よそ見をしている暇はない。FC東京U-18FW野澤零温はゴールまでの道筋だけを視界に捉える

[6.26 プレミアリーグEAST第8節 FC東京U-18 1-0 浦和ユース 武蔵野苑] プロのピッチに立った経験は、その意識を一段階も、二段階も引き上げる大きなキッカケになった。だからこそ、どこでプレーしていても、一度味わってしまった基準を落とす訳にはいかない。「実際プロのピッチの中で感じたことや、ベンチの中で感じたことは凄く大きなことで、そこで『良い経験になった』で終わらせず、このチームに還元できるように、自分としても成長できるように、と思ってやっています」。FC東京U-18(東京)の18番を背負うストライカー、FW野澤零温(3年=FC東京U-15深川出身)がノリ始めている。 前半だけで積極的に放ったシュートは3本。23分には2トップを組むFW生地慶多(2年)が右から折り返したボールを、エリア内でシュートまで持ち込むも、相手DFのブロックに遭い、ゴールには至らず。「前半で決められるチ

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無名の高校から強豪校へ!昌平高校サッカー部・藤島崇之監督が語る「4つのルール」

昌平高校サッカー部の藤島崇之監督が、6月26日放送のサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:20~)にゲスト出演。名指導者たちのオリジナリティに迫っていく企画「名将の自分ルール」で、高校サッカー部の育成の常識にとらわれない“4つのルール”を紐解いていく。 1970年代にサッカー日本代表として活躍した藤島信雄を父に持つ藤島。1998年に習志野高校で全国高校サッカー選手権に出場し、卒業後は、名門・順天堂大学でプレー。その後、青森山田中学校のコーチとなり、2007年に昌平高校の監督に就任。無名だった同校を、2019年、2020年には2大会連続で全国高校サッカー選手権ベスト8に導いた。さらに、2016年からは毎年Jリーガーを輩出し、これまで10人がプロの道へと進んでいる。 そんな藤島が掲げる4つのルールを番組で紹介。番組MCの勝村政信が「クラブチームを作っている仲

昌平高校
藤島崇之監督
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【第45回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)】クラブユース選手権は来月25日に開幕

全国9地域の代表32チームが出場する第45回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)が7月25日から8月4日にかけて群馬県内で行われる。 大会は28日までグループステージを実施。その後、ラウンド16が29日、ラウンド8が31日に開催され、8月2日の準決勝を経て4日に決勝が行われる。

第45回日本クラブユースサッカー選手権
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鹿島学園・鈴木雅人監督「今までにない疲労があるなか、みんな頑張って戦ってくれた」

スペインのビジャレアルと提携をし、人工芝グランド2面と室内練習場、選手寮を完備。日本屈指の設備と育成メソッドで選手を育成し、OBでは東京オリンピック日本代表のFW上田綺世らを輩出している、鹿島学園の鈴木雅人監督に、全国切符を手にした茨城県予選決勝後に話を伺った。 ーー見事な逆転劇でしたが、今日の試合は振り返ってみていかがでしたか? 5試合目だったので、今までにない疲労が選手にあって、最後はバタバタしましたが、みんな頑張って戦ってくれました。 ーー前半2点取られてのハーフタイムはどのような事を選手に伝えましたか? 前半で2点取られたのは予想外でしたが、選手には「いきなり逆転ではなく、一つひとつまずは、残りの40分で2点返していこうと。そして延長でそこからまたエンジンをかけて頑張っていこう」という話をしました。たまたまですが本当にそのような形になりました(笑)。 ーー後半1

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鈴木雅人監督
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東海大相模、相洋の両監督に決勝戦の印象と全国大会へ向けての課題を聞く

6月20日、令和3年度全国高校総体(インターハイ)神奈川予選決勝、東海大相模対相洋が行われ、3-2で東海大相模が勝利。試合後、東海大相模の有馬信二監督、相洋の綱島陽介監督がそれぞれ取材に応じた。 有馬信二監督のコメント ーー今日の決勝戦は、意外にもタフなゲームとなりました。勝利した今の心境をお聞かせください。 「神奈川県代表を勝ち取って安心したのか、ウォーミングアップのときから選手たちは気が抜けていたました。だから試合前のミーティングでは喝を入れました。試合開始すぐに先制点を取ったのはいいのですが、そのあと相手のPKとFKで逆転。2本のシュートで逆転ですからね。ハーフタイムに、もっと上を目指さないんだったらやめたほうがいい、もっと上を目指せよ、ということを話しました。プロの練習に行っている選手、大学の練習に呼ばれている選手もいるのに、もったいないですよ」 ーー試合中も、珍しく大

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今年こそ全国で上へ。鹿島学園左SB渕伸平主将「接戦のところで勝ち切れるように」

