空を翔ける白鳥のように。FC東京U-18DF森田翔が2021年に懸ける覚悟
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[4.17 プレミアリーグEAST第3節 FC東京U-18 1-1 横浜FMユース 武蔵野苑]

 遠く越後の地から覚悟を持って上京し、青赤のユニフォームを纏ってきた時間の正しさを証明すべく、最後の1年はすべてを懸けてプロサッカー選手を目指すと決めている。「チームはまとまってきたんですけど、やっぱり決める所を決められなかったり、絶対やらせてはいけない所でやられてしまったりという、あともう少しの所で詰めの甘さが出てしまうので、最後の所までやらないといけないと思っています」。FC東京U-18(東京)のセンターバック。DF森田翔(3年=アルビレックス新潟U-15出身)の決意は揺るがない。

 横浜F・マリノスユースと対峙するホームゲーム。1週間前の不甲斐ない“45分間”を払拭すべく、森田は強い気持ちを抱えて臨んでいた。「横浜FC戦の前半は自分たちの消極的なプレーが多くて、しょうもない試合をサポーターに見せてしまったので、今節は絶対に積極的なプレーをして、見ている人も自分たちも楽しいサッカーをしようと思っていました」。

 立ち上がりからきっちりボールを握りつつ、機を見てスピードアップするアタックが功を奏し、チームも先制点を奪う。サイドバックでもプレーできる森田も、その攻撃的な姿勢をビルドアップ時に披露。シンプルに横へ動かしつつ、時には縦に“くさび”を打ち込み、パスのテンポを一段階上げていく。

 肝心の守備面でも「個人としても前節の前半は、本当にFC東京の選手として恥ずかしいプレーをしてしまったので、F・マリノスの2トップは本当に素晴らしいですけど、絶対にやらせないという気持ちでやりました」と確固たる決意を口にした通り、大半の時間では相手の攻撃を封じていたものの、後半にワンチャンスを決められて失点。1-1のドローという結果が残る。

「玲於奈とは声を掛け合って、最近はやりやすくなってきて、マークの受け渡しもうまく行っていたんですけど、失点シーンは自分たちの連携がうまく行かなくて、やられてしまいました」。センターバックでコンビを組むDF石井玲於奈(3年)との関係性も、日に日に向上していることは間違いないが、プレミアというハイレベルな舞台では一瞬たりとも気が抜けないことも、この日の勝ち点1から学ぶことになった。

 在籍時には年代別代表にも選出されていたアルビレックス新潟U-15から、FC東京U-18へと加入。故郷を離れてサッカーと向き合ってきた日々が、未来に繋がっていると信じて、高校最後の1年をスタートさせた。「新潟にいるみんなにも良い報告をしたいですし、自分のプレーでFC東京のサポーターが盛り上がったら、僕のことを知っている新潟の人たちも盛り上がってくれると思うので、今年は覚悟を決めてやりたいと思います」。

 空を翔ける白鳥のように。優雅にピッチを駆ける森田は、2021年に誰よりも強い想いを懸けている。

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