優勝候補筆頭、青森山田で10番を背負う万能型レフティーは必見!
松木玖生(青森山田/写真左上)、須藤直輝(昌平/写真右上)、青木俊輔(東福岡/写真左下)、平岡大陽(履正社/写真右下
12月31日、いよいよ第99回全国高校サッカー選手権が幕を開ける。2020年は新型コロナウイルスが世界を揺るがし、史上初めてインターハイが中止となるなど高校サッカー界も大打撃を受けた。そんななかでも辛く長い苦難の道のりを乗り越え、各地域を勝ち上がった48校が今年も鎬を削る。
本稿では選手権開幕に先駆け、高校サッカーダイジェスト編集部が厳選した今大会必見の注目プレーヤーを紹介。将来有望なダイヤの原石たちは、高校年代の頂点を決めるビッグトーナメントでいったいどんなプレーを見せてくれるのか。第2回目となる今回はMF編だ。
【高校サッカーダイジェスト厳選/選手権注目タレント】
Part.2 MF編
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松木玖生
まつき・くりゅう
青森山田(青森)/2年/U-17、U-18日本代表
決める、演出する、奪う、そして闘う。そのすべてがハイレベルな万能型レフティーだ。1年生だった前回大会は4得点を挙げて一躍ブレイク。今季は名門のナンバー10番が似合う男となって、2度目の檜舞台を迎える。
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中田舜貴
なかた・しゅんき
徳島市立(徳島)/3年
守っては厳しい寄せで敵を封じ、攻めては効果的なパス出しでゲームを作る。常にボールに絡んでリズムを生む中軸だ。1年前は8強。「始動時にそこは超えたいとみんなで言っていた」と明確な目標を携え、決戦に臨む。
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平岡大陽
ひらおか・たいよう
履正社(大阪)/3年/U-18日本代表、湘南加入内定
球際でぐいっと足が伸び、相手の懐に深く潜り込んでボールを奪取し、セカンドボールを回収。そして長い距離をスプリントして見事ゴールをも陥れる。まさしく“湘南スタイル”を体現するようなハードワークに注目だ。
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松井治輝
まつい・はるき
神戸弘陵(兵庫)/3年/今治加入内定
図抜けたセンスでゲームを牛耳り、左足から繰り出す精緻なラストパスで神戸弘陵の攻撃を彩る。運動量や切り替え、球際の課題を克服してプロ入りを勝ち取った司令塔が昨年のベスト16 超え、上位進出の原動力となる。
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鈴木淳之介
すずき・じゅんのすけ
帝京大可児(岐阜)/2年
1メートル80センチと長身で、懐の深いボールキープと正確なパスが印象的だ。どんなプレッシャーを受けてもロストせずに局面を前進させ、決定的なラストパスやゴールで試合を決定づける。今大会で一気にブレイクを果たすか。
神村学園で伝統の「14」を背負う1年生の逸材も!
