尚志の新たな怪物や矢板中央のビッグセーバーなど…福井インターハイを彩る“逸材45人”を編集部が厳選!~DF・GK編
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矢板中央・守護神の長距離フィードは必見!

 

 

 昨年度に史上初めて中止となった夏のビッグトーナメント、インターハイ(全国高校総体)が2年ぶりに開催される。福井県で8月14日に開幕。各都道府県予選を勝ち上がり、本大会に挑む52校には、青森山田、神村学園、米子北、尚志、前橋育英といった強豪が顔を揃え、1回戦から静岡学園と仙台育英が激突するなど見どころは十分だ。

 

 ここでは高校サッカーダイジェストが厳選した、今大会で抑えておくべき逸材プレーヤーを紹介していこう。最後となる今回はDF・GK編だ。

 

――◆――◆――

 

【高校サッカーダイジェスト厳選/インターハイ逸材ファイル】

 

No.31
藤井陽登
ふじい・はると
矢板中央(栃木)/3年/GK
1年時から堅守・矢板中央の最後の砦を担ってきたビッグセーバー。目を見張るほどのサイズはないが、至近距離からのシュートに対する反応とセービング力は抜群で、飛距離十分のキックも武器とする。日本高校選抜。

 

No.32
中村実月
なかむら・みづき
星稜(石川)/3年/DF
元・鳥栖U-15のストッパーで、石川の名門ではDFリーダーの重責を担う。非常にタイトなチェックで相手に起点を作らせず、空中戦でも強さを発揮。選手権経験者の強みも活かし、チームに落ち着きや安心感をもたらす。

 

No.33
東 界杜
あずま・かいと
開志学園JSC(新潟)/3年/DF
堅守・開志学園JSCの主将にしてDFリーダー。予選の準決勝では2年連続選手権3位の実績を持つ帝京長岡の攻撃陣を完封した。頻繁に首を振りながら最適なポジションに構え、身を挺してシュートやパスを止める。

 

No.34
土方飛人
ひじかた・はやと
実践学園(東京)/3年/DF
高い人間性を備えた選手にしか託されない実践学園の腕章を巻き、10番を背負う異色のCBだ。ブレない強さを持ち、そのリーダーシップでチームを奮い立たせ、東京制覇へと導いた。次は全国の強豪と「心で勝負」する。

 

尚志が誇る超有望株も!

 

No.35
田中藍人
たなか・あいと
新田(愛媛)/3年/GK
自身がより成長できる環境を求め、愛媛U-15から新田へ。1年時からゴールを守り、昨年度は選手権出場を果たした。大柄ではないが、堅実なシュートストップや強気のコーチング、質の高いキックで攻守に貢献する。

 

No.36
チェイス・アンリ
尚志(福島)/3年/DF
高校サッカー界の新たな怪物だ。アフロヘアをなびかせながら豪快なタックルを見舞い、圧巻の高さからヘディングを撃ち込む。尚志のキーマンは「絶対に全国制覇します。自分が守れば負けることはないので」と気合十分。U-20日本代表候補にも飛び級で選出された。

 

No.37
長野大河
ながの・たいが
立正大淞南(島根)/3年/GK
徳若碧都(高川学園)や山田陽介(米子北)ら注目のGKが多い中国地方で、立正大湘南のこの守護神も存在感を放っている。サイズは大きくないものの、シュートストップやキャッチングに加え、左足のキックが取り柄だ。

 

No.38
後藤康介
ごとう・こうすけ
相洋(神奈川)/3年/DF
激戦区・神奈川を勝ち抜いた初出場校の主将は、50メートル走6秒フラットの俊足を誇るうえ、左右両足の「キック精度がすごく高い」(綱島監督)左SB。憧れの内田篤人のようにサイドアタックを封じ、攻撃の起点になる。

 

No.39
鎌田悠生
かまだ・ゆうき
専大北上(岩手)/3年/DF
抜群の危機察知能力や守備力を兼備し、狙い澄ましたインターセプトやカバーリングで相手を封じる。ドリブルや高精度キックで攻撃の起点となり、トップ下やボランチでの起用も。2年前は先発で初戦突破に貢献した。

 

No.40
田邊満記
たなべ・みつき
丸岡(福井)/3年/GK
2年時から全国大会を経験している門番は、最後尾からの的確なコーチングで味方をサポート。1メートル88センチのサイズを活かしたセービングも冴える。“サッカーのまち”丸岡での開催となる今大会で、チーム躍進の鍵を握る。

 

静学を攻守に牽引する技巧派CB

 

No.41
佐藤瑠星
さとう・りゅうせい
大津(熊本)/3年/GK
スケールの大きい選手を開花させる“育成の大津”最新作。中体連出身の大型GKはハイボール処理など強みを磨きながら安定感も高め、チームを勝たせる守護神へと成長した。予選決勝ではビッグセーブで勝利に貢献。U-18日本代表候補だ。

 

No.42
小櫃政儀
おびつ・まさよし
正智深谷(埼玉)/3年/GK
予選では5試合連続“ウノゼロ”勝利の立役者に。攻撃力に定評のある昌平や武南をシャットアウトした。ハイボールへの対応が安定しているうえ、ここぞという場面でシュートストップも。正智深谷のゴールに鍵をかける。

 

No.43
小林巧弥
こばやし・たくみ
中京(岐阜)/3年/DF
危機察知能力に優れ、50メートル走6秒台前半のスピードも活かしながら相手を封じる“対人マスター”。本人は「中学からあまり抜かれたことがないです」と口にする。右利きだが、左足から放たれるロングキックにも注目だ。

 

No.44
伊東進之輔
いとう・しんのすけ
静岡学園(静岡)/3年/DF
1メートル89センチと長身ながら、足下の技術力が高い逸材だ。前方のスペースへとドリブルで持ち運び、相手に寄せられても平然とキープ。正確なパスにより決定機も演出する。課題のヘディングが改善傾向にあるU-18代表候補。

 

No.45
中村大剛
なかむら・だいご
旭川実(北海道)/3年/DF
被シュートゼロの決勝を含めて地区予選で無失点V。その堅守の中核は1本のシュートに泣かされてきた反省から、しっかりと相手に寄せる部分などを徹底する。全国の強豪校にも得意のシュートブロックで対抗したい。


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