高校サッカーもデータの時代に 改革目指す指揮官を突き動かした危機感とは

「これからは高校サッカーもデータの時代ですよ」。流通経大柏高校サッカー部の本田裕一郎監督が、全国高校サッカー選手権大会期間中に繰り返し口にしていた言葉だ。本田監督はユース年代の最新強化システムを学ぶため、14年から年に1度のペースでドイツに飛び、強豪クラブのユースチームを視察している。そこでドイツ1部ライプチヒのプレッシングサッカーに感銘を受け、戦術をチームに落とし込んだ。プレッシングサッカーが流通経大柏の代名詞になって18年夏からはあるエッセンスを加えた。それが、GPSシステムだ。18年7月の全国高校総体後に渡欧し、ライプチヒやオーストラリア1部ザルツブルクのユースチームを視察。GPSといえばサッカー日本代表も練習から取り入れるなど、最近は強化のマストアイテムとなっているが、サッカー先進国の欧州ではユース年代から最新機器が取り入れられていることに感動したという。早速、帰国後に約3万円のG

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