雑誌「Sports Graphic Number」と「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回は高校サッカー、涙と青春の4つの言葉です。 <名言1> こんなに楽しそうにサッカーやるヤツらに負けちゃいけないって。でも、ホントは違うんだよね。 全国高校サッカー選手権では数々の伝説のゲームが生まれてきた。1990年代で“ベスト”と言われるのが1997年度の「雪の決勝」だ。 本山雅志や千代反田充らを擁して“赤い彗星”と称された東福岡が、インターハイと全日本ユースに続く史上初の三冠獲得なるかが注目の的だった。そこにさらなるドラマ性を生んだのは、当時8度の全国制覇を誇る名門・帝京、そして都内に降り積もる大雪だった。 当時、帝京も貞富信宏、そして中田浩二とJ内定者が複数人いた。その中で10番を背負った木島にはオファーがなく“就活
[5.3 関東高校大会東京都予選準決勝 駒場高 0-2 國學院久我山高]明らかにゲームの主導権が相手に渡り掛けていたタイミングで、PKを献上する大ピンチ。だが、守護神は冷静に状況を分析していた。「相手のペースになっていて、あそこで決められたらちょっとまずいかなというのはありましたし、練習でPKをやる時は3分の1ぐらいは止めていたので、体はちょっと浮いていたんですけど、左手一本で綺麗に止められたかなと思います」。國學院久我山高を救ったビッグセーブ。GK村田新直(3年=横浜FCジュニアユース出身)のPKストップが、試合の大きな分水嶺となった。前半5分までに2点をリードする展開。最高の立ち上がりを見せた國學院久我山だったが、一転して後半は駒場高の反撃に遭う。15分にはビルドアップを狙われ、決定的なピンチ。村田が果敢に飛び出してここは回避したものの、その2分後にはエリア内でのハンドを取られ、PKを
[5.3 関東高校大会東京都予選準決勝 駒場高 0-2 國學院久我山高]都立の雄、奮闘及ばず――。2日、2021年度関東高校サッカー大会東京都予選準決勝が行われ、都立勢としては唯一ここまで勝ち上がってきた駒場高と、2019年度優勝の國學院久我山高が対峙。前半に2点を決め切った國學院久我山が2-0と勝利を収め、関東大会の出場権を獲得している。いきなりの先制パンチは開始3分。左サイドをドリブルで運んだSBの飯野広陽(3年)は、そのままエリア内へ侵入してフィニッシュ。ボールは右スミのゴールネットへ到達すると、2分後の5分にも再び歓喜。「フワっと来たパスを、右足の爪先でいい感じでターンできて、良い所に置けたのが良かったですね」と振り返るMF森次結哉(3年)は、飛び出してきたGKの鼻先で浮かせるループシュートを選択。「正直自分でも良いゴールだったと思います」と笑顔を見せた新14番の追加点。あっという
高校サッカー選手権で大きな得点源になっている、ロングスロー 冬の高校サッカー選手権と言えば、話題になるのがロングスロー。今年も青森山田高校がロングスローで多くの得点を挙げたのをきっかけに、数日前からサッカー系のSNSは『ロングスローの好き嫌い』で持ち切りだ。ある意味、風物詩のようなもの。年始感がすごい。 話題の中心は「好き嫌い」であって、「OKかダメか」ではない。主観だ。そこがまさに、この手のテーマが盛り上がる理由でもある。好き嫌いに正解はない。正解のない議論は誰でも発言しやすく、果てしなくつづく。ロングスローに限らず、サッカーはそんな話が多い。 一方、なかには「あれってファウルスローじゃないの?」とルール違反を問う声もあるそうだ。そこはハッキリさせたほうがいいかもしれない。 正直、何回かに1回はファウルスローだと思う。サッカーの競技規則では、スローインの項目は以下のとお
[5.2 プレミアリーグEAST第5節 横浜FCユース 2-2 浦和ユース 保土ヶ谷]このプレミアリーグという最高峰の舞台を経験するにつれ、エースナンバーが似合う男へ、着々と進化しつつあることに疑いの余地はない。「10番は注目もされますし、注目される中で結果も出し続けていかないといけないと思うので、結果を求めてやっていければと考えています」。横浜FCユースのナンバー10。MF山崎太新(3年)はこれからも結果を出し続ける。「あまり自分たちのやりたいサッカーができない90分間だったなと思います」と山崎が話した通り、この日の横浜FCユースがいつものようなスタイルを打ち出せたかと言えば、確かに疑問符は付く。その中でも少ない好機を生かすのが、エースの仕事。その自覚が結果を引き寄せる。1点ビハインドの前半27分。左中央のギャップに潜ってボールを受けると、すぐさまサイドを走るMF前田柊(3年)へ展開。そ
