クライマックスの今週末は20都府県で予選決勝を開催
神奈川準決勝、桐光学園vs日大藤沢の一戦は前者に軍配。日藤のエース鈴木(右)は1得点をマークも一歩及ばず。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
11月8日、第99回全国高校サッカー選手権・地区予選が各地で開催され、新たに10校の出場が確定した。青森、岩手、群馬、福井、兵庫、山口、高知、長崎、宮崎、鹿児島の各決勝だ。最終盤に2得点を挙げて前橋商がどんでん返しを演じた群馬決勝や、長崎総科大附(長崎)と鵬翔(宮崎)が劇的展開で初出場校の軍門に降ったゲームなど、実にエキサイティングな一日となった。
そんななか、日曜日には注目度の高い準決勝も数多く開催された。やはり筆頭は、神奈川の桐光学園と日大藤沢の一戦だろう。ともに全国クラスのタレントを抱えるチーム同士の闘いは、下馬評通りに熾烈を極めた。
立ち上がりから拮抗した白熱のバトル。先にスコアを動かしたのは桐光学園だった。前半16分に栗原が直接FKをねじ込み、まずは端緒を開いた。以降は一進一退の攻防が続いたが、後半に入ると日大藤沢が攻勢を強める。司令塔の斉藤を中心にゲームを組み立てると、サイドを抉ってチャンスを創出。そして後半24分、その斉藤がペナルティエリア外から右足を振り抜くと、これが相手DFに当たってゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。
1ー1で突入した延長はさらに中盤での激しさが増し、互いにカウンターやロングボールを多用。延長後半6分に日大藤沢がロングスローから好機を掴み、鈴木輪が押し込んで逆転に成功したのも束の間、桐光学園も執念の粘りで食い下がり、2分後に裏のスペースに抜け出した新井のラストパスから、走り込んだ粟江が千金弾をねじ込んだ。
試合は100分間で決着が付かず、運命のPK戦へ。先攻の日大藤沢がふたり外したのに対して、桐光学園はひとりで踏ん張り、5-4でこれを制した。11月28日に行なわれる決勝では、横浜創英を1-0の僅差で下した桐蔭学園と雌雄を決する。
そのほか、茨城決勝が鹿島学園と明秀日立、東京Bが大成と堀越、広島が広島皆実と如水館の顔合わせとなり、14日に準決勝を消化する熊本をのぞく残りの全決勝カードが確定した。14日は栃木、東京AB、山梨、静岡、岐阜、愛知、大阪、滋賀、徳島、愛媛の10都府県で、15日も千葉、茨城、埼玉、京都、和歌山、奈良、広島、福岡、大分の9府県で予選決勝が開催される。
11月16日にオンラインでの組み合わせ抽選会を実施され、21日の熊本決勝、28日の神奈川決勝を経て、全代表校が出揃う。
11月8日現在で本大会出場を決めたのは26校で、初出場は学法石川(福島)、創成館(長崎)、宮崎日大(宮崎)の3校。一方で静岡学園(静岡)、佐野日大(栃木)、前橋育英、桐生一(ともに群馬)、尚志(福島)、秋田商(秋田)、國學院久我山、駒澤大高(ともに東京)、日大藤沢(神奈川)、阪南大高、興国(ともに大阪)、野洲(滋賀)、立正大淞南(島根)、長崎総科大附(長崎)、日章学園、鵬翔(ともに宮崎)、鹿児島城西(鹿児島)といった強豪・有力校が地区予選で涙を呑んだ。
これまでの出場決定校と全47都道府県予選の進捗状況はこちら!
