青森山田OBは「どんな形でもゴールはゴール」 黒田剛監督が「トータル的になんでもできるのがテーマ」と語り、ロングスローも武器の一つとしている青森山田。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部) 第99回全国高校サッカー選手権大会は1月5日に準々決勝が開催され、ベスト4には山梨学院、帝京長岡(新潟)、矢板中央(栃木)、青森山田が勝ち進んだ。 その冬の風物詩で、物議を醸しているのが「ロングスロー」だ。 近年は多くの学校が採用し、この“飛び道具”からの得点を武器とする強豪校も珍しくない。それが、改めて話題となっているのは、1月3日に行なわれた3回戦の帝京大可児戦で、優勝候補の青森山田がスローインからなんと3ゴールを挙げたからだ。 SNS上では「ロングスロー」に対して、「どうかと思う」「正直嫌いです」「つまんねぇと思う」「アンチフットボールだ」など異議を唱える声があ
日本サッカー協会(JFA)は5日、第99回全国高等学校サッカー選手権大会の準決勝・決勝を無観客で実施すると発表した。 高校サッカー選手権は現在準々決勝まで消化し、9日に準決勝、11日に決勝を控えている。JFAは今回「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、保護者・学校関係者等の観戦を中止し、無観客で行うこととなりました」として無観客で実施すると発表した。 JFAは準決勝および決勝のみチケットの一般販売を行うこと、また、サッカー部員、保護者、生徒等の学校関係者で構成されるチームの応援団はこの対象とならず、観戦可能とすることを2020年12月時点で発表していたが、状況を鑑み無観客での実施が決定した。
今大会最多のプロ内定者4名に加え、脇を固めるタレントも多士済々 エースの須藤(10番)が山梨学院の包囲網を突破にかかる。しかしゴールを奪うことはできなかった。写真:田中研治 [高校選手権準々決勝]昌平0-1山梨学院/1月5日(火)/フクアリ 今大会最多のプロ内定者4人を持ってしても――。昌平は準々決勝で山梨学院に敗れ、昨年に続いてあと一歩のところで準決勝の舞台に辿り着けなかった。 左サイドハーフに入るMF須藤直輝(3年)、ボランチのMF小川優介(3年)はともに鹿島アントラーズに入団が内定。FW小見洋太(3年)はアルビレックス新潟へ、中盤の汗かき役を担う柴圭汰(3年)も福島ユナイテッド入団が内定している。 脇を固めるタレントも多士済々で、右サイドハーフの荒井悠汰は1年生ながらパワフルな突破でチャンスに絡み、トップ下の平原隆暉(2年)は気の効いた位置取りで攻撃に深みを与
鹿島加入が内定している昌平高MF須藤直輝(写真協力『高校サッカー年鑑』) 第99回全国高校サッカー選手権の準々決勝が5日に行われ、ベスト4は山梨学院高(山梨)、帝京長岡高(新潟)、矢板中央高(栃木)、青森山田高(青森)に決まった。 同大会では毎年、ロングスローが有効な戦法の1つとなってる。準々決勝でも青森山田や矢板中央が見事な遠投から勝利につながるゴールを奪った。だが、このロングスロー戦術がSNS上で賛否両論を巻き起こし、肯定派と否定派のさまざま意見が飛び交う状況となっている。 そうした中、青森山田OBのヴィッセル神戸MF郷家友太が3日に自身のツイッター(@GOKE_YUTA)を更新。「どんな形でもゴールはゴール。使える武器は使う。ロングスローから3得点。さすがです」と、同日の3回戦・帝京大可児高(岐阜)戦(○4-2)でロングスローから3得点を挙げた母校を称賛した。 また
[1.6 #atarimaeniCUP1回戦 流通経済大 2-1 北陸大]北陸大DF新井健太郎(4年=青森山田高)の冬は1回戦で幕を閉じた。「Jリーグの舞台でやりたいと思っている。ゆくゆくは日本代表になって活躍したい」。大会前には内定していた就職先を急きょ辞退。諦め切れなかった夢のため、次のステージでのオファーを待つ構えだ。関東2部王者で大会優勝候補との呼び声高い流通経済大に対し、互角以上に渡り合う時間も長くつくった北陸大だったが、ペナルティエリア外からのシュート2本を決められて1-2で敗戦。昨季の全日本大学選手権では後半アディショナルタイムの失点で常葉大に敗れており、またも初戦突破は果たせなかった。「昨年はいいゲームしたね、惜しいゲームだったねと言われてきて、今年は改善しようと思っていたけど、チームとして進歩がなかった。最後に運動量のところが落ちたり、足がつる選手が出た。流経大の選手たち
