先輩MF櫻井の助言、ゴールへの意識で「変わった」。新生・前橋育英の注目MF笠柳翼が名古屋U-18から2発!

プロ入りした先輩からの助言を実行し、プレーを変化させている。新生・前橋育英高(群馬)の注目選手は、1年時の「関東Rookie League」でMVPと得点王の2冠を獲得し、昨年から公式戦出場を重ねているMF笠柳翼(2年、川崎チャンプ出身)だ。6日に開催された2021プーマカップ群馬の名古屋U-18(愛知)戦では、0-3から連続ゴール。後半、選手同士の距離感を修正したチームの反撃の中心となった笠柳はまず5分、FW守屋練太郎(2年)のインターセプト、シュートのこぼれ球を冷静にゴールへ流し込む。さらに、10分には左スローインからカットイン、ワンツーにチャレンジ。こぼれ球を拾うと、「コース見えたので振り速く、そこは良い判断だったかなと思います」という技ありのシュートを右隅に沈めて2点目を奪い取った。「(自分の)存在価値はゴールだと思っています。去年はプリンス(リーグ関東)とか1点も決められなくて、

前橋育英高
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デンチャレで日本高校選抜の1、2年生も活躍。蒲原監督「今度の選手権を見るのが楽しみ」

日本高校選抜は「第35回デンソーカップチャレンジサッカー熊谷大会」(デンチャレ)で1勝1分2敗。各選手のハードワークと個の力を結集して大学生のトッププレーヤーたちと渡り合った。日本高校選抜の蒲原晶昭監督(佐賀東高)は全日程終了後の電話インタビューで、各選手が逞しく戦ってくれたこと、個人、チームとして成長したことを評価。中でも1、2年生について「全体的に飄々とやってくれましたね」と嬉しそうに語っていた。蒲原監督が「(青森)山田の選手はやっぱり逞しいですね。宇野禅斗とか逞しいですね」と評したMF宇野禅斗(青森山田高2年)は、優勝した関東選抜Aから同点ゴールを奪ったほか、攻守に運動量を増やして潰し、セカンドボール回収の部分でも貢献度は大きかった。また、指揮官が「今大会通じて大分防いでいましたね。追加招集で来たんですけれどもシュートストップで大分貢献してくれたと思いますね」というMF藤井陽登(矢板

日本高校選抜
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強さ示した名古屋U-18が前半3発。前橋育英の追撃振り切る

[3.6 プーマカップ群馬 前橋育英高 2-3 名古屋U-18]6日、2021プーマカップ群馬で前橋育英高(群馬)と名古屋グランパスU-18(愛知)が対戦。名古屋U-18が3-2で競り勝った。前半は風上の名古屋U-18が強さを見せつけた。5分、MF甲田英將(2年)の仕掛けを起点にFW真鍋隼虎(2年)が抜け出し、シュートのこぼれ球をFW源平倭人(中学3年)が先制点を奪う。さらに堂々の動きを見せていた中学2年生MF杉浦駿吾のクロスから甲田が決めて2-0と突き放す。名古屋U-18はMF加藤玄(2年)とMF齋藤洋大(2年)のボランチコンビが精度と落ち着きをもたらし、甲田が一際キレのある動きで攻撃を牽引。前半終了間際にも齋藤の右CKをCB吉田温紀(2年)が頭で決めて3-0で折り返した。それでも後半、風上に立った前橋育英は幅を活用した攻撃で反撃する。5分に敵陣でのインターセプトからFW守屋練太郎(2年

プーマカップ群馬
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目指すは“帝京長岡のマスチェラーノ”。三宅凌太郎は超えられなかった壁をぶち壊すキャプテンに

憧れの選手はハビエル・マスチェラーノ。アルゼンチン代表やバルセロナで活躍したミッドフィルダーが好んで付けていた番号は、そのまま帝京長岡高(新潟)が伝統として受け継いできたエースナンバーと重なる。「14番が欲しいって冗談で言ってみたりはするんですけどね(笑)」と口にした三宅凌太郎(2年)の笑顔の裏に、秘かな野心が垣間見えた。2年連続で高校選手権全国ベスト4を経験した帝京長岡。1年時は2回戦に途中出場を果たしたものの、大半の試合を「憧れという目で」ベンチから見つめていた三宅も、今冬の全国では2年生ながら副キャプテンとして全4試合にフル出場。「ピッチの中と外では景色が全然違いましたし、チームを背負いながら戦うという所も含めて楽しかったです」と大会を振り返る。だが、リーダーシップという点ではまだまだ課題が残ったことを感じていたようだ。「去年はやっぱりコウタツに頼り切っていて、助けてもらっていた部分

帝京長岡
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「すばしっこいチーム」の構築順調、CBアンリも復帰した尚志が帝京長岡に快勝

[3.6 プーマカップ群馬 尚志高 7-0 帝京長岡高]6日、2021プーマカップ群馬で尚志高(福島)が帝京長岡高(新潟)に7-0で快勝した。「今年は昨年と違って能力の高い選手が少ない。縦に速く、とやっています。全員で『すばしっこいチーム』を作りたい」(仲村浩二監督)という尚志は、ポゼッションしてくる帝京長岡からボールを奪うと、テンポの速い攻撃でゴールへと結びつけた。序盤からFW村上力己(2年)の2ゴールとMF松本勇斗(2年)のゴールで3-0とすると、その後も切り替えの速い奪い返し、守備ブロックを作る部分で帝京長岡の攻撃に対応。そして、ともに攻撃力を備えたMF松尾春希(2年)とMF新谷一真(2年)のダブルボランチが、スピードのある両ワイドや前線へボールを配球した。前半終了間際にも左サイドを駆け上がった村上のラストパスに松尾が反応。左足で鮮やかに決めて4点リードで前半を折り返した。互いに新シ

