[1.5 高校選手権準々決勝 矢板中央2-0富山一 駒沢]9日の準決勝で矢板中央高(栃木)GK藤井陽登(2年)は生まれ故郷・青森県の絶対王者に君臨する青森山田高に挑む。ベスト4で敗退した昨年度は決勝での対戦が叶わず、「来年は(対戦する)チャンスをつかめるようにしたい」「試合をした時には倒したい」と語っていた念願が実現。高橋健二監督も「うちのGKは青森出身なので、青森山田と対戦したいという本人の一つの目標がようやく実現する」と代弁した。中学時代、全国的には無名だった。青森県十和田市出身の藤井は地元の十和田中から、木村大地GKコーチ(青森山田高出身)の誘いを受けて矢板中央に進学。強豪校の守護神として進化を遂げ、キックやシュートストップの能力を開花させた。昨年度は選手権デビューを飾った大分高戦(2-2 PK6-5)でPK戦勝利の立役者になり、一躍注目を集めた。1年生GKにして大会優秀選手に選出さ
昌平高を下した山梨学院高(山梨)がベスト4進出 [1.5 全国高校選手権準々決勝 山梨学院高1-0昌平高 フクアリ] 第99回全国高校サッカー選手権準々決勝が行われ、フクダ電子アリーナの第1試合では3年ぶり7回目の出場となる山梨学院高(山梨)と2年連続4回目の出場となる昌平高(埼玉)が対戦。前半7分に先制した山梨学院が1-0の完封勝利を収め、優勝した09年度以来、11年ぶりのベスト4進出を果たした。 9月20日に行われたプリンスリーグ第3節の対戦時には1-0で昌平が勝利。リベンジを狙いたい山梨学院が試合開始早々の前半7分に先制に成功する。左サイドからFW野田武瑠(3年)が蹴り出したFKをファーサイドのDF一瀬大寿(3年)が折り返すと、FW久保壮輝(3年)がヘディングで押し込んでスコアを1-0とした。 さらに前半11分には野田のスルーパスから前線に駆け上がったMF谷口航大(
「てっぺんまで辿り着くまでにはいくつかの階段がある」ゼロから頂上まで上がっていく苦労とは? 対談を行なった元帝京高監督の古沼貞雄氏と元流経大柏高監督の本田裕一郎氏。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部) 今年もいよいよ高校サッカー選手権の季節が到来。99回目を数える伝統の大会を迎え、『サッカーダイジェストWeb』では優勝監督として大会の歴史に名を刻んだふたりの名将、元帝京高サッカー部監督の古沼貞雄氏と元流通経済大柏高サッカー部監督の本田裕一郎氏による対談を企画した。首都圏開催が始まった当初の選手権の雰囲気から、全国の強豪となるまでの苦労、指示に従わなかった教え子Jリーガーの話など、エピソード満載のクロストークとなった。 ――◆――◆―― ――高校サッカー選手権は今年度で99回目を迎えます(※インタビューは11月下旬に行なわれた)。やはり1974年の首都圏
17本のシュートを浴びるも無失点で凌ぐ 2試合連続でPK戦勝利を呼び込んだ藤井。写真:金子拓弥 [高校選手権3回戦]矢板中央0-0(3PK1)東福岡/1月3日(日)/等々力 衝撃の全国デビューから1年。今大会でも特大の存在感を放っているのが、矢板中央の2年生GK、藤井陽登だ。 1年生だった1年前の選手権では、初戦の大分戦でチームをPK戦勝利に導く活躍。5試合・4失点、2完封の活躍でベスト4進出の原動力のひとりとなり、大会の優秀選手にも選出された。 今大会のパフォーマンスも出色だ。初戦となった2回戦の徳島市立戦では、1点を奪われたものの、1-1で突入したPK戦で6人目をストップ。またしてもヒーローとなった。 迎えた3日の3回戦では、過去3度の優勝を誇る東福岡に序盤から猛攻を受け、計17本のシュートを浴びながらもゴールを死守。とりわけ、後半32分の至近距離か
[1.3 高校選手権3回戦 矢板中央0-0(PK3-1)東福岡 等々力]伝統の堅守で“赤い彗星”を退けた。攻撃力の高い東福岡に17本のシュートを浴びたが、矢板中央高(栃木)は統制された守備で無失点に抑えると、PK戦ではGK藤井陽登(2年)が2日連続の活躍ぶりを見せ、4年連続のベスト8進出を決めた。東福岡のサイド攻撃は驚異だったが、U-17日本代表のドリブラーMF青木俊輔(3年)に対峙した右SB坂本龍汰主将(3年)は縦へのスピードに対応しつつ、周囲と連動して守備。「個では勝てない部分があったので、サイドハーフやボランチをコントロールしながら組織で守った」。中央には強固な守備ブロックを構築し、ゴール前でCB新倉礼偉(3年)を中心に身体を投げ出してブロックすれば、シュートを打たれてもGK藤井が防ぎ切った。2日の徳島市立戦(1-1 PK6-5)は前半のうちに先制したものの、後半押し返されて失点し、
[1.3 選手権3回戦 神戸弘陵高 1-3 帝京長岡高 フクアリ]決勝点は、今大会屈指とも言える美しいゴールだった。後半14分、帝京長岡高は右サイドでの奪い返しからワンツーで相手選手を剥がすと、右中間で前を向いたMF川上航立主将(3年)がゴール方向へドリブル。そしてDF3人を釣り出してから緩いパスをPAのFW葛岡孝大(3年)へ当てる。ここから葛岡、落としを受けたMF廣井蘭人(1年)が状況を良く見て連続での1タッチパス。角度のついた2本のダイレクトパスに神戸弘陵高DFはついて行くことができず、最後は「右サイドで良い形で崩してもらって、(左の)自分が空くと思って、良いボールが来たので流すだけだった」というMF上野一心(3年)が、右足ダイレクトでゴールへ流し込んだ。川上は「練習でほとんど毎日やっている形だったので、きょうそれが出せたので良かったです」と語り、この日の試合内容について厳しく指摘をし
