[練習試合]全国トップレベルの相手との戦いで感じた「あと少し」の必要性。立正大淞南はこだわって目標達成へ

「全然、まだです」。ジャパンユース プーマ スーパーリーグでJFAアカデミー福島U-18(静岡)や履正社高(大阪)、星稜高(石川)に快勝するなど、まずまずのスタートを切っていた新生・立正大淞南高(島根)だが、1か月強ぶりとなる練習試合となったこの日は2連敗。チームリーダーの一人、MF山田和樹(新3年)は悔しさを滲ませていた。立正大淞南は昨年の10番MF山田真夏斗が松本入り。1ボランチを担う山田と左SB松村巧(新3年)が当時からのレギュラーだ。加えて、FW古山兼悟(新3年)、MF藤井嵐(新3年)、MF鈴木暁大(新3年)、MF吉田竜樹(新3年)や新2年生のCB岩本剛気、GK長野大河ら今年も面白い選手たちがいる。この日の高川学園高(山口)戦も、長崎総合科学大附高(長崎)戦も中央突破、高速プレスという特長を発揮する時間帯はあった。だが、いずれの試合も後半に前線の運動量を欠いたところや、細かなミスが

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[練習試合]新2年生FW中山2発。県リーグから上を目指す高川学園が自信となる連勝

[3.28 練習試合 高川学園高 3-0 立正大淞南高]28日、ともに今年1月の全国高校選手権に出場した高川学園高(山口)と立正大淞南高(島根)が練習試合で対戦し、高川学園が3-0で快勝した。高川学園が長崎総合科学大附高(長崎)との第1試合に続いて連勝した。だが、前半半ば以降は立正大淞南が高川学園のポゼッションを封鎖。回収力の高いMF山田和樹(新3年)らがボールを奪い、ショートカウンターを連発した。23分には中央を打開してFW矢野佑介(新3年)が決定的な右足シュート。その後も突破力を備えたMF鈴木暁大(新3年)が右サイドを強引に打開してからシュート、ラストパスに持ち込む。また、前線でFW古山兼悟(新3年)がボールを収めるなど分厚い攻撃を展開。後半立ち上がりにも鈴木やMF藤井嵐(新3年)、左SB松村巧(新3年)が次々とゴールに迫った。だが、CB田中誠太郎(新3年)やCB加藤寛人(新2年)を中

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練習から異質。滝川二で1年生から10番のMF藤田仁朗は「情けない」から「やっぱちゃうな」と言われる選手へ

兵庫の名門で1年生から10番を背負うMFは、トレーニングから目立つ存在だ。MF藤田仁朗(新2年)は、FW岡崎慎司(現ウエスカ)やFW金崎夢生(現名古屋)ら名手を輩出した滝川二高で昨年の選手権予選から10番を背負う注目株。トレーニングでは先輩たち相手に「そこを見ているんだ」「そこへ出すのか」というようなパスを連発したほか、キープ、フィニッシュの部分でも力を発揮するなど、目を引くようなプレーを見せていた。自分自身への要求は高い。「トレーニングで100%の力を出せへんと、試合でも100%の力は出せへんと思うし、そんくらい自分では意識高くやろうとは思っています。誰に見られても、『コイツ、やっぱちゃうな』と思われたいし、自分が入ることでリズムとか変えられる選手になりたいので意識しています」。レベルアップを求めるのには理由がある。1年生で10番を背負って臨んだ選手権予選は準々決勝敗退。「いくら1年やか

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興國・内野監督「トゥールーズからオファーが出そうだと言われた」。FW樺山とFW杉浦がフランスで高評価

興國高(大阪)のFW樺山諒乃介(新3年、横浜FM内定)とU-18日本代表FW杉浦力斗(新3年)が3月2日から7日までフランス1部・トゥールーズのセカンドチームに練習参加した。興國は2月21日からスペイン・フランス遠征。パリSGやエスパニョールの育成組織などと練習試合を行った。当初、2人はトゥールーズのU-19チームに練習参加する予定だったが、2月26日に行われたトゥールーズU-19との練習試合での2人の活躍を見たトゥールーズ首脳陣がセカンドチームでのトレーニングに昇格させることを決定。そのセカンドチームでもポテンシャルの高さを示したという。興國の内野智章監督によると、杉浦はクラブから高さに加え、技術面や活動量の多さを評価された模様。一方で、DFの驚異となるプレー、仕掛けの回数が課題となったようだ。より高い評価を獲得したのが樺山の方。横浜FMの承諾を得て練習参加したアタッカーは、技術的&am

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14年前に全国V。野洲高の10番は なぜプロ入りしなかったのか

今から14年前。「セクシーフットボール」と呼ばれた、卓越したボールテクニックとコンビネーションによるサッカーで、並み居る強豪を倒して全国初制覇を成し遂げた、滋賀県の野洲高校を覚えているだろうか。ファンの熱狂を呼んだあのサッカーを当時のメンバーに聞く。 ◆◆◆ 攻撃的かつ多彩なプレースタイルで、2005年度の全国高校サッカー選手権大会で日本一に輝いた、滋賀県立野洲高校。優勝メンバーのうち、青木孝太(元ジェフユナイテッド市原・千葉など)や楠神順平(元川崎フロンターレなど、現南葛SC)、乾貴士(現エイバル)など、6人がプロになった(ほかに、内野貴志/現MIOびわこ滋賀、田中雄大/現ブラウブリッツ秋田、荒堀謙次/元栃木SCなど)。 全国優勝した14年前の野洲高校で、チームメイトから「いちばんうまい」と認められていた平原研 そんなタレント集団で背番号10を背負い、チームメイトが「ケン

