いよいよ日曜日に全代表校が出揃う!
両チーム3点ずつを取り合って延長戦に突入した千葉決勝。その後半ATに日体大柏(青)が決勝点を挙げ、流経大柏を撃破した。写真:茂木あきら
茨城決勝は水戸商に軍配が上がった。表彰式で歓喜が弾ける。写真:徳原隆元
6月19日、インターハイ(高校総体)予選が関東各地で開催され、千葉と茨城で代表校が確定した。
大注目の千葉決勝は、準決勝で市立船橋を破った日体大柏と、2年前のインターハイ覇者・流経大柏が激突。両チーム合わせて7ゴールが飛び交う壮絶戦となった。
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幸先良く2点のリードを奪ったのは流経大柏。前半10分(40分ハーフ)に渡會、同12分に桜井がゴールを決め、横綱ぶりを見せつける。だが、ここから日体大柏が猛反撃。22分に佐藤が右足で1点を返すと、後半17分にも同じく佐藤がゴールに押し込んで同点! 流経大柏がその後に勝ち越すと、日体大柏も不屈の粘りを見せ、後半アディショナルタイムにPKの絶好機を掴んで再度スコアをタイに戻した。
まったく先が読めないゲームは延長戦に突入。ここで決勝点をもぎ取ったのは、日体大柏だった。延長後半、またしてもアディショナルタイムだ。関戸が放ったシュートのこぼれ球を長崎がプッシュし、激闘にピリオドを打った。本大会出場は実に33年ぶり2回目。元柏レイソルの酒井直樹監督にとっては、嬉しい全国初切符となった。
茨城は名門・水戸商が復活Vを飾った。県決勝で2年連続出場を狙う明秀日立と対峙し、前半37分(40分ハーフ)に廣瀬が直接FKから鮮烈弾をゲット。シュート数が5本対15本と劣勢を強いらえる時間帯が続くも、この虎の子の1点を最後まで守り抜き、8年ぶり23回目の本大会行きを決めた。
埼玉では準決勝2試合が行なわれ、ファイナリストが決定している。西武台が武南をPK戦の末に下し、聖望学園が国際学院を1-0で撃破。両雄は6月23日に雌雄を決する。
インターハイはこれまでに46校が出場権を獲得し、初出場は専大北上(岩手)の1校のみ。残るは栃木、東京、神奈川、埼玉の4都県・6枠。女子はこれまでに12校の出場が決まっており、今週末に東北と東海の両地域でそれぞれ2代表校が確定する。
今年度のインターハイは南九州で行なわれ、サッカー競技は男女ともに沖縄県内で開催される(7月25日開幕)。男子は埼玉、千葉、愛知の出場枠が2から1となり、全52チームが参加。女子は例年と変わらず16チームで、各地域大会に割り振られた出場枠を争う。
2019年度インターハイ/全出場校一覧と地区予選スケジュールはこちら!
男子の出場校および都道府県別の決勝カード&日程と、女子の出場校および地域大会日程は以下の通りだ。
【令和元年度インターハイ(高校総体)・男子出場校一覧&予選決勝日程】
北海道 札幌一(9年ぶり7回目の出場)
北海(2年連続9回目の出場)
青 森 青森山田(20年連続23回目の出場)
岩 手 専大北上(初出場)
宮 城 聖和学園(8年ぶり3回目の出場)
秋 田 秋田商(2年ぶり34回目の出場)
山 形 羽黒(2年連続9回目の出場)
福 島 尚志(10年連続12回目の出場)
茨 城 水戸商(8年ぶり23回目の出場)
栃 木 決勝/6月20日(木) 矢板vs真岡
群 馬 前橋育英(3年連続16回目の出場)
埼 玉 決勝/6月23日(日) 西武台vs聖望学園
千 葉 日体大柏(33年ぶり2回目の出場)
東 京 準決勝(代表決定戦)/6月22日(土)※2枠
帝京vs大成 駒澤大高vs國學院久我山
決勝/6月23日(日)
神奈川 準決勝(代表決定戦)/6月22日(土)※2枠
日大藤沢vs桐光学園 三浦学苑vs東海大相模
決勝/6月23日(日)
山 梨 韮崎(6年ぶり30回目の出場)
新 潟 北越(12年ぶり3回目の出場)
富 山 富山一(3年連続28回目の出場)
石 川 星稜(8年連続27回目の出場)
福 井 丸岡(2年ぶり31回目の出場)
長 野 松本国際(2年連続4回目の出場)
岐 阜 帝京大可児(2年ぶり6回目の出場)
静 岡 清水桜が丘(4年ぶり2回目の出場)
愛 知 名経大高蔵(2年ぶり2回目の出場)
三 重 四日市中央工(4年ぶり29回目の出場)
滋 賀 近江(2年ぶり2回目の出場)
京 都 京都橘(2年ぶり5回目の出場)
大 阪 阪南大高(3年連続4回目の出場)
関西大一(13年ぶり4回目の出場)
兵 庫 三田学園(4年ぶり2回目の出場)
奈 良 五條(13年ぶり3回目の出場)
和歌山 初芝橋本(3年連続16回目の出場)
鳥 取 米子北(12年連続15回目の出場)
