昨冬8強の帝京長岡からは2名をピックアップ!
昨冬の選手権でブレイクした帝京長岡の谷内田は来季から京都でプレー。トップ下の位置から繰り出すスルーパスは必見だ。(C)SOCCER DIGEST
四日市中央工の森は1年次から注目を集めてきたFW。最高学年となった今年はエースとして大きな期待を懸けられている。(C)SOCCER DIGEST
青森山田が2度目の選手権制覇を達成して早5か月が経った。新シーズンはすでに開幕し、再び全国各地で熱戦が繰り広げられている。 今季の高校サッカー界は、昨年以上に混戦模様だ。
どこが頂点に立ってもおかしくない熾烈な争いの中で、どんな逸材が頭角を現わすのか。今回は高円宮杯、沖縄開催のインターハイ、そして選手権でブレイクスルーが期待される有望株300人を総まとめ。男子部門の全国6地域と女子部門に分けてお届けする!!4回目の今回は北信越・東海編だ。
※経歴の表記は下記の通り。
U‒00 =年代別日本代表(2019年実績)、高校選抜=日本高校選抜(欧州遠征メンバー)、00国体=国民体育大会出場メンバー(16歳以下の県選抜)
No96
GK
菅沼一晃
すがぬま・かずあき
浜松開誠館(静岡)/3年/186㌢・78㌔
プレースタイル:正統派GK
経歴:―
高身長が目を惹く守護神。ただ、最大の武器は長い手足を利したシュートストップ。昨
年は選手権予選の決勝で何度もピンチを防ぎ、チーム史上初の全国大会出場に導いた。
No97
FW
松村優太
まつむら・ゆうた
静岡学園(静岡)/3年/170㌢・60㌔
プレースタイル:スピードスター
経歴:U-18
世代を代表するスピードスターだ。3月のフェスティバルでは、高校選抜DF陣を翻弄。
その武器は国際舞台でも通用するだけに、今年は高速ドリブルからゴール量産を狙う。
No98
MF
谷内田哲平
やちだ・てっぺい
帝京長岡(新潟)/3年/170㌢・64㌔
プレースタイル:司令塔
経歴:京都入団内定、16国体
中学時代から帝京長岡の主力を担うテクニシャン。高精度のスルーパスと、周囲との連係で崩すプレーが特徴だ。昨季の選手権では8強進出の立役者となった。京都入団内定。
No99
FW
近藤慶一
こんどう・けいいち
中京学院大中京(岐阜)/3年/181㌢・72㌔
プレースタイル:エアバトラー
経歴:―
フィジカルが自慢のストライカー。全国的な知名度は低いが、ポストプレーと競り合いの強さは目を見張る。ロングスローの使い手としても魅力的。目標は高卒でのプロ入り。
No100
MF
川本虎太郎
かわもと・こたろう
星稜(石川)/2年/167㌢・62㌔
プレースタイル:ドリブラー
経歴:―
「全国で一番を目指したい」と北海道を飛び出し、名門校入りを決意。縦と中を上手く
使い分ける変幻自在のドリブルを武器に、1年目からサイドハーフの定位置を掴んだ。
No101
FW
森 夢真
もり・ゆま
四日市中央工(三重)/3年/170㌢・60㌔
プレースタイル:ドリブラー
経歴:―
1年生から10番を背負う天才アタッカーだ。武器はボディバランスの良さを生かしたドリブル。昨季は選手権を経験し、守備意識と勝利への欲が高まった。飛躍の予感が漂う。
No102
MF
野田康祐
のだ・こうすけ
北陸(福井)/2年/178㌢・64㌔
プレースタイル:司令塔
経歴:18国体
攻守両面でセンスの高さを発揮し、1年次から主力を務める注目のボランチ。豊富な運動量と軽快な身のこなしでボールを奪い、高質な左足から決定的なチャンスを作り出す。
No103
FW
晴山 岬
はるやま・みさき
帝京長岡(新潟)/3年/171㌢・62㌔
プレースタイル:ラインブレーカー
経歴:17国体
俊敏性とスピードに長けた点取り屋は、オフザボールの動きも秀逸。決定機にタイミング良く顔を出し、ゴールネットを揺らす。昨季はフットサルの全国大会でMVPを受賞。
その他の注目選手
※右からNo、ポジション、名前(所属/学年)、タイプ、代表歴
104 FW 反町太郎(新潟明訓・新潟/2年):ドリブラー:18国体
105 FW 木間皓太郎(松本国際・長野/3年):ラインブレーカー
106 FW 田海寧生(丸岡・福井/3年):ラインブレーカー
107 FW 横井内壮(帝京大可児・岐阜/3年):チャンスメーカー
108 FW 松永颯太(清水桜が丘・静岡/3年):ラインブレーカー
109 FW 小野田龍剛(常葉大橘・静岡/3年):ラインブレーカー:18国体
110 FW 成瀬秀真(東邦・愛知/3年):スピードスター
111 FW 小雲楓太(中京大中京・愛知/3年):ポストワーカー
112 FW 波多野裕貴(名古屋・愛知/3年):ポストワーカー
113 FW 篠森幹大(東海学園・愛知/3年):ポストワーカー
114 FW 鳥喰靖登(海星・三重/3年):ポストワーカー
115 FW 中村 榛(近大高専・三重/3年):ラインブレーカー
