8月16日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の大会3日日の2回戦屈指の好カード、流通経済大柏(千葉)対大津(熊本)のプレミアリーグ勢対決は大津に軍配が上がり、平成29年度全国高校サッカーインターハイ(総体)以来の全国制覇を狙った流通経済大柏の夏が終わった。 3失点で大津に敗れ2回戦で姿を消すこととなった流通経済大柏の榎本雅大監督は「攻撃のバリエーションが少なかった。今のままじゃだめだという部分を感じさせられたゲームでした。2試合で終わってしまったけど本当に良い経験になりました」と悔しさを滲ませた。

[8.16 インターハイ2回戦 流通経済大柏高 0-3 大津高 三国運動公園人工芝グラウンド] 「良い勉強になりました。大津が単純に上だったなと。大人と子供みたいでしたよね」と流経大柏の榎本雅大監督が話せば、「もうちょっとできるかなと思ったんですけど、スピード感だったり、切り替えだったり、距離感だったり、全部相手の方が1枚上手だったと思います」とキャプテンのMF渋谷諒太(3年)も素直な感想を口にする。注目のプレミア対決は意外な大差に。 16日、インターハイ2回戦最大の注目カード、プレミアEAST4位の流通経済大柏高(千葉)とプレミアWEST3位の大津高(熊本)が激突したビッグマッチは、開始1分にオウンゴールで先制した大津が、その後もMF一村聖連(2年)とMF薬師田澪(3年)のゴールで3-0と快勝。大一番を制し、ベスト16へと勝ち上がった。 試合は開始1分経たずに動く。大津が相手陣内に入った

[8.16 インターハイ2回戦 流通経済大柏高 0-3 大津高 三国運動公園人工芝グラウンド] さらっと口にした目標は相当にレベルの高いものだが、それすらも可能にしてしまいそうな空気感を、この10番は纏っている。「今日はミスも多かったし、自分では全然納得いっていないです。自分は“ミスゼロ”というのを目指していて、そういう中では全然今日はダメですし、インターハイは大会を通じてまだまだかなと思います」。悲願の日本一へ向かう大津高の司令塔。MF森田大智(3年=FCK MARRY GOLD AMAKUSA U15出身)は、これからも真剣に“ミスゼロ”を自分に課していく。 まず、ボールを失わない。優勝候補同士のビッグマッチとして注目を集めた流通経済大柏高(千葉)戦。強豪居並ぶプレミアリーグEASTの中でもそのインテンシティで優位性を発揮する選手たちを向こうに回し、まるで水中を泳いでいるかのようにスイ

[8.16 インターハイ2回戦 日章学園高 0-0(PK5-4) 尚志高日東シンコースタジアム丸岡人工芝グラウンド南コート] 「これだけ注目してもらいながら、たったの1試合で終わるなんて、本当に情けないです」 尚志高(福島)のDFチェイス・アンリ(3年=FC湘南ジュニアユース出身)は、そう言って表情をゆがませた。チームを背負っている気持ちがあるからこそ出てくる言葉だが、それだけ強い悔いも残っている様子だった。 個人のパフォーマンスとしては別に悪かったわけではない。対戦した日章学園高(宮崎)の原啓太監督が「九州では味わえない」「高さでは敵わないと思った」と語った運動能力の高さを活かした守備は健在で、裏へと抜け出した相手FWをコンタクト一発で吹き飛ばすなど、「そんなにやられなかった」という言葉どおりのプレーを披露。サイドのスペースへ飛ばすロングボールから攻撃の起点となる場面もあった

8月15日、ジェフユナイテッド市原・千葉は、ユース所属のFW齋藤来飛とFW佐久間太一の来季トップチーム昇格が内定したことを発表した。 齋藤はクラブの公式サイトを通じて「この度ジェフユナイテッド市原・千葉に加入することが内定しました齋藤来飛です。まだスタートラインに立ったばかりなので自分を過信せず、少しでも早くフクダ電子アリーナの大きなピッチに立てる様に頑張ります。応援よろしくお願いします」とコメント。 佐久間は「この度ジェフユナイテッド市原・千葉に加入することが内定しました佐久間 太一です。小さい頃から応援してきたこのクラブでプロになれてとても嬉しいです。日々感謝の気持ちを忘れず、このクラブに貢献できる様に頑張ります。応援よろしくお願いします」とコメントしている。 【齋藤来飛】■ポジションFW ■経歴2018 JヴィレッジSC→ジェフユナイテッド市原・千葉U-18■プロフィール