島 根 大社(12年ぶり11回目の出場)
岡 山 作陽(2年連続23回目の出場)
広 島 広島皆実(3年ぶり15回目の出場)
山 口 西京(3年ぶり5回目の出場)
徳 島 徳島市立(6年連続18回目の出場)
香 川 四国学院大香川西(2年ぶり11回目の出場)
愛 媛 新田(4年ぶり7回目の出場)
高 知 高知(7年ぶり15回目の出場)
福 岡 東福岡(8年連続17回目の出場)
佐 賀 佐賀北(9年ぶり10回目の出場)
長 崎 長崎日大(2年連続6回目の出場)
熊 本 大津(2年連続20回目の出場)
大 分 大分(2年連続12回目の出場)
宮 崎 日章学園(4年連続15回目の出場)
鹿児島 神村学園(3年連続6回目の出場)
沖 縄 那覇西(2年ぶり16回目の出場)
西原(12年ぶり5回目の出場)
【令和元年度インターハイ(高校総体)女子・地域大会日程】
北海道 北海道文教大明清(3年ぶり4回目の出場)
東 北 東北大会(山形)/6月22日(土)~24日(月)※2枠
関 東 十文字(東京/2年連続4回目の出場)
前橋育英(群馬/5年連続5回目の出場)
暁星国際(千葉/初出場)
東 海 東海大会(三重)/6月22日(土)・23日(日)※2枠
北信越 開志学園JSC(新潟/3年ぶり4回目の出場)
関 西 日ノ本学園(8年連続8回目の出場)
大商学園(2年ぶり5回目の出場)
中 国 作陽(7年連続7回目の出場)
四 国 鳴門渦潮(4年ぶり4回目の出場)
九 州 神村学園(2年連続6回目の出場)
柳ヶ浦(2年ぶり2回目の出場)
コザ(沖縄/初出場)※開催地枠
森田記者が推薦するMF長田叶羽(ガンバ大阪ユース、3年) 7月22日に開幕する夏のクラブユースチーム日本一を懸けた戦い、第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の注目プレーヤーを大特集!「クラセン注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター各氏に紹介してもらいます。第1回は関西の高校生を中心に各カテゴリーを精力的に取材する森田将義記者による11名です。 森田記者「すでにトップチームに欠かせない戦力になりつつある広島ユースのMF中島洋太朗。6月の新潟戦でJ1デビューを果たした鹿島ユースのFW徳田誉。高3ながらもこの夏、海外に渡る熊本のFW道脇豊。今年はアカデミー出身の若い選手の飛躍が目を惹きますが、クラブユース選手権(U-18)には彼らに続く可能性を秘めた選手がまだまだ存在します。今回は夏の祭典を機にブレークを果たしてくれると期待し、見た試合でのインパクトが...
[4.14 プレミアリーグWEST第2節 静岡学園高 0-3 神戸U-18 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド(人工芝)] 相手が素晴らしいチームなのはわかっている。間違いなく攻撃的に来るであろうことも、容易に想像が付く。だからこそ、自分たちも引くつもりなんて毛頭ない。アグレッシブに打ち合って、その上で勝ち切ってやる。クリムゾンレッドの若武者たちは、勇敢な決意をハッキリと携えていたのだ。 「本当にこのリーグは難しいリーグなので、正直勝ててホッとしています。それも『こういうサッカーをしようよ』ということを、自分たちがある程度しっかり出した上で結果も付いてきたので、そこが凄く喜ばしいかなと思っています」(神戸U-18・安部雄大監督)。 真っ向からぶつかって3発を叩き込み、2試合目で掴んだ初白星。14日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST第2...
[10.12 国体少年男子1回戦 東京都 1-1(PK4-2)鹿児島県 OSAKO YUYA stadium] 東京都が“決勝戦”と位置づけていた一戦を突破した。対戦した鹿児島県はともにU-16日本代表のMF福島和毅(神村学園高1年)やFW大石脩斗(鹿児島城西高1年)を擁し、地元国体のために準備してきた注目チーム。この日は、800人の観衆が地元チームを後押ししていた。 だが、石川創人監督(東京農大一高)が「僕らは『ここが決勝戦だ』と言ってチームを作ってきた」という東京都が、強敵を上回る。技術力の高い選手の多い鹿児島県に対し、MF仲山獅恩(東京Vユース、1年)とMF鈴木楓(FC東京U-18、1年)中心にコミュニケーションを取って準備してきた守備で対抗。相手にバックパスを選択させたり、奪い取る回数を増やしていく。 鹿児島県の巧さの前に迫力のあるショートカウンターへ持ち込む回数は少な...