第99回全国高校サッカー選手権大会
【出場決定校&各都道府県予選のスケジュール一覧】
【北海道・東北】
★北海道
札幌大谷(5年ぶり3回目)
★青 森
青森山田(24年連続26回目)
★岩 手
遠野(2年ぶり29回目)
★宮 城
仙台育英(4年連続35回目)
★秋 田
明桜(27年ぶり4回目)
★山 形
日大山形(5年ぶり14回目)
★福 島
学法石川(初出場)
【関東】
★茨 城
11月15日(日) 決勝/鹿島学園vs明秀日立
★栃 木
11月14日(土) 決勝/矢板中央vs宇都宮短大附
★群 馬
前橋商(16年ぶり12回目)
★千 葉
11月15日(日) 決勝/流経大柏vs市立船橋
★埼 玉
11月15日(日) 決勝/昌平vs武蔵越生
★東京A
11月14日(土) 決勝/関東一vs日大豊山
★東京B
11月14日(土) 決勝/大成vs堀越
★神奈川
11月28日(土) 決勝/桐光学園vs桐蔭学園
★山 梨
11月14日(土) 決勝/山梨学院vs日本航空
【北信越】
★新 潟
帝京長岡(3年連続8回目)
★富 山
富山一(6年連続31回目)
★石 川
星稜(2年ぶり29回目)
★福 井
丸岡(3年連続31回目)
★長 野
松本国際(2年連続4回目)
【東海】
★岐 阜
11月14日(土) 決勝/帝京大可児vs岐阜工
★静 岡
11月14日(土) 決勝/東海大翔洋vs藤枝明誠
★愛 知
11月14日(土) 決勝/名経大高蔵vs東海学園
★三 重
海星(4年ぶり2回目)
【関西】
★滋 賀
11月14日(土) 決勝/綾羽vs近江
★京 都
11月15日(日) 決勝/京都橘vs東山
★大 阪
11月14日(土) 決勝/履正社vs金光大阪
★兵 庫
神戸弘陵(2年連続11回目)
★奈 良
11月15日(日) 決勝/五條vs山辺
★和歌山
11月15日(日) 決勝/初芝橋本vs近大和歌山
【中国】
★鳥 取
米子北(11年連続16回目)
★島 根
大社(5年ぶり10回目)
★岡 山
作陽(3年ぶり24回目)
★広 島
11月15日(日) 決勝/広島皆実vs如水館
★山 口
高川学園(2年連続26回目)
【四国】
★香 川
大手前高松(2年連続2回目)
★徳 島
11月14日(土) 決勝/徳島市立vs鳴門渦潮
★愛 媛
11月14日(土) 決勝/新田vs済美
★高 知
明徳義塾(4年ぶり8回目)
【九州】
★福 岡
11月15日(日) 決勝/九州国際大付vs東福岡
★佐 賀
佐賀東(3年ぶり11回目)
★長 崎
創成館(初出場)
★熊 本
11月14日(土) 準決勝/大津vsルーテル学院、鎮西vs熊本国府
11月21日(土) 決勝
★大 分
11月15日(日) 決勝/日本文理大附vs大分
★宮 崎
宮崎日大(初出場)
★鹿児島
神村学園(4年連続8回目)
★沖 縄
那覇西(2年ぶり17回目)
※日程は変更になる場合があります。
女子選手権は新たに中国&九州で代表校が決定!