「高校2年生の夏」の重要性が増している。 8月13日からサッカーインターハイが開幕する(福井県/1回戦は14日から)。Jリーグや大学サッカー部の多くのスカウティング部隊が一堂に会する大会だ。 かつて高体連の選手たちにとって“就職活動の場”と位置づけられていたのは、冬の全国選手権だった。しかし、昨今はスカウティングアプリケーションの発達やアジアマーケットの拡大、そして高校生の海外志向の意識が高まったことで、いきなり海を渡る例も少なくない。それに比例するように、各Jクラブ、大学の逸材の争奪戦も熾烈を極めている。 J1湘南ベルマーレの牛島真諭スカウトは現状をこう語る。 「メジャーな選手であればあるほど、かなりの確率で高3時点での競合は発生しています。(高校3年生に)声をかけた時点で、既に他クラブや大学と具体的に話が進んでいるケースが多々ある。そのため高1、高2の世代の中から、まだ

[8.15 インターハイ1回戦 新田高 1-2 旭川実高 テクノポート福井総合公園芝生広場] 3番を背負って最前線に投入されたフォワードが、利き足とは逆の左足で振り抜いたミドルシュートは、綺麗な軌道を描いてゴールネットへ吸い込まれていく。突然生まれたゴラッソ。だが、本人の中には観察に基づいた確信があった。「前半の自分はベンチでキーパーの位置を見ていても、ちょっと高めにいたんですよね」。旭川実高(北海道1)のセンターバック兼センターフォワード。DF柏木楓雅(3年=旭実FC出身)が、この日はフォワードとしてゴールという結果で、鮮やかに主役の座をさらっていった。 前半3分にセットプレーからキャプテンのDF中村大剛(3年)のゴールで先制したものの、後半に入るとやはりセットプレーから失点。スコアを振り出しに引き戻された旭川実は、23分に2枚代えを敢行する。 MF領家滉人(3年)とともにピッチへ解き放

[8.14 インターハイ1回戦 専修大北上高 1-7 前橋育英高 日東シンコースタジアム丸岡人工芝グラウンド北コート] 「全体的に良いところ、悪いところとあったゲームですけど、初戦に勝利できたことは良かったと思います。いつもはシュートを打っても結構外しちゃうんですけど、今日は打つシュート、打つシュートが入っちゃったので、そういう面では点が獲れて、リズムが取れたかなと」。山田耕介監督も一定の評価を口にする、『打つシュート打つシュートが入っちゃった』結果は圧巻の7発大勝。14日、インターハイ1回戦で専修大北上高(岩手)と前橋育英高(群馬)が対峙したゲームは、前橋育英がゴールラッシュ。DF柳生将太(3年)とMF笠柳翼(3年)が2ゴールずつを奪うなど、7-1という大差で勝利を収め、2回戦へと駒を進めた。 試合は前半3分で動く。両サイドバックを高次元でこなすDF岩立祥汰(3年)が右CKを蹴り込むと、

1年時の選手権でPK戦のヒーローになるなど準決勝進出に貢献して大会優秀選手選出。2度目となった今年1月の選手権でも2度のPK戦を制したほか、堅守・矢板中央高(栃木)の最後の砦としてシュートストップ、ハイボールの強さで2年連続の3位と大会優秀選手選出を果たした。 迎えた3年目、GK藤井陽登(3年=十和田市立十和田中出身)の表情が明らかに逞しくなっている。今年は日本高校選抜に選ばれ、大学生との試合やU-18日本代表候補との試合を経験するなどプレーヤーとしても成長していることは間違いない。加えて、大きな要素となっているのが、インターハイ予選前の主将就任だ。 昨年からレギュラー半数を残す今年の矢板中央は個性派集団。経験を重ねながら人間的に成長し、主将を託された藤井は、「個性が強いので、まとめるよりかは自分が引っ張っていく」と背中でチームを一つの方向へ向かわせようとしている。 「自分の中では、練習中

日本サッカー協会(JFA)は13日、第100回全国高校サッカー選手権大会の大会概要を発表した。 全国の代表校48チームで日本一をかけて争われる今大会は、11月15日(月)の抽選会を経て12月28日(火)に開幕。首都圏の9会場で47試合の開催が予定されている。また、2022年1月10日(月・祝)に行われる決勝戦の舞台は、国立競技場に決定。同会場の決勝戦は、第92回大会以来8年ぶりの開催となる。 そして、今大会は参加選手のコンディションを第一に考え、従来から試合間隔を中1日へと変更。1回戦から準々決勝までの連戦を避けるべく、休息日が設けられた。なお、新型コロナウイルス感染拡大状況などにより、今後開催内容の変更等が生じる可能性もあるという。 大会スケジュールおよび試合会場は以下の通り。 ■日程抽選会:2021年11月15日(月)開会式・開幕戦:12月28日(火)1回戦:29日(水

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