[6.23 インターハイ茨城県予選決勝 明秀日立高 3-4(延長)鹿島学園高] 「前半あの形で失点してしまってどうなるかなというのがあったんですけれども、後半と延長含めて全員で諦めることなく全員で勝つという方向に向かって戦えたというのは良かったと思います」。鹿島学園高の左SB渕伸平主将(3年=セレッソ大阪西U-15出身)は0-2からの逆転勝利にホッとした表情を見せていた。 1年時から先発を経験し、昨年度は選手権も経験してきた実力派の左SBは今年のチームについて、「タレントがいない中で一人ひとりが自分のできることを最大限試合の中でできるというチーム力というんですかね、そういうところが強みかなと思います」と分析する。 渕は大阪から茨城の強豪へ進学。主将として迎える3年目は重圧もあったという。「去年、全国に連れて行ってもらった立場なので、今年はキャプテンという立場を任せてもらって、こ

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物理の授業は英語、大学レベルの実験の日々…堀池巧らOBが驚く清水東「理数科の10番」、古豪復活を託された秀才高校生の決断とは

6月6日、全国高校サッカーインターハイ静岡県予選決勝。古豪・清水東が一昨年度の選手権王者・静岡学園に挑んだ。 しかし、延長戦までもつれる3-3の壮絶な打ち合いの末、PK戦で惜しくも敗戦。実に29年ぶりの全国大会出場まであと一歩届かなかったが、タレント揃いの静岡学園に一時は3-1のリードを奪った戦いぶりは多くのオールドファンの心を揺さぶるものであった。 静岡県立清水東高校といえば、高校サッカー界でその名を知らない者はいないほどの名門校だ。1972年度のインターハイで初めて全国優勝を果たすと、その後はインターハイ優勝4回、選手権優勝1回・準優勝3回という輝かしい成績を残している。 OBも華やかで長澤和明(元日本代表、女優・長澤まさみの父)、大木武(ロアッソ熊本監督)、反町康治(日本サッカー協会技術委員長)、大榎克己(清水エスパルス強化部長)、長谷川健太(FC東京監督)、堀池巧(順天

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【総体予選】本大会出場の全52校が出揃う! 矢板中央、鹿島学園が新たに名乗りを上げ、埼玉決勝では…

武南は惜しくも7大会ぶりの本大会行きならず 埼玉決勝は正智深谷(手前)に軍配。復権を期した武南(奥)は僅差で涙を呑んだ。写真:金子拓弥 6月23日、令和3年度・全国高校総体(インターハイ)は男子サッカーの地区予選が関東3県で開催され、新たに栃木、茨城、埼玉で代表校が確定した。 埼玉決勝は正智深谷と武南の顔合わせとなった。立ち上がりから正智深谷は、武南に主導権を握られる苦しい展開。相手の両ウイングバックの果敢な仕掛けに手を焼き、守勢に立たされる時間帯が続いた。それでも、したたかに先制点を奪ったのは正智深谷。前半24分、FW山口陽生(3年)がハーフウェーライン付近でボールを受けると、GKが前に出ているところを見逃さずにロングシュートを放つ。なんとこれが決まり、先制点を奪ったのだ。 以降は正智深谷が粘り強い守備で武南の攻撃を跳ね返し、後半に入っても集中力を切らさず、逃げ切りに

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全試合無失点!激戦区千葉を制した流経大柏、圧巻の強さの陰に主将が取り入れた意見を出し合える環境づくり

キャプテン渋谷は本職のボランチだけでなく2トップやCBでもプレー インターハイ千葉県予選決勝は、流経大柏が4年ぶり15回目の優勝を手にした。決勝トーナメント初戦から登場し、4試合連続クリーンシートに加え、暁星国際との決勝戦では6-0の圧勝劇。この強さの中心にいるのが、キャプテンの渋谷諒太だ。 1、2年と学年キャプテンをやっていた渋谷は、今年のキャプテン決めに立候補をして就任。渋谷が取り入れたのは、全員でコミュニケーションをとりながらチームを構築していくスタイルだった。 「榎本(雅大)監督が『プレーヤーズファーストのチームを作る』とずっと言ってくれて、そのためには選手たちがきちんと意見を出し合いながら、チームを構築していかないといけないと僕らの意思を尊重してくれている。だからこそ、僕が中心となってもっとみんなで意見が出し合える環境を作りたい」 厳しく厳格なキャプテンと言うより

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帝京・日比威監督「本当に苦しかった。ただ諦めないでいればチャンスが来るだろうと思っていた」

選手権6度、インターハイ3度の全国制覇を誇る、高校サッカー界の名門・帝京。ここ数年は、全国大会出場まであと一歩と迫りながら、ことごとくその高い壁に跳ね返されてきたが、ようやくインターハイの扉をこじ開けた。全国出場権がかかった準決勝の堀越戦も本当に苦しい展開で、諦めずに戦った結果のインハイ切符だった。試合後にチームを率いる日比威監督にインタビュー。涙ながらに今までの苦しい思いや試合について語ってくれた。 ーー劇的な試合でしたけれども振り返っていただけますでしょうか? 苦しいよね…。いや、また負けるのかと思って。みんな走って、良かったと思いますよ。 ーー就任してから「あと一歩…」というのが何回もありましたけれども? 6回目なのでね、今日で。この6回目は相当キツいですよね。でも本当によく走ってよくやってくれたと思いますよ。 ーーGKからコンバートしたDF荻野(海生)選手が同点

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日比威監督
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