女子の選手権は11月8日時点で21校の本大会行きが決定している。
先週末に行なわれた中国大会、九州大会で新たに7枠が確定。作陽(岡山)、AICJ(広島)、神村学園(鹿児島)、東海大福岡(福岡)、秀岳館(熊本)、柳ヶ浦(大分)がそれぞれ勝ち進み、本大会行きの切符を掴んだ。今週末は関東大会で6枠が、東海大会で3枠が埋まり、11月22日の関東大会最終日で、全32代表が出揃う予定だ。
各地区の出場決定校と進捗状況は以下の通り。
第29回全日本高校女子サッカー選手権
【出場決定校&各地域決勝大会のスケジュール一覧】
【北海道】(2枠)
★北海道文教大明清(29年連続29回目)
★北海道大谷室蘭(13年連続15回目)
【東北】(3枠)
★聖和学園(宮城/29年連続29回目)
★専大北上(岩手/5年連続5回目)
★常盤木学園(宮城/23年連続23回目)
【関東】(7枠)
関東大会(11月14日~22日)で決定
【北信越】(3枠)
★帝京長岡(新潟/3年連続3回目)
★開志学園JSC(新潟/8年連続8回目)
★福井工大福井(福井/17年連続17回目)
【東海】(3枠)
東海大会(11月7日~15日)で決定
【関西】(5枠)
★日ノ本学園(兵庫/20年連続22回目)
★大商学園(大阪/13年連続13回目)
★大阪桐蔭(大阪/4年ぶり9回目)
★姫路女学院(兵庫/初出場)
★神戸弘陵(兵庫/6年連続6回目)※開催県枠
【中国】(3枠)
★作陽(岡山/13年連続13回目)
★AICJ(広島/2年連続2回目)
※残る1枠は11月9日の中国大会・3位決定戦(松江商vs鳥取城北戦)で決定
【四国】(2枠)
四国学院大香川西(香川/5年連続5回目)
鳴門渦潮(徳島/9年連続9回目)
【九州】(4枠)
★神村学園(鹿児島/27年連続27回目)
★東海大福岡(福岡/4年連続5回目)
★秀岳館(熊本/4年連続4回目)
★柳ヶ浦(大分/4年ぶり5回目)
※日程は変更になる場合があります。
森田記者が推薦するMF長田叶羽(ガンバ大阪ユース、3年) 7月22日に開幕する夏のクラブユースチーム日本一を懸けた戦い、第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の注目プレーヤーを大特集!「クラセン注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター各氏に紹介してもらいます。第1回は関西の高校生を中心に各カテゴリーを精力的に取材する森田将義記者による11名です。 森田記者「すでにトップチームに欠かせない戦力になりつつある広島ユースのMF中島洋太朗。6月の新潟戦でJ1デビューを果たした鹿島ユースのFW徳田誉。高3ながらもこの夏、海外に渡る熊本のFW道脇豊。今年はアカデミー出身の若い選手の飛躍が目を惹きますが、クラブユース選手権(U-18)には彼らに続く可能性を秘めた選手がまだまだ存在します。今回は夏の祭典を機にブレークを果たしてくれると期待し、見た試合でのインパクトが...
[4.14 プレミアリーグWEST第2節 静岡学園高 0-3 神戸U-18 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド(人工芝)] 相手が素晴らしいチームなのはわかっている。間違いなく攻撃的に来るであろうことも、容易に想像が付く。だからこそ、自分たちも引くつもりなんて毛頭ない。アグレッシブに打ち合って、その上で勝ち切ってやる。クリムゾンレッドの若武者たちは、勇敢な決意をハッキリと携えていたのだ。 「本当にこのリーグは難しいリーグなので、正直勝ててホッとしています。それも『こういうサッカーをしようよ』ということを、自分たちがある程度しっかり出した上で結果も付いてきたので、そこが凄く喜ばしいかなと思っています」(神戸U-18・安部雄大監督)。 真っ向からぶつかって3発を叩き込み、2試合目で掴んだ初白星。14日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST第2...
[10.12 国体少年男子1回戦 東京都 1-1(PK4-2)鹿児島県 OSAKO YUYA stadium] 東京都が“決勝戦”と位置づけていた一戦を突破した。対戦した鹿児島県はともにU-16日本代表のMF福島和毅(神村学園高1年)やFW大石脩斗(鹿児島城西高1年)を擁し、地元国体のために準備してきた注目チーム。この日は、800人の観衆が地元チームを後押ししていた。 だが、石川創人監督(東京農大一高)が「僕らは『ここが決勝戦だ』と言ってチームを作ってきた」という東京都が、強敵を上回る。技術力の高い選手の多い鹿児島県に対し、MF仲山獅恩(東京Vユース、1年)とMF鈴木楓(FC東京U-18、1年)中心にコミュニケーションを取って準備してきた守備で対抗。相手にバックパスを選択させたり、奪い取る回数を増やしていく。 鹿児島県の巧さの前に迫力のあるショートカウンターへ持ち込む回数は少な...
※2023年10月12日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽市立船橋FW郡司璃来(→清水エスパルス) ▽桐光学園MF齋藤俊輔(→水戸ホーリーホック) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド...
