「なんでこんなに点を取るんやろ」来季マリノス内定、興國高MF樺山諒乃介がフランスと横浜での衝撃を語る
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自宅待機のなか、憧れの選手の動画でモチベーションを高めて

 

昨年から10番を背負う興國のエース樺山。チームを初の選手権に導いた。写真:浦正弘

 

 中学時代から大きな注目を集め、多くの強豪Jクラブユースや強豪校が激しい争奪戦を繰り広げたMF樺山諒乃介。地元・大阪の興國高に進むと、持ち前の技術とスピードに加え、戦術理解力やポジショニングなどのインテリジェンスを磨き上げ、今年2月11日にはチームメイトのDF平井駿助、GK田川知樹とともに、横浜F・マリノスへの来季加入内定が発表された。

 

 新型コロナウイルスの感染拡大により自宅待機を余儀なくされるなか、彼は今、何を考えて日々を過ごしているのだろうか。5月7日にリモートインタビューを行ない、その心の内を聞いた。2回に分けてお届けするインタビューの1回目では、今夏に予定されていたインターハイ中止が決まったことへの率直な思いを語っているが、2回目となる今回は来季からの新天地となる横浜のこと、2月下旬から3月上旬まで行なわれた興國高スペイン・フランス遠征での経験、そしてこれからへの想いなど、プレーにまつわる胸の内を語ってもらった。

 

――◆――◆――

 

――コロナ禍の中でいろんな思いが交錯する中で樺山選手の言葉から感じるのは、やっぱりサッカーは大切な存在だということ。そこはご自身も感じますか?

 

「ものすごく感じます。家にいるときもユーチューブでエデン・アザールなど自分が好きなドリブラーの選手の動画を観ているのですが、彼らのプレーを観ているだけで『僕もこうなりたい』とめちゃくちゃモチベーションが上がるし、夢を与えてくれるんです。今、プロが決まった立場として、僕もアザール選手のように苦しい時に周りに感動や夢、希望を与えられるような選手になりたいと改めて思いました。自分の中でサッカーはやっぱり大切でかけがえのないものですね」

 

――2月24日から3月4日まで興國でスペイン・フランス遠征に行きましたが、その後は樺山選手と杉浦選手の2人だけがフランス・トゥールーズで5日間練習参加をされていましたね。

 

「はい、去年もスペイン・フランス遠征には行っていたのですが、前回よりも手応えを感じることができました。スペインではエスパニョールと試合をして、フランスではパリ・サンジェルマンとパリFC、トゥールーズと試合をしました。チームとしてはもともと2年生が多いチームだったので、やりたいことや意図もしっかり共有ができてやりやすかったですね。やっていて楽しかったです」

 

フランス年代別代表ストライカーの技術に驚愕。「練習中から彼を注視するように」

 

日々のトレーニングに打ち込む樺山。現在は自宅待機で自主トレに励む。写真:安藤隆人

 

――プロ入りが決まってからの初の海外遠征。将来的な目標でもあるヨーロッパのサッカーに触れて何を感じましたか?

 

「個人的にはトゥールーズのセカンドチームに練習参加をした5日間が一番刺激的で学ぶことが多かったですね。それまではチームとして活動していたのですが、この5日間は僕とリッキー(杉浦)だけで僕らの同世代や年齢が上のプロ選手と一緒にヨーロッパの『日常』を経験することができました。選手寮に泊まって、外国の選手たちと練習やクラブハウスで一緒に過ごすことでいろんなものが見えました」

 

――どのようなものが見えて、学びにつながったのでしょうか?

 

「トゥールーズには僕と同い年のジャニス・アンティストという年代別フランス代表にも入っている将来有望なストライカーがいるのですが、ちょうど僕らが参加した1週間ほど前にトップチームでデビューしたんです。そのジャニスと一緒に練習をしたのですが、紅白戦でもめちゃくちゃ点を取るんです。特段技術レベルが高いわけではないので、『なんでこんなにめっちゃ点を取るんやろ』と疑問に思って練習中から彼を注視するようになったんです。そうしたらゴール前での落ち着きが凄くて、フィニッシュに持ち込む前のラストタッチがめちゃくちゃ正確なんです。あと身体の使い方、マークを外す動きが抜群にうまくて、かなり衝撃を受けました。

 

 これまで内野智章監督にも『海外の選手のプレーを学べ』と言われていたのですが、改めてその言葉の意味が強烈に分かりました。僕が目指しているのはドリブルで打開をし、パスなどでチャンスを作るプレーをしつつ、自分でも決め切る選手。だからこそ最近は点を取ることに関して相当な意欲を持っているので、余計にジャニスのプレーは衝撃で、『自分との間に大きな差がある』と痛感させられました」

 

――明らかな差を感じたからこそ、逆に向上心が湧いてきたと。

 

「そうですね、ジャニスはどんな練習でも常にイメージを膨らませて動いているんです。守備の選手がいなかったり、単純なパス回しの練習でも必ずオフの動きを入れて、常に試合の状況を想定してプレーしている。そこは本当に意識の高さを感じたし、だからこそあれだけオフの動きもうまい。シュートまでのイメージを常に持っているからこそ、ゴール前で冷静にプレーできるんだなと。僕もそこは意識してやってきたと思っていたのですが、ジャニスはその遥かに上を行っていた。普段から細部にこだわり続けることの大切さを改めて学びました」

 

バチバチに喧嘩していたのに練習が終わって昼ごはんになると…

 

