【高校サッカー勢力図】2020選手権出場プレーヤー・出身都道府県ランキング!! あなたの出身地は何位?
{by} https://www.soccerdigestweb.com/

1位~7位|大都市圏が顔をそろえた上位でやはりトップは…

 

 

 高校生の檜舞台、第99回全国高校サッカー選手権大会が12月31日に開幕する。2020年は新型コロナウイルスの影響で夏のインターハイが中止となるなど、高校生プレーヤーにとっては苦難の1年となったが、辛く長い道のりを乗り越え、代表校の座を掴み取った48チームが今年もしのぎを削る。

 

『高校サッカーダイジェスト』では開幕に先駆け、出場48校の情報が満載の『第99回全国高校サッカー選手権名鑑』を12月8日より発売中だ。本稿では、この選手名鑑の作成に際し、各校にご協力いただいたアンケートから全1440選手の出身地を集計。今回最も選手権出場者を輩出したのはどの地域なのか。ランキング形式で紹介する。

 

――◆――◆――

 

第99回 全国高校サッカー選手権
出身都道府県別 出場選手数ランキング(1位~7位)
※( )内は地元代表校の選手数

 

1位:東京……94人(41人)昨年1位→
2位:大阪……87人(20人)昨年3位↑
3位:埼玉……71人(22人)昨年6位↑
4位:愛知……64人(23人)昨年5位↑
5位:神奈川……58人(24人)昨年2位↓
6位:兵庫……54人(23人)昨年7位↑
7位:千葉……40人(13人)昨年23位↑
   三重……40人(30人)昨年23位↑
   愛媛……40人(30人)昨年18位↑
   鹿児島……40人(29人)昨年26位↑

 

 今年も、唯一2校が出場できる東京がトップとなった。2位には他県への選手輩出が東京よりも多い大阪が入り、埼玉と愛知がトップ5に躍り出ている。ともに地元代表校の選手が特別多いというわけではなく、県外の強豪校に進学し、自身に試練を課す選手が増加しており、それだけ人材が豊富ということだろう。一方で、神奈川は昨年の2位から5位へとランクダウン。2位の大阪とは30人近い差が生まれている。

 

 また千葉、三重、愛媛、鹿児島が40人で7位に並んだ。いずれも昨年と比べ大きくジャンプアップを果たしており、年々優秀な人材を増やし続けている。

 

11位~30位|地元出身者の多さが順位上昇の要因に

 

第99回 全国高校サッカー選手権
出身都道府県別 出場選手数ランキング(11位~30位)
※( )内は地元代表校の選手数

 

11位:福岡……39人(15人)昨年4位↓
12位:北海道……35人(29人)昨年12位→
    群馬……35人(30人)昨年37位↑
    熊本……35人(24人)昨年15位↑
    沖縄……35人(30人)昨年9位↓
16位:岩手……34人(30人)昨年21位↑
    島根……34人(30人)昨年39位↑
18位:静岡……31人(20人)昨年41位↑
    広島……31人(27人)昨年11位↓
20位:富山……30人(29人)昨年18位↓
21位:山形……29人(29人)昨年20位↓
    京都……29人(11人)昨年32位↑
23位:福井……28人(25人)昨年30位↑
    香川……28人(20人)昨年17位↓
25位:徳島……27人(18人)昨年23位↓
    大分……27人(21人)昨年21位↓
27位:秋田……25人(22人)昨年29位↑
28位:岐阜……23人(17人)昨年37位↑
29位:佐賀……22人(15人)昨年41位↑
30位:茨城……21人(4人)昨年9位↓
    山口……21人(16人)昨年35位↑

 

 12位・北海道から21位・山形までの10地域の代表校は、メンバー(各校30名)の大部分を地元出身者が占めており、順位を上昇させているひとつの要因となっている。

 

 なかでも前橋商(群馬)、那覇西(沖縄)、遠野(岩手)、大社(島根)の4校はオール地元出身者で、他地域の選手に頼らずにどこまで今年の戦国トーナメントを勝ち上がることが出来るのか、注目ポイントのひとつとなりそうだ。

 

32位~47位|青森山田ら強豪校の地域が低ランク。そのワケは?

 

第99回 全国高校サッカー選手権
出身都道府県別 出場選手数ランキング(32位~47位)
※( )内は地元代表校の選手数

 

32位:石川……20人(14人)昨年30位↓
    長崎……20人(17人)昨年46位↑
    宮崎……20人(19人)昨年26位↓
35位:長野……19人(15人)昨年26位↓
    滋賀……19人(15人)昨年8位↓
37位:福島……18人(15人)昨年44位↑
38位:宮城……14人(3人)昨年39位↑
    奈良……14人(4人)昨年15位↓
    高知……14人(10人)昨年12位↓
41位:新潟……13人(8人)昨年33位↓
    岡山……13人(8人)昨年33位↓
43位:青森……11人(5人)昨年41位↓
    和歌山……11人(7人)昨年12位↓
45位:山梨……9人(4人)昨年47位↑
    鳥取……9人(9人)昨年45位→
47位:栃木……8人(6人)昨年36位↓

