【総体予選】ついにインターハイ出場全52代表が出揃う!桐光学園や青森山田などが全国へ
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聖望学園は0-2から一度は追いついたが…

先制点を決める西武台のFW谷(9番)。見事ハットトリックを達成して、チームを4年ぶりの全国へ導いた。写真:山崎賢人

 

今大会から埼玉の出場枠は2から1に減枠。群雄割拠の戦国トーナメントを制したのは、攻守両面で組織力が光った西武台だった。

 

6月23日、インターハイ(高校総体)の埼玉予選決勝が行なわれ、西武台が聖望学園を3-2で下して出場権を獲得。これで本大会を戦う全52代表校の顔ぶれが出揃った。

 

NACK5スタジアムで開催された埼玉決勝は、序盤から西武台がペースを握る。前半16分(40分ハーフ)に谷のゴールで均衡を破ると、同36分にも左サイドからのクロスボールをふたたび谷が決めてリードを広げた。

 

後半に入ると両チームのインテンシティーはさらに高まり、一進一退の攻防が続く。ここで観衆の度肝を抜いたのが聖望学園だ。後半25分に島村の得点で1点を返し、その2分後に森田のヘディングが決まって同点! 電光石火の反撃で瞬く間にスコアをタイに戻したのである。

 

しかし、迅速な攻守の切り替えをベースに主導権を渡さなかった西武台が勝ち越し点を挙げる。後半32分、谷がハットトリック達成となるチーム3点目をねじ込んで激闘にピリオドを打った。1996年大会でインターハイ準優勝を飾った名門が、4年ぶり11回目の出場切符を掴んでいる。

 

これでインターハイは全出場校が確定し、今大会の初出場は専大北上(岩手)と大成(東京)のわずか2校となった。本大会は南九州で行なわれ、サッカー競技は男女ともに沖縄県内で開催される(7月25日開幕)。男子は埼玉、千葉、愛知の出場枠が2から1となり、全52チームが参加。女子は例年と変わらず16チームで、各地域大会に割り振られた出場枠を争う。なお本大会の組分け抽選会は6月29日に開催される予定だ。

 

2019年度インターハイ/男女・全出場校一覧はこちら!

 

これまでに本大会出場が決定している男女の出場校は以下の通りだ。

 

【令和元年度インターハイ(高校総体)・男子出場校一覧】
北海道  札幌一(9年ぶり7回目の出場)
     北海(2年連続9回目の出場)
青 森  青森山田(20年連続23回目の出場)
岩 手  専大北上(初出場)
宮 城  聖和学園(8年ぶり3回目の出場)
秋 田  秋田商(2年ぶり34回目の出場)
山 形  羽黒(2年連続9回目の出場)
福 島  尚志(10年連続12回目の出場)
茨 城  水戸商(8年ぶり23回目の出場)
栃 木  矢板中央(2年連続9回目の出場)
群 馬  前橋育英(3年連続16回目の出場)
埼 玉  西武台(4年ぶり11回目の出場)
千 葉  日体大柏(33年ぶり2回目の出場)
東 京  大成(初出場)
     國學院久我山(2年連続10回目の出場)
     ※決勝/6月23日(日)
神奈川  桐光学園(2年連続14回目の出場)
     東海大相模(2年ぶり2回目の出場)
     ※決勝/6月23日(日)
山 梨  韮崎(6年ぶり30回目の出場)
新 潟  北越(12年ぶり3回目の出場)
富 山  富山一(3年連続28回目の出場)
石 川  星稜(8年連続27回目の出場)
福 井  丸岡(2年ぶり31回目の出場)
長 野  松本国際(2年連続4回目の出場)
岐 阜  帝京大可児(2年ぶり6回目の出場)
静 岡  清水桜が丘(4年ぶり2回目の出場)
愛 知  名経大高蔵(2年ぶり2回目の出場)
三 重  四日市中央工(4年ぶり29回目の出場)
滋 賀  近江(2年ぶり2回目の出場)
京 都  京都橘(2年ぶり5回目の出場)
大 阪  阪南大高(3年連続4回目の出場)
     関西大一(13年ぶり4回目の出場)
兵 庫  三田学園(4年ぶり2回目の出場)
奈 良  五條(13年ぶり3回目の出場)
和歌山  初芝橋本(3年連続16回目の出場)
鳥 取  米子北(12年連続15回目の出場)
島 根  大社(12年ぶり11回目の出場)
岡 山  作陽(2年連続23回目の出場)
広 島  広島皆実(3年ぶり15回目の出場)
山 口  西京(3年ぶり5回目の出場)
徳 島  徳島市立(6年連続18回目の出場)
香 川  四国学院大香川西(2年ぶり11回目の出場)
愛 媛  新田(4年ぶり7回目の出場)
高 知  高知(7年ぶり15回目の出場)
福 岡  東福岡(8年連続17回目の出場)
佐 賀  佐賀北(9年ぶり10回目の出場)
長 崎  長崎日大(2年連続6回目の出場)
熊 本  大津(2年連続20回目の出場)
大 分  大分(2年連続12回目の出場)
宮 崎  日章学園(4年連続15回目の出場)
鹿児島  神村学園(3年連続6回目の出場)
沖 縄  那覇西(2年ぶり16回目の出場)
     西原(12年ぶり5回目の出場)

 

【令和元年度インターハイ(高校総体)・女子出場校一覧】
北海道 北海道文教大明清(3年ぶり4回目の出場)
東 北 聖和学園(宮城/4年ぶり2回目の出場)
    専大北上(4年連続4回目の出場)
関 東 十文字(東京/2年連続4回目の出場)
    前橋育英(群馬/5年連続5回目の出場)
    暁星国際(千葉/初出場)
東 海 藤枝順心(静岡/8年連続8回目の出場)
    帝京大可児(岐阜/初出場)
北信越 開志学園JSC(新潟/3年ぶり4回目の出場)
関 西 日ノ本学園(8年連続8回目の出場)
    大商学園(2年ぶり5回目の出場)
中 国 作陽(7年連続7回目の出場)
四 国 鳴門渦潮(4年ぶり4回目の出場)
九 州 神村学園(2年連続6回目の出場)
    柳ヶ浦(2年ぶり2回目の出場)
    コザ(沖縄/初出場)※開催地枠

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