群馬予選の決勝へのモチベーションが功を奏した形になった。それがよく出た試合だった」と続けた。 2日後の群馬予選決勝を控えたプリンスリーグの試合は「立ち位置が難しい試合だったのでは?」と聞くと「正直、群馬予選は点差が開く試合が多かったので、厳しい試合をしたかった」と前向きに捉えたという。 ハーフタイムには「前半は悪くなかった。今の
選手権大阪大会決勝で履正社を3-0で破り6年ぶり2度目の優勝を飾った阪南大高。準決勝の大阪産大附戦ではなかなかゴールを割れずに先制点を奪われ苦戦を強いられた阪南大高だが、決勝では前線からハイプレスを仕掛け、見違えるような内容で履正社を圧倒した。 「この大会期間中にやり続けてきた"自分の気持ちしっかりプレーに出す"っていう事を頭からしっかりやった結果だと思います。先週、先々週と苦しかったんですけど、今日はその分も選手たちがやってくれたと思います。」と試合後振り返った濱田豪監督。 今大会を通し"矢印は全員前だ"を突き通してきたが、準決勝の大阪産大附戦では攻め急いだ部分もあり、攻撃が単調になってしまう場面も散見したが、決勝に向けて見事に課題を修正してきた。「僕が"落ち着いてやりなさい"というタイプなので、ここ一番のこういう舞台で今まで上手くいかなかった」と決勝で何度も跳ね返されてきた自身
U-18日本代表の合宿では「町田の選手としてプレーする」という自覚が生まれた いかなる状況でも冷静さを失わない。攻撃に参加したい場面でもグッと堪え、中盤の底でリスク管理を徹底する。プレーに華やかさはないかもしれない。青森山田を支えるMF宇野禅斗(3年)は、球際の強さや的確なポジショニングでチームのために汗をかいてきた。 プレーぶりを一言で現わすなら、まさに“職人”。それは代表のユニホームに袖を通しても変わらない。U-18日本代表の一員として臨んだ11月17日の横浜F・マリノス戦。「青森山田の選手であると同時に、町田の選手でもある。その自覚が出てきた。そういう意味で今回の代表では『町田の選手としてプレーする』という心持ちがあり、良いメンタルで取り組めた」。宇野にとって、11月上旬に来季の町田入りが決まってから初の代表活動。“プロサッカー選手“としての自覚と責任が生まれた中で、
元グランパス守護神の伊藤監督「体育をしている時も事務室にいる僕の所まで常に声が聞こえてくるんですよ」 チームの指揮を執るのは、Jリーグ開幕時に名古屋グランパスの守護神だった伊藤裕二監督。部の強化に乗り出して7年目の中部大一高が悲願の選手権出場を果たした。今年のチームは決して前評判が高いわけではなかった。5月に行なわれたインターハイは県大会の初戦で敗退。今予選も「県大会すら出られないぞと言っていた」(伊藤監督)。だが、蓋を開けてみれば県3部リーグに所属するチームが、大同大大同高との3回戦から、4連続で1部リーグのチームをなぎ倒して、頂点まで駆け上がった。 原動力となったのは、大会を無失点で抑えた強固な守備。3バックの中央にそびえるディフェンスリーダーのDF北村昌樹(3年)と共に、GK下村駿季(2年)の貢献が大きかった。名古屋高との決勝でも、彼の存在感は際立っていた。名古屋の武
ボール支配で圧倒するも、絶好機はなかなか掴めない 第100回全国高校サッカー選手権埼玉大会は11月14日、埼玉スタジアムで西武台と浦和南による初顔合わせの決勝が行なわれ、西武台が延長の末1-0で競り勝ち、11年ぶり4度目の優勝を遂げた。 西武台は前半から、ボールを握る時間や相手陣営に攻め込む回数で優位に立ち、シュート数でも6本対4本と上回っていたが、決定打はむしろ浦和南のほうが多かった。鋭いクロスを供給しても、絶好のシュートを打っても、相手の素早い寄せとブロックに遭ってゴールを割れないでいた。 ただひとり1年生からレギュラーで主将のDF原田蓮斗(3年)は、「最後のところでゴール前に(パスが)入らなかった。浦和南は身体を張った守りが徹底していて、本当にきつい試合だった」と振り返った。 前半15分、左CKからMF坂本空翔(3年)が合わせたヘディングシュートはバーに助けら
開催期間:2021年12月28日~2022年1月10日 開催会場:(東京)国立競技場、駒沢陸上競技場、味の素フィールド西が丘(神奈川)等々力陸上競技場、ニッパツ三ツ沢球技場(埼玉)熊谷スポーツ文化公園陸上競技場、NACK5スタジアム大宮(千葉)フクダ電子アリーナ、県立柏の葉公園総合競技場 ※開催日変更の可能性あり ■出場校 ▽北海道・東北北海道予選:北海(2年ぶり11回目)青森県予選:青森山田(25年連続27回目)岩手県予選:専大北上(2年ぶり2回目)秋田県予選:秋田商(2年ぶり46回目)山形県予選:羽黒(3年ぶり8回目)宮城県予選:仙台育英(5年連続36回目)福島県予選:尚志(2年ぶり12回目) ▽関東茨城県予選:12月5日群馬県予選:11月23日栃木県予選:矢板中央(5年連続12回目)埼玉県予選:11月14日千葉県予選:11月14日東京都A予選:堀越(2年連続4回目)東京都
■出場校&出場校決定日 ▽北海道・東北北海道予選:北海(2年ぶり11回目)青森県予選:青森山田(25年連続27回目)岩手県予選:専大北上(2年ぶり2回目)秋田県予選:秋田商(2年ぶり46回目)山形県予選:羽黒(3年ぶり8回目)宮城県予選:仙台育英(5年連続36回目)福島県予選:尚志(2年ぶり12回目) ▽関東茨城県予選:12月5日群馬県予選:11月23日栃木県予選:矢板中央 - 佐野日大(11月13日)埼玉県予選:浦和南 - 西武台(11月14日)千葉県予選:流通経済大柏 - 市立船橋(11月14日)東京都A予選:國學院久我山 - 堀越(11月13日)東京都B予選:関東一 - 大成(11月13日)神奈川県予選:桐光学園 - 相洋(11月13日)山梨県予選:山梨学院高等学校(2年連続8回目) ▽東海・北信越新潟県予選:帝京長岡(4年連続9回目)富山県予選:富山第一(7年連続
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