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須藤直輝
すとう・なおき
昌平(埼玉)/3年/U-18日本代表、鹿島加入内定
1年時から10番を背負うなど注目を集めてきたドリブラーが、主役候補として最後の選手権に臨む。どんなにマークが厳しくても常に貪欲に勝負を仕掛け、異質のテクニックとアイデアを駆使して局面打開を成し遂げる。
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青木俊輔
あおき・しゅんすけ
東福岡(福岡)/3年/U-17日本代表
1年時の県予選決勝で決勝ゴールを挙げて一躍脚光を浴びたレフティーだ。「ヒガシのウイングといったら仕掛けやアシスト、ゴールで違いを出さないといけない」。1年前は辿り着けなかった晴れの舞台で、異彩を放つ。
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大迫 塁
おおさこ・るい
神村学園(鹿児島)/1年/U-16日本代表
2004ジャパンの柱を担うレフティーはJユースではなく、「選手権で優勝して鹿児島からプロに」を目標に掲げて神村学園に進学。さっそく伝統の「14」を背負う。視野の広さと左足から放つパスとシュートで、違いを生み出す。
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賀茂大紀
かも・だいき
藤枝明誠(静岡)/3年
県予選準決勝で2得点を挙げて前回覇者の静岡学園を沈め、決勝でも先制ヘッドを叩き込んだ。藤枝明誠の名フィルターは「静岡MVP」を獲得も、慢心はない。相手の攻撃を徹底的に潰し、自慢の走力でチームを盛り立てる。
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島野 怜
しまの・れい
仙台育英(宮城)/2年/U-16日本代表
前回大会は1年生ボランチとしてベスト8に貢献。フィジカル面を強化して迎えた今季は、中盤で敵をいなすようなプレーも随所で披露し、高打点ヘッドは攻守両面で武器となる。世代別代表に初選出され、意気軒昂だ。
構成●高校サッカーダイジェスト編集部
森田記者が推薦するMF長田叶羽(ガンバ大阪ユース、3年) 7月22日に開幕する夏のクラブユースチーム日本一を懸けた戦い、第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の注目プレーヤーを大特集!「クラセン注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター各氏に紹介してもらいます。第1回は関西の高校生を中心に各カテゴリーを精力的に取材する森田将義記者による11名です。 森田記者「すでにトップチームに欠かせない戦力になりつつある広島ユースのMF中島洋太朗。6月の新潟戦でJ1デビューを果たした鹿島ユースのFW徳田誉。高3ながらもこの夏、海外に渡る熊本のFW道脇豊。今年はアカデミー出身の若い選手の飛躍が目を惹きますが、クラブユース選手権(U-18)には彼らに続く可能性を秘めた選手がまだまだ存在します。今回は夏の祭典を機にブレークを果たしてくれると期待し、見た試合でのインパクトが...
[4.14 プレミアリーグWEST第2節 静岡学園高 0-3 神戸U-18 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド(人工芝)] 相手が素晴らしいチームなのはわかっている。間違いなく攻撃的に来るであろうことも、容易に想像が付く。だからこそ、自分たちも引くつもりなんて毛頭ない。アグレッシブに打ち合って、その上で勝ち切ってやる。クリムゾンレッドの若武者たちは、勇敢な決意をハッキリと携えていたのだ。 「本当にこのリーグは難しいリーグなので、正直勝ててホッとしています。それも『こういうサッカーをしようよ』ということを、自分たちがある程度しっかり出した上で結果も付いてきたので、そこが凄く喜ばしいかなと思っています」(神戸U-18・安部雄大監督)。 真っ向からぶつかって3発を叩き込み、2試合目で掴んだ初白星。14日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST第2...
[10.12 国体少年男子1回戦 東京都 1-1(PK4-2)鹿児島県 OSAKO YUYA stadium] 東京都が“決勝戦”と位置づけていた一戦を突破した。対戦した鹿児島県はともにU-16日本代表のMF福島和毅(神村学園高1年)やFW大石脩斗(鹿児島城西高1年)を擁し、地元国体のために準備してきた注目チーム。この日は、800人の観衆が地元チームを後押ししていた。 だが、石川創人監督(東京農大一高)が「僕らは『ここが決勝戦だ』と言ってチームを作ってきた」という東京都が、強敵を上回る。技術力の高い選手の多い鹿児島県に対し、MF仲山獅恩(東京Vユース、1年)とMF鈴木楓(FC東京U-18、1年)中心にコミュニケーションを取って準備してきた守備で対抗。相手にバックパスを選択させたり、奪い取る回数を増やしていく。 鹿児島県の巧さの前に迫力のあるショートカウンターへ持ち込む回数は少な...
※2023年10月12日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽市立船橋FW郡司璃来(→清水エスパルス) ▽桐光学園MF齋藤俊輔(→水戸ホーリーホック) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド...
