高校サッカー界のキングや数々の世代別代表も! 福井インターハイを彩る“逸材45人”を編集部が厳選!~MF編
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U-20代表候補に飛び級選出の有望株

 

 

 昨年度に史上初めて中止となった夏のビッグトーナメント、インターハイ(全国高校総体)が2年ぶりに開催される。福井県で8月14日に開幕。各都道府県予選を勝ち上がり、本大会に挑む52校には、青森山田、神村学園、米子北、尚志、前橋育英といった強豪が顔を揃え、1回戦から静岡学園と仙台育英が激突するなど見どころは十分だ。

 

 ここでは高校サッカーダイジェストが厳選した、今大会で抑えておくべき逸材プレーヤーを紹介していこう。2回目となる今回はMF編だ。

 

――◆――◆――

 

【高校サッカーダイジェスト厳選/インターハイ逸材ファイル】

 

No.16
松木玖生
まつき・くりゅう
青森山田(青森)/3年
高校サッカー界の“キング”は、常に走る姿勢を示しながら泥臭く戦い、ゴールと勝利への人一倍強い執着心を表現する。より前で勝負する機会が増えた今年度は、プレミアリーグEASTで得点王を争う。U-20代表候補。

 

No.17
岡本大地
おかもと・だいち
札幌大谷(北海道)/3年
ボールコントロールや戦術眼に長け、SBでもソツなくプレーする司令塔。だれよりも多くボールに触れるなど、個性派が揃う札幌大谷の中でも目立つ存在は、冷静に攻撃のリズムを刻みながらゴールへの道筋をつける。

 

No.18
阪田澪哉
さかた・れいや
東山(京都)/2年
府予選5試合中4試合で得点。近畿王者のサイドアタックを牽引する2年生はスピードもキレも十分な突破からゴールに襲い掛かる。すでに複数のJクラブに練習参加した経験を持つ注目株で、今大会のブレイク候補だ。

 

No.19
大迫 塁
おおさこ・るい
神村学園(鹿児島)/2年
逸材レフティーの高校1年目は、目標に届かない選手権16強に終わった。その悔しさをぶつける形で、シュート精度などの向上に励み、今予選の決勝では延長V弾。全国でも試合をコントロールし、決定的な仕事をこなす。U-17日本代表候補だ。

 

デ・ブルイネがロールモデルの逸材とは

 

 

No.20
玄 理吾
ひょん・りお
静岡学園(静岡)/3年
磨き上げたトラップ、ドリブル、パスで攻撃陣を操る“王国の精密機械”。自身の周囲5メートルでボールを「絶対に失わない」ことを追求するボランチは、静学の先達・大島僚太(川崎)のような実力者になる可能性を秘める。

 

No.21
葭岡遥来
よしおか・はるく
日章学園(宮崎)/3年
当たり負けしない身体の強さと、50メートル走5秒台も夢ではないスピードを活かした抜け出しが特長。前へ向かう姿勢は頼もしさを感じさせる。FW木脇との好連携も駆使してライバルの堅守を突き崩し、中高連続での日本一へ。

 

No.22
佐野航大
さの・こうだい
米子北(鳥取)/3年
下級生時はやや物足りなかったが、最終学年になって一皮剥け、絶対的なエースへと変貌を遂げた。強引な仕掛けも技術力を活かした揺さぶりもできるMFはインターハイで活躍し、兄・海舟(町田)と同じプロの舞台へ。

 

No.23
島野 怜
しまの・れい
仙台育英(宮城)/3年
U-16代表候補に初選出された昨年は、初戦で3ゴールと選手権でも活躍。ボールを奪う、跳ね返す、繋ぐ、相手をかわす、そして決める役割をすべて単独でやってのける。ベルギー代表のデ・ブルイネがロールモデルだ。

 

No.24
大畑凜生
おおはた・りんせい
矢板中央(栃木)/3年
昨年度の選手権で優秀選手に輝いた高性能ボランチ。球際、切り替え、運動量といった矢板中央の伝統を体現し、空中戦でも強さを発揮する。日本一になるために磨いてきたゲームコントロール力、攻撃力を見せつける。

 

No.25
森田大智
もりた・だいち
大津(熊本)/3年
大津を率いる平岡総監督の秘蔵っ子。“公立の雄”の腕章と10番を託される俊英は1メートル60センチ台と小柄ながら、フィジカルで上回る相手を技術力と判断力で翻弄する。U-18日本代表候補でもあるMFは得点に直結する仕事を連発し、初の全国制覇に導くか。

 

高校年代を代表するボールハンター

 

No.26
吉田陣平
よしだ・じんぺい
佐賀東(佐賀)/3年
昨年度の選手権で初戦敗退ながら日本高校選抜入り。年上の選手たちに交じり、スキルの高さを見せつけた。技巧的なドリブルやコンビネーションで局面を打開し、みずからゴールも奪うゲームメーカーに飛躍の予感が。

 

No.27
林 結人
はやし・ゆいと
鹿島学園(茨城)/2年
予選決勝でゴラッソ。右斜め後方からのロングパスを左足でコントロールし、落ち際を右足で叩き込んだ。鈴木監督が鹿島学園OBの上田綺世と「同じ香りがする」と評する雰囲気と得点感覚、技術力を兼ね備えた逸材。

 

No.28
林 晴己
はやし・はるき
高川学園(山口)/3年
「自分の長所はドリブルや攻撃のアイデア」と語る10番は、相手の鋭い寄せを物ともせずに前進し、味方との連携から好機をモノにする。3月の中国新人戦では際立った存在感で優勝に貢献。今夏、さらなる輝きを放つ。

 

No.29
笠柳 翼
かさやなぎ・つばさ
前橋育英(群馬)/3年
大会屈指の局面打開力を備えるだけでなく、試合を決定づけるようなラストパスやシュートも放てるアタッカーだ。タイガー軍団の“左の翼”は、さらにゲームメイクや周囲を活用する能力にも優れる。U-18代表候補。

 

No.30
宇野禅斗
うの・ぜんと
青森山田(青森)/3年
高校年代を代表するボールハンターだ。鋭い読みや瞬発的な速さ、強さを活かし、1対2など不利な状況でもボールを奪い切る“和製カゼミーロ”は、前線、サイドへの質の高いミドルパスでも貢献する。U-18代表候補。

 

●FW編はこちら!

 

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