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誰もが認めた野洲高の天才は 「『SLAM DUNK』の仙道タイプ」だった

今年の頭に行なわれた全国高校サッカー選手権大会で、個々のスキルを生かした静岡学園が優勝したのは記憶に新しい。そして今から14年前、同じように卓越したボールテクニックとコンビネーションによる「セクシーフットボール」で、全国制覇を成し遂げた滋賀県の野洲高校を覚えているだろうか。ファンの熱狂を呼んだあのサッカーを当時のメンバーに聞く。 ◆◆◆ 彼のことを、誰もが「天才」と呼んだ。 2005年度の第84回全国高校サッカー選手権大会で初優勝を果たした、滋賀県立野洲高校。その攻撃的で多彩なプレースタイルは”セクシーフットボール”と呼ばれ、大きなインパクトを残した。 野洲高日本一の時の10番として活躍した平原研 その野洲高時代の同級生で、のちにJリーグで活躍したふたりは言う。 「『ケン!』って呼んだら、絶対にパスが出てくるんです。ほんま、いつ見てるんやろう?って思います」(青木孝太

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関西大学サッカーリーグは5月まで開幕延期

関西学生サッカー連盟は25日、4月開幕予定だったリーグ戦の開幕を延期する決定を下した。1部リーグは5月16日、17日に行われる第7節からリーグ戦が開幕。2部は同月17日の第7節から、3部も同17日の第6節からスタートとなった。試合はすべて無観客で開催する。 なお、総理大臣杯関西予選となる第49回関西学生サッカー選手権大会は予定通り開催する。そのため、1部リーグは6月3日に第1節を行うが、第2節は7月16日となる。 ただし、5月16日以降で新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開催できないと判断した場合、中止を含めた対応策がとられる。 また関係者へのコロナウイルスの陽性確認、濃厚接触者がいるなどの理由で活動が出来ない大学が出た場合は、全てのカテゴリの前期リーグを中止する。

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日章学園監督退任の早稲田一男氏が新たな挑戦。“ライバル”宮崎日大総監督就任へ

日章学園高監督を退任する早稲田一男氏は宮崎県内のライバル、宮崎日大高の総監督就任へ 定年のため、日章学園高(宮崎)監督を退任する早稲田一男氏が、同じ宮崎県内のライバル校である宮崎日大高の総監督に就任することが分かった。早ければ、25日にも宮崎日大から発表される模様。日章学園を全国区の強豪に育て上げた名将は、同校から約2kmの位置(宮崎日大第2グラウンド)で練習する精鋭で、新たなチャレンジをすることになった。 当初、早稲田氏は35年間監督を務めた日章学園での指導を、定年後も継続することを希望。だが叶わず、新天地を探していた。一方、宮崎日大は、以前から日本高校選抜の監督も務めた経歴を持つ早稲田氏の経験、手腕を非常に高く評価。約2か月前に退任の正確な情報を得て、そこからの打診・交渉を経て“宮崎サッカー界のレジェンド”を迎え入れることになった。 宮崎日大は、現役時代に国見高(長崎)な

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千葉・市船橋高の石渡靖之元監督が愛知東邦大サッカー部指揮 東邦高も含む総監督就任へ

愛知東邦大がサッカー部を強化するために千葉・市船橋高の元監督、石渡靖之さん(60)を招聘することになった。4月1日付で、同じ学校法人の東邦高も含めたサッカー部総監督に就任する見込み。 石渡さんは2003年度から10年度まで市船橋監督を務め、全国高校総体優勝3回、高校選手権準優勝などの成績を残した。和泉竜司(鹿島)、増島竜也(千葉)、カレン・ロバート(元磐田)ら、のちのJリーガーを指導。監督を退いた後、本年度まで同校の校長を務める。 愛知東邦大は現在、東海学生リーグ2部。初めての1部昇格を目指している。

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総監督は福岡大・乾監督。創部2年目の福大若葉は高大一貫の取り組みで強化し、福岡4強、その先へ

福大若葉高は系列の福岡大サッカーグラウンドなどでトレーニングを行い、高大一貫での強化を目指す 他にはないカタチで激戦区・福岡に新風を吹かせる――。福大若葉高(福岡県福岡市)は、19年4月の男女共学化とともに男子サッカー部を創部。系列の名門・福岡大との高大一貫による強化をスタートしている。 現在、九州大学リーグ1部で3連覇中の福大は、09年の総理大臣杯で大学日本一。天皇杯でJ1チームを撃破した実績を持つほか、日本代表FW永井謙佑(現FC東京)ら約70名ものJリーガーを輩出している全国区の強豪大学だ。19年の共学化へ向けて男子生徒募集を始めた福大若葉と福大が協力し、福大若葉男子サッカー部を強化することを決定。約30年に渡って福大の指揮を執る名将・乾眞寛監督が福大若葉の学校説明会にも出席し、男子サッカー部立ち上げ・強化を中学生たちに伝えていた。 乾氏は、福大若葉の総監督兼アドバイザ

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