10番・長のゴールを称えるチームメイトたち。昌平は尚志を相手に逆転負けを喫した。写真:河野正 村松コーチが監督代行として指揮 埼玉・昌平高校サッカー部を全国屈指の強豪へ育て上げた藤島崇之監督が10月3日付で退任し、新体制に移行して最初の公式戦、高円宮杯JFA U-18プレミアリーグEASTが7日に行なわれ、昌平は尚志(福島)に1-2で逆転負けし、3連敗を喫した。村松明人コーチが監督代行として指揮を執った。 今季プレミアリーグに昇格したチーム同士の対戦。4-2-3-1の昌平は前半6分あたりからペースを握り出し、ボランチの土谷飛雅とトップ下の長準喜(ともに3年)を経由してリズミカルな攻撃を展開。13分、MF大谷湊斗(2年)が右から鋭く切れ込んでからの最終パスが尚志DFに当たり、そのこぼれ球を長が蹴り込んで先制した。 前節まで6試合連続無失点の尚志の堅陣をこじ開けたことで、昌平...
■代表決定日一覧 ▽北海道・東北北海道予選:11月12日青森県予選:11月5日岩手県予選:11月5日宮城県予選:11月5日秋田県予選:10月21日山形県予選:10月21日福島県予選:11月5日 ▽関東茨城県予選:11月12日栃木県予選:11月11日群馬県予選:11月12日埼玉県予選:11月14日千葉県予選:11月11日東京都A予選:11月11日東京都B予選:11月11日神奈川県予選:11月12日山梨県予選:11月11日 ▽北信越・東海長野県予選:11月11日新潟県予選:11月12日富山県予選:11月11日石川県予選:11月5日福井県予選:11月5日静岡県予選:11月11日愛知県予選:11月11日岐阜県予選:11月11日三重県予選:11月11日 ▽関西滋賀県予選:11月11日京都府予選:11月12日大阪府予選:11月11日兵庫県予選:11月12日奈良県予選:11月12日和歌山県...
※2023年10月5日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽東京ヴェルディ...
高校サッカーの強豪、昌平高(埼玉)の藤島崇之監督が退任することが分かった。習志野高(千葉)、順天堂大出身の藤島監督は、07年に昌平の監督に就任。当時無名の私立校を短期間で3度のインターハイ3位、全国高校選手権8強、“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグEAST昇格など、全国有数の強豪校へ成長させた。 判断力、技術力の質の高い選手たちが繰り出す攻撃的なサッカーが話題となり、また、12年に創設した育成組織、FC LAVIDAとの中高一貫6年指導によって、選手育成でも注目される高校に。現在、7年連続でJリーガーを輩出中で、U-22日本代表FW小見洋太(新潟)やU-17日本代表MF山口豪太(1年)ら多数の年代別日本代表選手も育てている。また、藤島監督は日本高校選抜やU-18日本代表のコーチも務めた。 昌平は近年、男子サッカー部の活躍に続く形で他の運動部も相次いで全国大会出場を果たしてい...
※2023年10月2日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽湘南ベルマーレ...
鹿児島城西のMF芹生は、身体の使い方が上手く、パスセンスも高い司令塔だ。写真:松尾祐希 今年のチームは攻撃陣にタレントが揃う “半端ない”FW大迫勇也(神戸)を擁して選手権で準優勝を果たしてから15年。鹿児島城西が虎視眈々と復権の機会を狙っている。 鹿児島の高校サッカーと言えば――。2000年代の前半までMF遠藤保仁(磐田)やMF松井大輔(YS横浜)らを輩出した鹿児島実がその名を轟かせた。 近年は神村学園が躍進し、昨年度は福田師王(ボルシアMG)やMF大迫塁(C大阪)を擁してベスト4まで勝ち上がったのは記憶に新しい。インターハイは6年連続、冬の選手権も昨年度まで6年連続で出場しており、今季から2種年代最高峰のU-18プレミアリーグ高円宮杯に参戦するまでになっている。 一方で鹿児島城西は前述の通り、2008年度の選手権で日本一にあと一歩まで迫り、以降も神村学園と切磋琢磨し...
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