10番・長のゴールを称えるチームメイトたち。昌平は尚志を相手に逆転負けを喫した。写真:河野正 村松コーチが監督代行として指揮 埼玉・昌平高校サッカー部を全国屈指の強豪へ育て上げた藤島崇之監督が10月3日付で退任し、新体制に移行して最初の公式戦、高円宮杯JFA U-18プレミアリーグEASTが7日に行なわれ、昌平は尚志(福島)に1-2で逆転負けし、3連敗を喫した。村松明人コーチが監督代行として指揮を執った。 今季プレミアリーグに昇格したチーム同士の対戦。4-2-3-1の昌平は前半6分あたりからペースを握り出し、ボランチの土谷飛雅とトップ下の長準喜(ともに3年)を経由してリズミカルな攻撃を展開。13分、MF大谷湊斗(2年)が右から鋭く切れ込んでからの最終パスが尚志DFに当たり、そのこぼれ球を長が蹴り込んで先制した。 前節まで6試合連続無失点の尚志の堅陣をこじ開けたことで、昌平...
■代表決定日一覧 ▽北海道・東北北海道予選:11月12日青森県予選:11月5日岩手県予選:11月5日宮城県予選:11月5日秋田県予選:10月21日山形県予選:10月21日福島県予選:11月5日 ▽関東茨城県予選:11月12日栃木県予選:11月11日群馬県予選:11月12日埼玉県予選:11月14日千葉県予選:11月11日東京都A予選:11月11日東京都B予選:11月11日神奈川県予選:11月12日山梨県予選:11月11日 ▽北信越・東海長野県予選:11月11日新潟県予選:11月12日富山県予選:11月11日石川県予選:11月5日福井県予選:11月5日静岡県予選:11月11日愛知県予選:11月11日岐阜県予選:11月11日三重県予選:11月11日 ▽関西滋賀県予選:11月11日京都府予選:11月12日大阪府予選:11月11日兵庫県予選:11月12日奈良県予選:11月12日和歌山県...
※2023年10月5日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽東京ヴェルディ...
高校サッカーの強豪、昌平高(埼玉)の藤島崇之監督が退任することが分かった。習志野高(千葉)、順天堂大出身の藤島監督は、07年に昌平の監督に就任。当時無名の私立校を短期間で3度のインターハイ3位、全国高校選手権8強、“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグEAST昇格など、全国有数の強豪校へ成長させた。 判断力、技術力の質の高い選手たちが繰り出す攻撃的なサッカーが話題となり、また、12年に創設した育成組織、FC LAVIDAとの中高一貫6年指導によって、選手育成でも注目される高校に。現在、7年連続でJリーガーを輩出中で、U-22日本代表FW小見洋太(新潟)やU-17日本代表MF山口豪太(1年)ら多数の年代別日本代表選手も育てている。また、藤島監督は日本高校選抜やU-18日本代表のコーチも務めた。 昌平は近年、男子サッカー部の活躍に続く形で他の運動部も相次いで全国大会出場を果たしてい...
※2023年10月2日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽湘南ベルマーレ...
鹿児島城西のMF芹生は、身体の使い方が上手く、パスセンスも高い司令塔だ。写真:松尾祐希 今年のチームは攻撃陣にタレントが揃う “半端ない”FW大迫勇也(神戸)を擁して選手権で準優勝を果たしてから15年。鹿児島城西が虎視眈々と復権の機会を狙っている。 鹿児島の高校サッカーと言えば――。2000年代の前半までMF遠藤保仁(磐田)やMF松井大輔(YS横浜)らを輩出した鹿児島実がその名を轟かせた。 近年は神村学園が躍進し、昨年度は福田師王(ボルシアMG)やMF大迫塁(C大阪)を擁してベスト4まで勝ち上がったのは記憶に新しい。インターハイは6年連続、冬の選手権も昨年度まで6年連続で出場しており、今季から2種年代最高峰のU-18プレミアリーグ高円宮杯に参戦するまでになっている。 一方で鹿児島城西は前述の通り、2008年度の選手権で日本一にあと一歩まで迫り、以降も神村学園と切磋琢磨し...
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