[1.6 NEW BALANCE CUP決勝 帝京高 0-2 静岡学園高 時之栖裾野G]“裏選手権”は静学が制す――。「2021 NEW BALANCE CUP」(通称:裏選手権)は6日午後、決勝を行い、静岡学園高(静岡)が2年ぶりの優勝を飾った。帝京高(東京)と対戦した静岡学園は、MF川谷凪(2年)とMF松永颯汰(2年)のゴールによって2-0で勝利。参加28校の頂点に立った。静岡学園は前半5分、右SB栗山諒(2年)からMF小泉龍之介(2年)、MF菊池柊哉(2年)の両ボランチを経由して左SB野村海翔(2年)まで展開。そこから仕掛けにかかると、最後はMF古川陽介(2年)がカットインしながら上げたクロスを中央の川谷が頭でゴールへ突き刺した。その後もFW持山匡佑(2年)、松永、古川、川谷のアタッカー陣や中盤、SBの選手たちが次々とドリブルで仕掛け、同サイドからしつこく攻めて帝京の守りをこじ開けよ
高校サッカープレイヤーが続々とJ内定を獲得。加入内定選手65人の内訳は高体連所属の選手が34人、Jクラブユースからが31人となっている。内定者は以下の通り。 【高体連】▽青森山田DF藤原優大(→浦和レッズ)DFタビナス・ポール・ビスマルク(→いわてグルージャ盛岡) ▽尚志FW阿部要門(→モンテディオ山形) ▽前橋育英MF櫻井辰徳(→ヴィッセル神戸) ▽昌平MF須藤直輝(→鹿島アントラーズ)MF小川優介(→鹿島アントラーズ)MF柴圭汰(→福島ユナイテッドFC)FW小見洋太(→アルビレックス新潟) ▽流通経済大柏GK松原颯汰(→ジェフユナイテッド市原・千葉) ▽修徳MF大森博(→徳島ヴォルティス)FWブワニカ啓太(→ジェフユナイテッド市原・千葉) ▽東海大高輪台FW横山歩夢(→松本山雅FC) ▽桐光学園DF奈良坂巧(→町田ゼルビア) ▽日大藤沢FW鈴木輪太朗
トップは4ゴールで2選手が並ぶ 得点ランキングに名を連ねる4選手。左から帝京長岡・葛岡、関東一・笠井、帝京大可児・大森、青森山田・松木。(C)SOCCER DIGEST 全国高校サッカー選手権大会は1月5日、準々決勝の4試合を開催。山梨学院(山梨)、矢板中央(栃木)、帝京長岡(新潟)、青森山田(青森)が勝ち名乗りを上げた。 無観客での開催が決まった9日の準決勝では、山梨学院と帝京長岡、矢板中央と青森山田が激突する。 優勝校の行方とともに注目されるのが個人タイトルだ。 得点ランキングでは準々決勝終了時点で、トップに4得点で2選手が並ぶ。関東一のFW笠井佳祐(3年)は初戦の山辺戦でハットトリックを達成。ベスト16まで進んだ帝京大可児のFW大森涼(3年)は3戦連発で計4ゴールを決めている。 3位には3ゴールで3人がつけた。2回戦から出場した仙台育英の2年生ボランチ島野
「人間って人に言われた通りやっていると限界があるかもしれない」 2003年まで帝京高を指導した古沼氏。選手権では6回の王座を勝ち取った。写真:サッカーダイジェスト 今年もいよいよ高校サッカー選手権の季節が到来。『サッカーダイジェストWeb』では優勝監督として大会の歴史に名を刻んだふたりの名将、元帝京高サッカー部監督の古沼貞雄氏と元流通経済大柏高サッカー部監督の本田雄一郎氏による対談を企画した。高校サッカーの酸いも甘いも知り尽くした重鎮たちによる、エピソード満載のクロストークをご覧あれ。 ――◆――◆―― ――本田先生は以前から技術を重視し、とりわけワンタッチパスにこだわった指導を続けてこられましたね。 本田「いじる(キープ)のも大事ですけど、なにを目指すかというと、究極のワンタッチ。練習で、ワンタッチでパスしてごらんっていうと、サッカー経験者でも続けるのは難しい
[1.5 選手権準々決勝 堀越高 0-4青森山田高 駒沢]29年ぶり3度目の出場で初のベスト8進出。そして、準々決勝で2カテゴリー上のプレミアリーグに所属(20年度は限定のスーパープリンスリーグ東北所属)する青森山田高と真剣勝負する機会を得た。結果は前半の4失点によって0-4で敗戦。シュート数2-17の完敗だった。堀越高はチームの歴史を塗り替えたが、優勝候補筆頭・青森山田の前に進撃はストップ。MF日野翔太主将(3年)は「自分たちの今のこの準備では足りなかったかなと思います。寄せのところとかも今の自分たちの“基準”よりも全然高くて、完敗だったなと言うのがあります」と認めた。それでも、佐藤実監督は「高校サッカー界の中でもスーパーなチームと対戦することができて光栄」と感謝し、「これまでは多分、テレビでとか、メディアさんの情報ということでしか知らなかった世界なので、これを体感できたことからこの“基
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