[1.3 全国高校選手権3回戦 藤枝明誠高1-1(PK6-7)山梨学院高 駒場]昨年度の大会で静岡学園が残した強烈な印象は、いまなお多くの人々の記憶に残っているようだ。そのディフェンディングチャンピオンを県予選準決勝で破って(○3-0)、静岡県の代表校となった藤枝明誠高(静岡)の松本安司監督は、「どこに行っても『優勝』という言葉を言わないといけない」、「まわりの圧力は感じる部分があった」と苦しみの胸のうちを明かした。“静学を倒したチーム”、“静岡県の連覇を担うチーム”という重圧。それに加えて、首都圏に移動してから、コロナ禍で外出の自由はなくなりホテルで過ごすことを余儀なくされた。そんな選手たちを思い「リラックスさせてあげられる部分はもう少しあったのかな」と指揮官は自答する。残念ながら藤枝明誠の選手権は、3回戦で終わりを迎えた。今年のチームを「わがままな選手の集団ではありましたが、1年かけて
[1.3 選手権3回戦 神戸弘陵高 1-3 帝京長岡高 フクアリ]相手ボールを高い位置で奪い取ってスタンドのチームメートを沸かせ、質の高いキックでまたスタンドを沸かせる。そして、チャンスメーク、ゴール……。2年連続3回戦で激突した神戸弘陵高対帝京長岡高戦の主役は、帝京長岡のエースナンバー「14」を背負うMF川上航立主将(3年)だった。川上は今年の帝京長岡の“心臓”だ。細かなポジショニングと豊富な運動量、視野の広さでチームのバランスを整え、誰より多くボールに絡んで攻撃のリズムを生み出す。その上で今年の帝京長岡の“色”である切り替えの速さと球際での強度を誰よりも体現。そして、バランサーとしてのリミッターを外して前に出た時により怖さを発揮する。この日は決勝点の起点になった。1-1の後半14分、右中間でのワンツーでDFを剥がした川上は、「自分が触ったところのスペースが空いて一個入ってみた」とスピー
[1.2 選手権2回戦 矢板中央高 1-1(PK6-5) 徳島市立高 ニッパ球]2回戦から登場した昨年度4強・矢板中央高(栃木)が初戦を突破した。負傷明けのDF坂本龍汰主将は1-1に追いつかれた直後、後半25分から途中出場。キャプテンマークを巻いて一年ぶりに選手権のピッチに立ち、DFラインを引き締めた。「難しい試合になるのは予想していた。矢板中央らしいサッカーで勝ち切れたのは収穫」。昨年度は右サイドバックのレギュラーとして4強入りに貢献し、主将としてチームを統率する坂本は10月末に鎖骨を骨折。県予選を欠場する憂き目に遭ったが、昨年12月13日に行われたプリンスリーグ関東の川崎F U-18戦でAチームの公式戦に復帰し、初戦は後半途中からの出場となった。中学時代までを地元・徳島県で過ごし、栃木県の強豪・矢板中央へと越境入学。全国初戦で徳島市立と対戦する巡り合わせとなり、DF前田俊(3年)やMF
[1.2 選手権2回戦 藤枝明誠高 3-2 新田高 駒場]39年ぶり出場の新田高(愛媛)が、静岡王者の藤枝明誠高に襲いかかった。立ち上がりからハイプレスで主導権を引き寄せると前半8分、エースMF玉井斗和(3年)がGKの頭上を越す約30mのスーパーゴール。DF大野哲平主将(3年)が「玉井のゴールっていうのはチームの勢いを乗らせる力がある」という一撃で完全に乗った。県予選5試合で18ゴールを叩き出している新田はアグレッシブなサッカーを継続。20分にもMF岡田樹(3年)の思い切りの良い左足ミドルがDFの身体を弾いてゴールへ吸い込まれた。清水祐貴監督が「こっちの想像以上に良い出足ができた」という連続パンチで2-0。静岡王者を飲み込みかけた。前半終了間際の失点が悔やまれるが、退場者を出して10人での戦いになった中でも組織的な守りで1点リードを保持。ボールを握られ、ゴール前にクロスを通されても、決定打
- 1 トッテナム・ホットスパーFC VS リヴァプール 予想、対戦成績、最新情報2024/1/9
- 2 AJオセール VS LOSCリール・メトロポール 予想、対戦成績、最新情報2024/1/11
- 3 FCナント VS ASモナコ 予想、対戦成績、最新情報2024/1/11
- 4 フラム VS ワトフォード 予想、対戦成績、最新情報2024/1/10
- 5 マッカーサーFC VS アデレード・ユナイテッドFC 予想、対戦成績、最新情報2024/1/6
- 6 アーセナル VS ニューカッスル・ユナイテッド 予想、対戦成績、最新情報2024/1/8
- 7 メンヒェングラートバッハ VS FCバイエルン・ミュンヘン 予想、対戦成績、最新情報2024/1/12
- 8 レアル・マドリード VS RCDマヨルカ 予想、対戦成績、最新情報2024/1/10
- 9 スタッド・ラヴァル VS レッドスターFC 予想、対戦成績、最新情報2024/1/11
- 10 メルボルン・シティFC VS ウェスタン・ユナイテッドFC 予想、対戦成績、最新情報2024/1/7