[5.2 プレミアリーグEAST第5節 横浜FCユース 2-2 浦和ユース 保土ヶ谷] 醸し出す飄々とした雰囲気こそ、逆にこの男の凄味を感じずにはいられない。淡々と、クールに、相手を潰し、正確な縦パスを打ち込んでいく。「やっぱりトップの人たちは質が高いので、自分がまだまだだというのも確認できますし、やっぱりそういう方が僕は成長できるので、自分に驕らず、慢心せずに、謙虚にやっていければ成長できると思っています」。既にトップチームでデビュー済み。浦和レッズユースのDF工藤孝太(3年=浦和レッズジュニアユース出身)は今、サッカーの楽しさを改めて実感している。 4月21日。ルヴァン杯グループリーグ第3節の横浜FC戦で、42番を背負った17歳がスタメンリストに名を連ねる。前半は岩波拓也と、後半は槙野智章とセンターバックを組み、結果的にフル出場。「7割ぐらいは周りに助けられたおかげですけど、自
[5.2 プレミアリーグEAST第5節 横浜FCユース 2-2 浦和ユース 保土ヶ谷]今回招集されたU-18日本代表に選出されなかった事実は、さらなるステップアップを自分に課すための格好の機会になりそうだ。「(山崎)太新や自分と一緒にやっていたU-17の代表メンバーも今回入っていて、正直自分の中で悔しい想いがありますし、プレミアリーグにも代表のスタッフの方が見に来てくれているので、自分の自信のあるプレーをもっと発揮していきたいなと思います」。横浜FCユースのセンターバックを任されたDF杉田隼(3年=横浜FCジュニアユース出身)は、ここから這い上がる覚悟を決めている。浦和レッズユースとの一戦。立ち上がりから自身のパフォーマンスに、やや納得の行かない部分を抱えていたという。「自分のファーストタッチで1枚剥がしていくことだったり、フォワードへのロングボールや、フォワードの前に落とすボールを出すこ
[5.1 Jリーグユース選手権 グループB 第1節 水戸ユース 7-0 湘南U-18 ツインフィールド]「今日はゴールを獲るしかないという気持ちだったので、やっぱりハットトリックは嬉しいですね」。少しはにかみながら言葉を探す姿は、まだ高校生だということを思い出させてくれる。ただ、ゴール前では獰猛なストライカーとしての振る舞いが頼もしい。水戸ホーリーホックユースの点取り屋。FW内田優晟(2年=TRAUM SV出身)がツインフィールドで躍動した。ストライカーは悩んでいた。今シーズンはここまで公式戦ノーゴール。「去年まで凄く能力も高くて、得点も獲れていた子が、全然獲れなくなっちゃって」と樹森大介監督も言及したように、2年生になった内田はなかなか思うような結果を残せない。「この前の試合も全然シュートを打つことができなかったんです」とは本人。何とか不振脱出の糸口を見出すべく、この日のピッチに足を踏み
[5.1 Jリーグユース選手権 グループB 第1節 水戸ユース 7-0 湘南U-18 ツインフィールド]小学校3年生でジュニアに入ってから、今年でホーリーホックでのプレーも10年目になる“生え抜き”は、ユースチームの変化をこう捉えている。「ここ数年を見ても、トップに昇格する選手が増えていたり、試合の内容を見ていてもベースは一緒なんですけど、確実にレベルは上がっていっていますし、これからどんどん結果が出るようなチームになっていくんじゃないかなと思っているので、そこは凄く期待しています」。水戸ホーリーホックユースのキャプテン、DF北条真智(3年=水戸ホーリーホックジュニアユース出身)はクラブの可能性を信じている1人でもある。3年生の中でも一際大きい背番号には、こだわりがあった。「ジュニアに入って、最初にもらった練習着の番号が22番で、小学生の頃は公式戦のユニフォームが21番までしかなくて、着れ
女優でフィギュアスケート選手でもある本田望結さんがインスタグラム(@miyu_honda_official)に、青森山田高の1学年先輩で、サッカー部に所属するMF松木玖生との2ショット写真を公開した。 30日に18歳の誕生日を迎えた松木を祝福するもので、「birthday」と絵文字を交えて投稿。「18歳も輝いてください。かげながら応援してます!」と活躍を願った。 本田さんは子役時代から芸能界で活躍。昨年度は第99回全国高等学校サッカー選手権大会で応援マネージャーを務めた。 松木は高校サッカーの名門・青森山田高で1年生からレギュラーを獲得。2年生で10番を背負い、今年1月にはフランスのリヨンに練習参加している。 こ
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