※2023年10月12日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽市立船橋FW郡司璃来(→清水エスパルス) ▽桐光学園MF齋藤俊輔(→水戸ホーリーホック) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド...
10番・長のゴールを称えるチームメイトたち。昌平は尚志を相手に逆転負けを喫した。写真:河野正 村松コーチが監督代行として指揮 埼玉・昌平高校サッカー部を全国屈指の強豪へ育て上げた藤島崇之監督が10月3日付で退任し、新体制に移行して最初の公式戦、高円宮杯JFA U-18プレミアリーグEASTが7日に行なわれ、昌平は尚志(福島)に1-2で逆転負けし、3連敗を喫した。村松明人コーチが監督代行として指揮を執った。 今季プレミアリーグに昇格したチーム同士の対戦。4-2-3-1の昌平は前半6分あたりからペースを握り出し、ボランチの土谷飛雅とトップ下の長準喜(ともに3年)を経由してリズミカルな攻撃を展開。13分、MF大谷湊斗(2年)が右から鋭く切れ込んでからの最終パスが尚志DFに当たり、そのこぼれ球を長が蹴り込んで先制した。 前節まで6試合連続無失点の尚志の堅陣をこじ開けたことで、昌平...
■代表決定日一覧 ▽北海道・東北北海道予選:11月12日青森県予選:11月5日岩手県予選:11月5日宮城県予選:11月5日秋田県予選:10月21日山形県予選:10月21日福島県予選:11月5日 ▽関東茨城県予選:11月12日栃木県予選:11月11日群馬県予選:11月12日埼玉県予選:11月14日千葉県予選:11月11日東京都A予選:11月11日東京都B予選:11月11日神奈川県予選:11月12日山梨県予選:11月11日 ▽北信越・東海長野県予選:11月11日新潟県予選:11月12日富山県予選:11月11日石川県予選:11月5日福井県予選:11月5日静岡県予選:11月11日愛知県予選:11月11日岐阜県予選:11月11日三重県予選:11月11日 ▽関西滋賀県予選:11月11日京都府予選:11月12日大阪府予選:11月11日兵庫県予選:11月12日奈良県予選:11月12日和歌山県...
※2023年10月5日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽東京ヴェルディ...
高校サッカーの強豪、昌平高(埼玉)の藤島崇之監督が退任することが分かった。習志野高(千葉)、順天堂大出身の藤島監督は、07年に昌平の監督に就任。当時無名の私立校を短期間で3度のインターハイ3位、全国高校選手権8強、“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグEAST昇格など、全国有数の強豪校へ成長させた。 判断力、技術力の質の高い選手たちが繰り出す攻撃的なサッカーが話題となり、また、12年に創設した育成組織、FC LAVIDAとの中高一貫6年指導によって、選手育成でも注目される高校に。現在、7年連続でJリーガーを輩出中で、U-22日本代表FW小見洋太(新潟)やU-17日本代表MF山口豪太(1年)ら多数の年代別日本代表選手も育てている。また、藤島監督は日本高校選抜やU-18日本代表のコーチも務めた。 昌平は近年、男子サッカー部の活躍に続く形で他の運動部も相次いで全国大会出場を果たしてい...
※2023年10月2日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽湘南ベルマーレ...
鹿児島城西のMF芹生は、身体の使い方が上手く、パスセンスも高い司令塔だ。写真:松尾祐希 今年のチームは攻撃陣にタレントが揃う “半端ない”FW大迫勇也(神戸)を擁して選手権で準優勝を果たしてから15年。鹿児島城西が虎視眈々と復権の機会を狙っている。 鹿児島の高校サッカーと言えば――。2000年代の前半までMF遠藤保仁(磐田)やMF松井大輔(YS横浜)らを輩出した鹿児島実がその名を轟かせた。 近年は神村学園が躍進し、昨年度は福田師王(ボルシアMG)やMF大迫塁(C大阪)を擁してベスト4まで勝ち上がったのは記憶に新しい。インターハイは6年連続、冬の選手権も昨年度まで6年連続で出場しており、今季から2種年代最高峰のU-18プレミアリーグ高円宮杯に参戦するまでになっている。 一方で鹿児島城西は前述の通り、2008年度の選手権で日本一にあと一歩まで迫り、以降も神村学園と切磋琢磨し...
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