 

 昨年トップ10だった滋賀が35位と大幅にランクダウン。去年は他県への人材輩出数が12名だったのに対し、今年は4名と下がったことが順位に影響した。奈良、高知、和歌山も大きく順位を落としているが、同じ要因が挙げられる。

 

 また43位の青森山田(青森)や47位の矢板中央(栃木)、  45位の山梨学院(山梨)と米子北(鳥取)、41位の帝京長岡(新潟)といった優勝候補の一角とされる代表校や歴史のある強豪校には、選手権の舞台を夢見る県外からの選手が多く集まる傾向にあり、地元出身者の割合が極めて低くなる。この結果が順位にも表われている。

 

 今年の選手権は開会式や開幕戦を行なわず、31日から1回戦が一斉に開催される。激動の1年を締めくくる埼玉スタジアムでの決勝を制し、99代目チャンピオンに座に輝くのは果たして――。

 

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

 

関連ニュース
ユース取材ライター陣が推薦する「クラセン注目の11傑」vol.1

森田記者が推薦するMF長田叶羽(ガンバ大阪ユース、3年) 7月22日に開幕する夏のクラブユースチーム日本一を懸けた戦い、第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の注目プレーヤーを大特集!「クラセン注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター各氏に紹介してもらいます。第1回は関西の高校生を中心に各カテゴリーを精力的に取材する森田将義記者による11名です。 森田記者「すでにトップチームに欠かせない戦力になりつつある広島ユースのMF中島洋太朗。6月の新潟戦でJ1デビューを果たした鹿島ユースのFW徳田誉。高3ながらもこの夏、海外に渡る熊本のFW道脇豊。今年はアカデミー出身の若い選手の飛躍が目を惹きますが、クラブユース選手権(U-18)には彼らに続く可能性を秘めた選手がまだまだ存在します。今回は夏の祭典を機にブレークを果たしてくれると期待し、見た試合でのインパクトが...

クラセン注目の11傑
{by} web.gekisaka.jp
相手をリスペクトした真っ向勝負で静岡学園に3発快勝!神戸U-18が描く頂点へのロードマップに加わる個性豊かな色彩の可能性

[4.14 プレミアリーグWEST第2節 静岡学園高 0-3 神戸U-18 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド(人工芝)] 相手が素晴らしいチームなのはわかっている。間違いなく攻撃的に来るであろうことも、容易に想像が付く。だからこそ、自分たちも引くつもりなんて毛頭ない。アグレッシブに打ち合って、その上で勝ち切ってやる。クリムゾンレッドの若武者たちは、勇敢な決意をハッキリと携えていたのだ。 「本当にこのリーグは難しいリーグなので、正直勝ててホッとしています。それも『こういうサッカーをしようよ』ということを、自分たちがある程度しっかり出した上で結果も付いてきたので、そこが凄く喜ばしいかなと思っています」(神戸U-18・安部雄大監督)。 真っ向からぶつかって3発を叩き込み、2試合目で掴んだ初白星。14日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST第2...

高校サッカー
{by} web.gekisaka.jp
「ここが決勝戦」。大一番へ向けて準備してきた東京都が“アウェー”で鹿児島県にPK戦勝利

[10.12 国体少年男子1回戦 東京都 1-1(PK4-2)鹿児島県 OSAKO YUYA stadium] 東京都が“決勝戦”と位置づけていた一戦を突破した。対戦した鹿児島県はともにU-16日本代表のMF福島和毅(神村学園高1年)やFW大石脩斗(鹿児島城西高1年)を擁し、地元国体のために準備してきた注目チーム。この日は、800人の観衆が地元チームを後押ししていた。 だが、石川創人監督(東京農大一高)が「僕らは『ここが決勝戦だ』と言ってチームを作ってきた」という東京都が、強敵を上回る。技術力の高い選手の多い鹿児島県に対し、MF仲山獅恩(東京Vユース、1年)とMF鈴木楓(FC東京U-18、1年)中心にコミュニケーションを取って準備してきた守備で対抗。相手にバックパスを選択させたり、奪い取る回数を増やしていく。 鹿児島県の巧さの前に迫力のあるショートカウンターへ持ち込む回数は少な...

国体少年男子
{by} web.gekisaka.jp
【2024年】高校年代サッカー・プロ内定者一覧 【加入情報】

※2023年10月12日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽市立船橋FW郡司璃来(→清水エスパルス) ▽桐光学園MF齋藤俊輔(→水戸ホーリーホック) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド...

