[7.24 高円宮杯プリンスリーグ関東第5節 前橋育英 0-0 昌平 前橋育英高崎G] 誰が相手でも、どこのポジションを任されても、自分にできることは変わらない。そのことを認識しているからこそ、起用された理由を100パーセントで体現できるのが、この男の最大の強みだと言えそうだ。「守備のところでは球際の強さや、闘志を見せられるという自分のストロングがあるので、その役割を発揮できれば、どんな上手いヤツが相手でも通用すると思います」。前橋育英高(群馬)きってのファイター。DF柳生将太(3年=FC東京U-15深川出身)の存在感が、名門の中でも高まりつつある。 アタッカー陣に多彩なタレントを擁する、昌平高(埼玉)と対峙したこの日のゲーム。「中盤のところで潰すということと、逆サイドに変えさせないというのは一番考えていて、練習でもやってきました」という柳生は、センターバックでスタメン出場。キャプテンのD
激戦区・埼玉県の中で近年大きな勢いを持っているのが細田学園だ。本格強化からわずか5年ながら一昨年、昨年と選手権予選で連続してベスト8入りを果たすなど、すっかり強豪校の仲間入りを果たし存在感を高めている。チームを率いる上田健爾監督に話を訊いた。 ーー上田監督の経歴を教えてください 千葉県の松戸市で育って、そこから市立船橋高校に行き、高校卒業後、京都教育大学の方に進みました。京都教育大学に在学中に選手をしながら、大学2年生の時に地元のジュニアユースの指導者を始めて、そこの繋がりで京都橘高校に大学卒業後に非常勤講師として入り、京都橘高校で7年間指導をして、2015年に細田学園の方に赴任しました。2016年から正規の教員になり、サッカー部もそれと同時に強化指定になったので強化5年目になります。 ーー赴任された当初の細田学園サッカー部というのは 私が来たときは20名くらいの部員でやっ
小中高校を通して全国大会の経験が一度もなかった選手がJ3の舞台へ 7月10日、理想的な環境を整え「プロフェッショナル・フットボール・アカデミー」と命名された通信制高校の一期生がプロのピッチに立った。18歳の誕生日を2日後に控えた彼には、小中高校を通して全国大会出場の経験が一度もない。つまりJ3が、初めての「全国大会」になった。 福井悠人は、ラ・リーガでのプレーを夢見て、ネイマールに憧れるサッカー少年だった。小学生時代に一度大阪府トレセンに呼ばれたことはあるが、他に際立った勲章はない。大阪府内では強豪の賢明中学から同高校に進学するが、入学して間もない5月には退学してスペインへ留学した。 「マドリードのクラブチームでプレーし、どこかのタイミングでプロのカンテラ(下部組織)へ移籍しようと思っていました」 ところが留学して7か月後に、ビザの更新が叶わず帰国を強いられてしまう
第50回関西学生サッカー選手権大会の準決勝が22日に行われた。桃山学院大は大阪体育大に4-1で勝利。また、びわこ成蹊スポーツ大は部内で新型コロナウイルスの陽性者が1名出たため出場辞退となり、関西福祉大が不戦勝で初の決勝に進んでいる。 桃山大と大体大の対戦は、前半から桃山大が猛攻を仕掛ける。すると、前半40分にMF片淵竜鳳(2年=立正大淞南高)が先制点、その1分後にはFW池田翔大(3年=聖隷クリストファー高)が追加点を挙げる。 桃山大は前半を2-0で折り返すと、後半15分にはFW長友陸翔(1年=大津高)が、同22分にはMF水野畝蓮(2年=東福岡高)がさらに得点を決め、4-0と点差を広げた。36分には大体大MF野寄和哉(3年=東福岡高)のPKで1点を返されるが、そのまま4-1で試合終了。決勝に駒を進めた。 びわこ大が辞退により4位が決定、また大体大は3位入賞となった。関福大と桃山大
インターハイ出場3回、選手権出場2回の全国大会出場を誇る、群馬の強豪・桐生第一。強豪校が揃う県内では、前橋育英や前橋商、上位進出の常連校となった健大高崎らとしのぎを削っている。チームを率いる田野豪一監督に、ライバル校についてや、さらに上を目指すために必要なことなどをうかがった。 ーー関東大会予選にインターハイ予選、リーグ戦が重なる時期などはコンディションを保つのにどういったことに気をつけていらっしゃいますか? GPSを採り入れた練習をしていますので、コンディションや強度の部分ではかなり注意してチェックしています。それと、メンバーを入れ替えながら戦うようにしています。関東大会の群馬予選が準々決勝から決勝まで3日間連続だったんですけれども、おそらく2試合連続フル出場の選手はいなかったと思います。 ーー群馬には前橋育英さんや前橋商さん、健大高崎さんなどライバルチームも多いですが、その