プーマカップ群馬
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デンチャレ準決勝は関東選抜A対関東B・北信越選抜、九州選抜対関東C・北信越選抜に決定

第35回デンソーカップチャレンジサッカー熊谷大会の3日目が5日に行われ、グループリーグの戦いが終了した。 6日から始まる決勝トーナメントにはグループAから関東選抜A、グループBから九州選抜、グループCから関東C・北信越選抜、2位のうち成績上位の関東C・北信越選抜の4チームの進出が決定。準決勝の組み合わせは抽選の結果、第1試合で関東Aと関東B・北信越、第2試合で九州と関東C・北信越が対戦することに決まった。なお、準決勝と決勝はテレビ東京YouTubeチャンネルで生配信される。 グループリーグ最終日、A組では関東選抜Aと関西選抜の実力派チーム同士が対戦。勝った方が勝ち上がりを決める重要な一戦になっていた。ただ立ち上がりから関東Aがボールを支配して進めると、14分にDF山原怜音(筑波大3年=JFAアカデミー)の2試合連続となるミドルシュートがさく裂。後半10分には先制点をアシストしていた

第35回デンソーカップチャレンジサッカー熊谷大会
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蒲原晶昭監督 「大学生の地域選抜が集う中で日本高校選抜チームはしっかり戦ってくれた」

蒲原晶昭監督 「NEXT GENERATION MATCH」に引き続き、デンソーカップでも日本高校選抜チームを率いることとなった蒲原晶昭監督(佐賀東高)に、試合後の感想や日本高校選抜チームがデンソーカップに参戦することの意義などについて話をうかがった。 ーー初日の試合を終えられての感想はいかがでしょうか? まず今回はデンソーカップに初参戦させていただけたという機会をいただいて本当に感謝しています。大学生の地域選抜チームという、とてもレベルの高い大会なんですけれども、高校選抜としてしっかり頑張ってくれたなと思っています。結果は3-4の敗戦ということで悔しい思いはあるんですけれども果敢にチャレンジして3点奪うことができて本当に頑張ってくれたなと思っています。 ーーどういったところが大学生相手にも通用したと思われますか? 球際の部分も含めて、全体的に戦えたところがありました

蒲原晶昭監督
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東海選抜10番は1年生、澤登監督が「彼をJに送り込むことが今の僕の目標」と語る逸材

MF古長谷千博(常葉大1年=清水桜が丘高) [3.4 デンチャレ 東海選抜1-5関東C・北信越選抜] 澤登正朗監督が「風穴を開けたい」と話すなど、関東C・北信越選抜撃破に燃えていた東海選抜だったが、1-5で大敗。指揮官も「完敗でしたね」と肩を落とした。 ただし期待の1年生10番が一矢報いた。後半27分、東海選抜はエリア内でMF榎本啓吾(東海学園大3年=千葉U-18)が倒されてPKを獲得。これをMF古長谷千博(常葉大1年=清水桜が丘高)が決めて1点を返した。 清水桜が丘高時代もエースナンバーの8番を背負った中心選手。しかし当時はサイドアタッカーだったが、進学した常葉大で指導を受ける澤登監督の意向でボランチに転向した。そのことでプレーの幅が広がり、1年生で選抜の10番を託されるほど逞しさを増した。 澤登監督も「将来が楽しみ。彼をJに送り込みたいというのが今の僕の目標」と話

高校サッカー
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九州選抜FW宇津元が持ち味発揮の一撃!「5チームから話があった」…大分内定の決め手は?

FW宇津元伸弥(宮崎産業経営大3年=鵬翔高/大分内定)が豪快弾を決めた [3.4 デンチャレ 北海道・東北選抜1-5九州選抜] 九州選抜がJ1内定強力2トップによる3ゴールなどで5得点を奪い、初戦を白星で飾った。 開始30秒で先制点を奪ったFW根本凌(鹿屋体育大3年=上田西高/湘南内定)に負けじと、FW宇津元伸弥(宮崎産業経営大3年=鵬翔高/大分内定)も豪快にゴールネットを揺らした。 3-1とリードして迎えた前半42分、MF倉員宏人(福岡大3年=鳥栖U-18)がカットしたボールを受けて前を向いた宇津元は右サイドをドリブルで突破。あっという間にエリア内に入ると、DFを切り返しで外してニアサイドをぶち抜く。角度の厳しい位置だったが、迷いなく右足を振り抜いた。 「一人かわしたときに、ニアに打てば何かしら起きるかなと思った。あそこは切り返した瞬間からゴールしか見てい

高校サッカー
宇津元伸弥
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福岡から北海道へ渡り、リーグMVP&得点王。プロ入りへ挑戦する高速MF吉行

[3.3 デンチャレ 北海道・東北選抜 0-5 関東B・北信越選抜]北海道のリーグ戦とは違うスピード感に戸惑った。CKからの5失点など「結構ショックなところが多いけれど……」という素直な感想。それでも、北海道・東北選抜の10番MF吉行豊輝(東海大札幌校舎3年=東海大福岡高)は劣勢の中で存在感ある動きを見せていた。昨年の北海道学生リーグの全7試合でゴールネットを揺らし、計13得点。得点王とMVPを獲得した注目アタッカーだ。登録165cm、60kgと小柄だが、本人も自信を持っているスピードは関東B・北信越選抜相手にも通用。ボールを受けて前を向くと一気にスピードアップして大きく前進していたほか、鋭い抜け出しでGKをかわしにかかるシーンもあった。福岡の伝統校、東海大福岡高出身。高校時代からキレのあるドリブルで相手を押し下げたり、局面打開したりしていた。当時からプロ志向の強かった吉行は、それを後押し

デンチャレ
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