青森山田の10番や2大会連続得点王を狙う超高校級ストライカーなど! インターハイ“注目株”を一挙紹介!~FW編
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左から森重(日大藤沢)、小林(大津)、福田(神村学園)、小湊(青森山田)。インターハイで注目のタレントを紹介する。(C)SOCCER DIGEST

 

世代屈指の大型FWに着目せよ!

 

 徳島県で行なわれる2022年度のインターハイ(全国高校総体)男子サッカー競技が7月24日に開幕する。30日の決勝戦まで52の代表校が夏の日本一を懸けてしのぎを削る。

 

 ここでは高校サッカーダイジェスト編集部が厳選した大会のブレイク候補を紹介。世代別代表やすでにプロ内定を決めている逸材、強豪校を牽引する必見プレーヤーなど、注目すべきダイヤの原石たちを取り上げる。初回となる今回はFW編だ。

 

【厳選/インターハイ注目タレント】

 

Part.1 FW編

FILE1
小林俊瑛
こばやし・しゅんえい
大津(熊本)/3年/U-19日本代表
オフザボールの動きやヘディングを徹底的に磨き上げ、中体連出身の大器は世代屈指の大型FWへ進化。普通の選手ならば、ヘディングするようなボールを胸で収めて攻撃の起点になり、ラストパスを得点へ結びつける。

 

FILE2
小池直矢
こいけ・なおや
前橋育英(群馬)/3年/U-17日本代表
タイガー軍団の攻撃に速さと高さを加えるアタッカー。スピードを落とさず鋭く方向を変えるドリブルと、得意の高打点ヘッドからゴールを連発する。徳島の地で輝き、小さな頃から憧れていた日本一に前育を導けるか。

 

FILE3
森重陽介
もりしげ・ようすけ
日大藤沢(神奈川)/3年
CFでもCBでもスケールの大きさを感じさせる1メートル98センチの二刀流。前線では寄こせとばかりにボールを要求して攻撃の起点となり、圧巻の高打点でヘッドを決める。東京VのJrユース出身で、ヴェルディ仕込みの高精度な直接FKにも定評あり。

 

FILE4
宮内泉太朗
みやうち・せんたろう
三田学園(兵庫)/3年
1年時から期待されてきた逸材が、最終学年を迎えてさらに存在感を増している。シュートレンジが広く、今予選は果敢に狙い続けて6戦7発。ガッチリとした体躯を活かしてボールをキープし、攻撃で違いを生み出す。

 

FILE5
香西銀二郎
こざい・ぎんじろう
立正大淞南(島根)/3年
立正大淞南で培った「振る」力が印象的なフィニッシャー。鋭い抜け出しや競り合いの強さも際立つが、エリア内外で迷わずに足を振り抜いて決め切れるのが最大の強みだ。「自分が点を決めて勝つ」と全国へ意気込む。

 

スペシャルなシュートセンスを持つ市船の10番

 

FILE6
小湊 絆
こみなと・つな
青森山田(青森)/3年
青森山田の10番――。重圧と向き合いながら、常勝軍団を引っ張るストライカーだ。鋭くしなやかな抜け出しとドリブルからパンチのある一撃を放ち、最前線でのハードワークもいとわない。初の全国連覇へ鍵を握る存在だ。

 

FILE7
小関晴人
おぜき・はると
丸岡(福井)/3年
パワフルでスピード感あるドリブルで敵陣を切り裂く。参考にして磨き上げてきたのはレバンドフスキのゴールに直結する動きだ。地元・福井県開催の前回大会も選手権も無得点。今季こそ自身が決めてチームに勝利をもたらす。

 

FILE8
山下 陸
やました・りく
星稜(石川)/3年
前回大会は3位も自身は1得点に終わっただけに、「今年は得点王を目ざして、もっと輝きたい」と意気込む。前線で激しく競り合い、泥臭くボールをキープして、一歩でも二歩でも前へ。ゴールと声で名門を勇気づける。

 

FILE9
郡司璃来
ぐんじ・りく
市立船橋(千葉)/2年
市船の10番はスペシャルなシュートセンスの持ち主。技術力とアイデアを駆使して観衆があっと驚くようなゴールを容易く決めてしまう。兄・篤也は同校1年時に5点を挙げて日本一。弟は「5点以上」と優勝が目標。

 

FILE10
福田師王
ふくだ・しおう
神村学園(鹿児島)/3年/U-19日本代表
2大会連続の得点王を狙う超高校級ストライカー。「常に1試合1点」「なんでもできるFW」「GKが反応できないようなシュートを撃つ」など自己に課すノルマは高次元。その成果を今夏もまたピッチの上で体現する。

 

先輩・浅野拓磨を目標に掲げるストライカー

 

FILE11
平尾勇人
ひらお・はやと
四日市中央工(三重)/3年
1年時から先輩FWの浅野拓磨を目標に掲げ、背中を追いかけてきた。悔しい経験も経てたくましさ、ゴールへ向かう姿勢、怖さが増し、真のエースストライカーへと成長。ストロングポイントの鋭い抜け出しから連発する。

 

FILE12
中村翔大
なかむら・しょうだい
花巻東(岩手)/3年
昨年は岩手県リーグ2部で1試合・14ゴールをマークするなど計45得点を記録。今予選で7ゴールを挙げると、続く東北大会でも3ゴールと、図抜けた決定力を披露し続けている。大会初出場・花巻東の全国初ゴールもこの男が奪う。

 

FILE13
齊藤慈斗
さいとう・よしと
帝京(東京)/3年
技巧派が揃う帝京にあってもその動きは明らかに異質だ。前線でスプリントと球際でのハードワークを繰り返し、幾度となくシュートにチャレンジする。つま先での浮き球トラップなど、超絶技巧にも注目の点取り屋だ。

 

FILE14
本間 凜
ほんま・りん
関東一(東京)/3年
最後の局面でシュートを決めることを「自分の仕事。それだけですね」と言い切り、ゴールにこだわるフィニッシャー。豊富な運動量を活かしたプレスでも貢献し、絶え間ない裏抜けや意外性のある一撃でゴールを奪う。

 

FILE15
佐藤拓海
さとう・たくみ
明桜(秋田)/3年
クロスに躊躇なく頭から飛び込める執着心に豊富な運動量、パンチのあるシュート、そして守備能力の高さも見逃せない。国見のコーチなどを務めた原美彦監督から察知力や感度、人間性を高く評価されるリーダーでもある。

 

構成●高校サッカー編集部

 

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