日体大柏高校 根引謙介監督【第3回】「千葉の強豪チームに勝つ喜びを選手たちと一緒に味わいたい」
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 市立船橋や流通経済大柏と、高校年代最高峰のプレミアリーグに属する2チームをはじめ、数多くの強豪チームがひしめき合う日本屈指の激戦区・千葉。そんな千葉県の強豪の1つとして注目されているのが日体大柏高校だ。2015年にJリーグの柏レイソルと「相互支援契約」を結び、そのノウハウ活かしてチームは躍進し続けている。現在勢いのあるチームについて、セールスポイントや今シーズンの目標などを根引謙介監督にうかがった。

 

ーー千葉には市立船橋や流通経済大柏などプレミアに属するチームも2つありますが、そういった強豪チームの中で勝ち抜くにはどんなことが必要だと感じていらっしゃいますでしょうか?

 

 本当に細かなところまで目を向けてしっかり準備をすることだったり、普段の練習から緊張感を持って取り組むことや、試合への臨み方などが大切かなと思っています。

 

 インターハイや選手権、特にトーナメントの大会だと、どうしても気持ちの部分で盛り上がりすぎてしまって、思ったようなプレーができなかったりする部分があるので、どの試合でも自分のプレーを見失うことなく戦えるようにしたいと思っています。

 

 立ち上がりだったり、残り5分だったり、得点した直後とか、セットプレーとか、そういうところで気を引き締め直すというか、要所の部分でチーム力をしっかりと積み上げることができたらいいのかなと思っています。

 

ーー千葉県には“2強”以外にも強豪チームが多いですが、そのことについてはどう感じていらっしゃいますか?

 

 私が日体大柏高校に来た初年度に、県のインターハイで優勝したんですけれども、やはり強豪チームに勝つということは最高の気分です。本当に言葉では表現できないような喜びがありますので、そういう喜びを選手たちと一緒に掴み取り味わいたいと思います。とはいえ、千葉県には簡単に勝たせてくれるチームはありませんので、勝つことの難しさも感じています。しっかり準備をして試合に臨むことが大切だなというのは感じています。

 

ーー練習や普段の生活で、監督自身、また選手たちはコロナ前とコロナ後で変わったことはありますか?

 

 今までの当たり前が当たり前ではなかったことを痛感しましたね。改めてサッカーができることのありがたみを感じています。まだ今までのような生活に戻れた訳ではなく不安な日々は続いていますが、チームとして練習や試合ができることは本当にありがたいことだと感じています。選手ももちろん同じことを感じていると思います。だからこそ、練習だったり、試合だったり、ピッチ外のことも含めて一つひとつのことを大事にできるようになってきたのかなと感じています。

 

 また、コロナに感染しないように、感染させないようにしなくてはいけないので、危機管理意識は私も選手も高く持っています。毎日の検温などをする中で、自分を見つめ直す、自分の体のことを知ることにもつながっているのかなと思います。

 

ーー日体大柏高校サッカー部のセールスポイントはどういったところでしょうか?

 

 最大の特徴は柏レイソルとの相互支援契約を結んでいる点ですね。レイソルのトップチームがあり、
その下にアカデミーがありますが、U-18と横並びで日体大柏があるというところで、柏レイソルとしても日体大柏と柏レイソルU-18からプロ選手を輩出することを目標として掲げています。レイソルも含めて強化している部分はセールスポイントだと思います。Jクラブと部活をミックスしたハイブリッドな指導、同じ学校に通う柏レイソルU-18と日体大柏サッカー部の選手交流を含め、プロを身近に感じられるという部分においても大きなメリットがあると思っています。

 

ーー今シーズンの目標としていることなどはありますでしょうか?

 

 4月から県リーグが始まりますが、そこを勝ち抜いてプリンスリーグに昇格すること、そしてインターハイ、選手権で勝って、全国大会に出場するということを目標に戦っていきます。

 

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