高校サッカー
{by} koko-soccer.com
「今の状況を打開していきたい」藤島監督が退任、新体制でリスタートを切った埼玉・昌平がプレミアリーグEASTに臨んだ

10番・長のゴールを称えるチームメイトたち。昌平は尚志を相手に逆転負けを喫した。写真:河野正 村松コーチが監督代行として指揮 埼玉・昌平高校サッカー部を全国屈指の強豪へ育て上げた藤島崇之監督が10月3日付で退任し、新体制に移行して最初の公式戦、高円宮杯JFA U-18プレミアリーグEASTが7日に行なわれ、昌平は尚志(福島)に1-2で逆転負けし、3連敗を喫した。村松明人コーチが監督代行として指揮を執った。 今季プレミアリーグに昇格したチーム同士の対戦。4-2-3-1の昌平は前半6分あたりからペースを握り出し、ボランチの土谷飛雅とトップ下の長準喜(ともに3年)を経由してリズミカルな攻撃を展開。13分、MF大谷湊斗(2年)が右から鋭く切れ込んでからの最終パスが尚志DFに当たり、そのこぼれ球を長が蹴り込んで先制した。 前節まで6試合連続無失点の尚志の堅陣をこじ開けたことで、昌平...

埼玉・昌平高校サッカー
高校サッカー
{by} soccerdigestweb
選手権代表決定日一覧 【第102回全国高校サッカー選手権予選】

■代表決定日一覧 ▽北海道・東北北海道予選:11月12日青森県予選:11月5日岩手県予選:11月5日宮城県予選:11月5日秋田県予選:10月21日山形県予選:10月21日福島県予選:11月5日 ▽関東茨城県予選:11月12日栃木県予選:11月11日群馬県予選:11月12日埼玉県予選:11月14日千葉県予選:11月11日東京都A予選:11月11日東京都B予選:11月11日神奈川県予選:11月12日山梨県予選:11月11日 ▽北信越・東海長野県予選:11月11日新潟県予選:11月12日富山県予選:11月11日石川県予選:11月5日福井県予選:11月5日静岡県予選:11月11日愛知県予選:11月11日岐阜県予選:11月11日三重県予選:11月11日 ▽関西滋賀県予選:11月11日京都府予選:11月12日大阪府予選:11月11日兵庫県予選:11月12日奈良県予選:11月12日和歌山県...

第102回全国高校サッカー選手権予選
{by} koko-soccer
【2024年】高校年代サッカー・プロ内定者一覧 【加入情報】

※2023年10月5日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽東京ヴェルディ...

高校サッカー
{by} koko-soccer
7年連続でJリーガー輩出中。選手育成も注目の強豪、昌平高・藤島崇之監督が退任へ

高校サッカーの強豪、昌平高(埼玉)の藤島崇之監督が退任することが分かった。習志野高(千葉)、順天堂大出身の藤島監督は、07年に昌平の監督に就任。当時無名の私立校を短期間で3度のインターハイ3位、全国高校選手権8強、“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグEAST昇格など、全国有数の強豪校へ成長させた。 判断力、技術力の質の高い選手たちが繰り出す攻撃的なサッカーが話題となり、また、12年に創設した育成組織、FC LAVIDAとの中高一貫6年指導によって、選手育成でも注目される高校に。現在、7年連続でJリーガーを輩出中で、U-22日本代表FW小見洋太(新潟)やU-17日本代表MF山口豪太(1年)ら多数の年代別日本代表選手も育てている。また、藤島監督は日本高校選抜やU-18日本代表のコーチも務めた。 昌平は近年、男子サッカー部の活躍に続く形で他の運動部も相次いで全国大会出場を果たしてい...

昌平高
藤島崇之監督
{by} web.gekisaka.jp
【2024年】高校年代サッカー・プロ内定者一覧 【加入情報】

※2023年10月2日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽湘南ベルマーレ...

高校サッカー
{by} koko-soccer
藤枝内定のMF芹生海翔、プロの練習で痛感した守備の重要性。成長を続ける司令塔は鹿児島城西を7年ぶりの選手権出場に導けるか

鹿児島城西のMF芹生は、身体の使い方が上手く、パスセンスも高い司令塔だ。写真:松尾祐希 今年のチームは攻撃陣にタレントが揃う “半端ない”FW大迫勇也(神戸)を擁して選手権で準優勝を果たしてから15年。鹿児島城西が虎視眈々と復権の機会を狙っている。 鹿児島の高校サッカーと言えば――。2000年代の前半までMF遠藤保仁(磐田)やMF松井大輔(YS横浜)らを輩出した鹿児島実がその名を轟かせた。 近年は神村学園が躍進し、昨年度は福田師王(ボルシアMG)やMF大迫塁(C大阪)を擁してベスト4まで勝ち上がったのは記憶に新しい。インターハイは6年連続、冬の選手権も昨年度まで6年連続で出場しており、今季から2種年代最高峰のU-18プレミアリーグ高円宮杯に参戦するまでになっている。 一方で鹿児島城西は前述の通り、2008年度の選手権で日本一にあと一歩まで迫り、以降も神村学園と切磋琢磨し...

高校サッカー
{by} soccerdigestweb