特大の伸びしろを有するブレイク候補 J1の湘南ベルマーレは7月22日、阪南大学高校のFW鈴木章斗(3年)が2022年シーズンから加入すると発表した。東京五輪に挑むU-24日本代表で主将を務めるMF遠藤航(シュツットガルト)を筆頭に、多くのタレントを育成してきた湘南にまた新たなブレイク候補が参入する。 ガンバ大阪ジュニアユース出身の鈴木は、前線でのキープ力と決定力に長けたストライカーで、今季のプリンスリーグ関西では9試合で6ゴール。4ゴールを奪ったインターハイ大阪予選では、2試合で決勝点を奪うなどストライカーとしての仕事を確実にこなせるのが強みだ。 今季は高校年代では手に負えないほどのプレーを見せているが、今後さらなる成長を期待できるのも魅力のひとつ。濱田豪監督は「ここから伸びる要素がまだある。FWは外国人選手との競争があるので難しくても、ゴール前に行くまでの繋ぎで嫌な選
[7.19 プリンスリーグ関西第5節 阪南大高 3-0 三田学園高 阪南大学高見ノ里G] プロ入りが濃厚となっているストライカーが、負けられない一戦で2ゴールを決めた。阪南大高(大阪)FW鈴木章斗(3年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)は前半27分、PA内・右中間で「こぼれて来たのであんま何も考えずにコースだけ狙って」左足1タッチで先制ゴール。一見、容易では無さそうなシュートだったが、関西屈指の点取り屋は難なく左隅へ沈めた。 2-0と突き放した直後の後半26分には、豪快な右クロスからヘディングシュート。これは相手GKの好セーブに阻まれたものの、すぐに動き直して左SB松本楓悟(3年)の左クロスに反応する。「一回で決めれなかったので(悔しかったが)。3点目を獲ることでチームに楽になると思うのでその気持ちが勝ったかなと思います」。1本目以上に気持ちを込めたヘディングシュートで今度はゴールネットを揺
[7.19 プリンスリーグ関西第5節 阪南大高 3-0 三田学園高 [阪南大学高見ノ里G]阪南大高は注目CB西田祐悟(3年=千里丘FC出身)がエース封じ。インターハイ前最後の公式戦を無失点で終えた。 対戦した三田学園高(兵庫)はFW長野壮(3年)がこの試合前まで得点ランキング首位タイの5得点。「(濱田豪)監督から、『10番(長野)のところで潰しておけば自分たちが結構主導権を握れて楽に進められる』という話だったのでそこは意識していました」という西田が、CB菊川泰河(2年)らと連係を取りながら、相手の前線の選手たちに前を向かさずに封じ続ける。 特に西田は経験値の高さを活かして相手の前に身体を入れて奪ったり、カバーリングの部分で存在感。加えて、抜群のフィード力を発揮し、攻撃の起点になっていた。危ないシーンがあったことも確かだが、GK山形慈温(3年)のビッグセーブに助けられることなく無失点。DFリ
[7.18 第50回関西学生サッカー選手権準々決勝大阪体育大1-1(PK4-2)関西大 J-GREEN堺メインフィールド] まさに守護神の名を背負うにふさわしい。大阪体育大GK泉森涼太(4年=鹿児島城西高)は、圧巻のセーブでチームを全国大会へと導いた。 この日はFW梅津倖風(2年=京都橘高)が中央でうまく落としたボールを、MF井上颯人(4年=滝川二高)が仕留め、大体大が前半44分に先手を取った。しかし、「DFが足をつってしまって交代せざるを得ず、攻撃でゴールに迫っていく状況が作れなかった」と福島充コーチが話したように、関西大の勢いに押し込まれる場面が徐々に多くなり、後半36分に同点とされてしまう。 延長後半には縦パスに抜け出した関大FW沼田駿也(4年=摂津高)に、1対1の局面を作られるが、ここは泉森がビッグセーブ。「タイミングや間合いを自分の得意の形に持っていけた」と冷静な対応でピンチを防
悔し涙を歓喜へと変える。インターハイ福岡県代表校・飯塚高のエースFW高尾流星(3年=ヴェントノーバFC出身)は、福岡県1部リーグ・アビスパ福岡U-18B戦(17日)の後半開始から出場。競りながらでも足を触れる部分や力強い抜け出しを見せる一方、怪我からの復帰直後でまだまだ身体が動かず、中辻喜敬監督から守備面で厳しい言葉を受けていた。 今年、踵や恥骨を痛めて離脱している高尾は、インターハイ予選後に休養。復帰した前節、そして今節と得点を奪うことができず、飯塚は白星を勝ち取ることができていない。高尾はチームを勝たせられなかったことを悔しがり、試合後、目に涙を滲ませていた。 怪我を言い訳にするつもりはない。中辻監督の指摘も頭では理解できているが、できない自分に苛立ってしまい、メンタル面から崩れてしまっている状況だ。「そこでメンタルが保てれば良いんですけれども……課題です」。涙を流すことは「元々泣き虫
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