――そこは大きな気づきですね。

 

「ジャニスはゴールが近づくにつれてだんだん冷静になっていくようなイメージですよね。それは意識と行動を常にリンクさせながら練習に打ち込み、それを毎日積み重ねていかないと成し得ないものだと思います。それに気づけただけでも、自分の意識レベルがワンランク上がった気がしました。実際にジャニスと縦関係のコンビでプレーした時は、落とすボールの質がめちゃくちゃ良くて、自分のいい部分を引き出してくれた印象でした。欲しいところに欲しいタイミングにくれるし、自分が顔を上げたタイミングで動き出してくれる。めっちゃやりやすかったです。

 

 あと、トゥールーズにはいろんな国の選手がいて、いろんな国民性というか文化も垣間見ることができました。内野監督から『海外の選手はオンとオフの切り替えが凄い』と言われていたのですが、練習前にトレーニングルームでストレッチや軽い筋トレをする時はバンバン音楽がかかっていて、選手同士やスタッフと選手がめちゃくちゃ和気あいあいと話していて、うるさいくらいなんです。でもいざ練習が始まると一気に雰囲気が変わる。緊張感が漂うし、特に対人トレーニングをするともう削り合いをするんです。ミニゲームに負けるとめっちゃ不機嫌になるし、不甲斐ないプレーをした味方にめっちゃ怒るんです。それで喧嘩に発展することもあって、『うわ、めちゃくちゃ険悪やん』と思うのですが、練習が終わって昼ごはんとかになると、さっきまでバチバチに喧嘩をしていた選手同士がめちゃくちゃ仲良くご飯食べているんですよ。喧嘩がなかったかのようにワイワイ騒いでいて、一切引きずっていないんです。そこで『サッカーに対する考え方が違うな』と思いましたし、衝撃でしたね」

 

――その輪には入ることができたのですか?

 

「向こうから積極的に絡んできてくれるので、最後の方は練習生というよりチームメイトのように接してくれて、本当に楽しかったです。同時に『英語やこっちの言葉を喋れるようになったらもっと楽しいんやろな』と思ったので、英語は勉強しています」

 

同じポジションのマルコス選手をより強烈に意識するように

 

――今年に入っていろんな有益な刺激を受けたんですね。

 

「そうですね、海外の刺激とマリノスでの刺激と、僕は本当に恵まれていると思います。フランスから帰ってきてから、マリノスの練習にも2週間くらい参加したんです。技術レベルはめちゃくちゃ高くて、これまでも楽しいなと思っていたのですが、フランスでの経験を積んでからはより新たな気持ちと視点を持って臨むことができたので、これまで以上に楽しいなと思いました」

 

――改めてマリノスでの2週間はいかがでしたか?

 

「リーグが延期をしている中でも、やっぱりすごく明るく前向きにトレーニングしていましたし、一人ひとりが高いモチベーションで取り組んでいたのを見て『やっぱりプロは凄いな』と思いました。それに選手たちも僕のことを気にかけてくれて、仙頭啓矢選手なんかは『インターハイなくなるかもしれないんやろ? それは本当にしんどいよな』と話してくれましたね。

 

 あと、僕がトゥールーズでジャニスを強烈に意識したように、改めてマリノスではマルコス・ジュニオール選手をより強烈に意識するようになりました。僕はマリノスでマルコス選手と同じポジションのトップ下でプレーすることが多いので、マリノスの開幕戦もずっと彼のプレーを観ていましたし、練習参加をした時もずっと観ていました。プレー面では興國でやっている自分と似ている印象を受けました。ただマルコス選手は本当に自由というか、流れを敏感に感じ取って自分のプレーがしやすい場所に動くんです。決してわがままではなく、チームにとって有益な場所に必ず顔を出すので、自然と彼にボールが集まっていくし、選手たちがいちいちマルコスがどこにいるかを意識するのではなく、いて欲しいところに自然といるからボールを出すんです。

 

 僕の場合はどうかというと、興國のチームメイトはまだ僕がどこにいるのか意識しているように感じます。なので、僕がいいポジショニングを取れていない時にもボールが来てしまうことがある。それは僕のせいでもあると思うので、みんなが普通にプレーしていて、自然に自分のことを「いいところにいるから出そう」と意識してくれるような選手にならないといけないと思います。そこは年齢的な経験の積み重ねも必要だと思うのですが、例えば久保建英選手だったらそういうことができると思いますし、若さに甘えずに自分の良さを磨いてチャンスを掴みたいですね」

 

――最後にこれからへ向けて一言お願いします。

 

「もうサッカーができなくて1か月以上経っていますが、モチベーションを持ってやれているのは、選手権を目指す気持ちともう1つあります。それはマリノスで試合に絡むことです。今、リーグやルヴァンカップ、ACLが中断している分、やり方や試合数などが変化するかもしれないのですが、ある程度は開催するのではないかと考えると、絶対に過密日程になると思うんです。そうなると、もしかしたら僕ら若い選手へのチャンスも少しは来るんじゃないかと期待している自分がいるので、そのチャンスを逃さないためにも、今ここでモチベーションを切らしていてはいけないと思っています。ある意味、この時間をどう過ごすかで大きな差が生まれると思うので、現状に暗くなるのではなく、明るい未来を期待して今を頑張ることが大事だと思っています。より前向きに、ライバルの選手たちの姿を常に頭に入れて、刺激を受けながら1日1日過ごしていきたいと思います」

 

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

 

 

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