116 MF 田中克幸(帝京長岡・新潟/3年):ドリブラー:U‒17、18国体
117 MF 菅原彰吾(開志学園JSC・新潟/3年):司令塔
118 MF 屋仲 駿(日本文理・新潟/2年):チャンスメーカー
119 MF 高木俊希(富山一・富山/3年):司令塔
120 MF 河村怜皇(鵬学園・石川/3年):バランサー
121 MF 南澤 和(上田西・長野/3年):司令塔
122 MF 山田友輝(松商学園・長野/3年):ダイナモ
123 MF 坂本康汰(藤枝東・静岡/3年):司令塔
124 MF 梅北裕介(藤枝明誠・静岡/3年):ドリブラー
125 MF 岩松虎徹(名経大高蔵・愛知/2年):司令塔
126 MF 小椋遥矢(岡崎城西・愛知/3年):チャンスメーカー
127 MF 和田彩起(四日市中央工・三重/3年):クロッサー
128 MF 浅野 響(三重・三重/3年):司令塔
129 DF 藤吉玲依(北越・新潟/3年):ダイナモ
130 DF 真田滉大(富山一・富山/3年):ディフェンスリーダー
131 DF 別宗裕太(星稜・石川/3年):ディフェンスリーダー:18国体
132 DF 上村一太(金沢学院・石川/3年):ディフェンスリーダー
133 DF 竹田剣之(福井商・福井/3年):クロッサー
134 DF 瀬上雄矢(岐阜工・岐阜/3年):ディフェンスリーダー
135 DF 阿部健人(静岡学園・静岡/3年):ディフェンスリーダー
森田記者が推薦するMF長田叶羽(ガンバ大阪ユース、3年) 7月22日に開幕する夏のクラブユースチーム日本一を懸けた戦い、第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の注目プレーヤーを大特集!「クラセン注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター各氏に紹介してもらいます。第1回は関西の高校生を中心に各カテゴリーを精力的に取材する森田将義記者による11名です。 森田記者「すでにトップチームに欠かせない戦力になりつつある広島ユースのMF中島洋太朗。6月の新潟戦でJ1デビューを果たした鹿島ユースのFW徳田誉。高3ながらもこの夏、海外に渡る熊本のFW道脇豊。今年はアカデミー出身の若い選手の飛躍が目を惹きますが、クラブユース選手権(U-18)には彼らに続く可能性を秘めた選手がまだまだ存在します。今回は夏の祭典を機にブレークを果たしてくれると期待し、見た試合でのインパクトが...
[4.14 プレミアリーグWEST第2節 静岡学園高 0-3 神戸U-18 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド(人工芝)] 相手が素晴らしいチームなのはわかっている。間違いなく攻撃的に来るであろうことも、容易に想像が付く。だからこそ、自分たちも引くつもりなんて毛頭ない。アグレッシブに打ち合って、その上で勝ち切ってやる。クリムゾンレッドの若武者たちは、勇敢な決意をハッキリと携えていたのだ。 「本当にこのリーグは難しいリーグなので、正直勝ててホッとしています。それも『こういうサッカーをしようよ』ということを、自分たちがある程度しっかり出した上で結果も付いてきたので、そこが凄く喜ばしいかなと思っています」(神戸U-18・安部雄大監督)。 真っ向からぶつかって3発を叩き込み、2試合目で掴んだ初白星。14日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST第2...
[10.12 国体少年男子1回戦 東京都 1-1(PK4-2)鹿児島県 OSAKO YUYA stadium] 東京都が“決勝戦”と位置づけていた一戦を突破した。対戦した鹿児島県はともにU-16日本代表のMF福島和毅(神村学園高1年)やFW大石脩斗(鹿児島城西高1年)を擁し、地元国体のために準備してきた注目チーム。この日は、800人の観衆が地元チームを後押ししていた。 だが、石川創人監督(東京農大一高)が「僕らは『ここが決勝戦だ』と言ってチームを作ってきた」という東京都が、強敵を上回る。技術力の高い選手の多い鹿児島県に対し、MF仲山獅恩(東京Vユース、1年)とMF鈴木楓(FC東京U-18、1年)中心にコミュニケーションを取って準備してきた守備で対抗。相手にバックパスを選択させたり、奪い取る回数を増やしていく。 鹿児島県の巧さの前に迫力のあるショートカウンターへ持ち込む回数は少な...
※2023年10月12日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽市立船橋FW郡司璃来(→清水エスパルス) ▽桐光学園MF齋藤俊輔(→水戸ホーリーホック) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド...
10番・長のゴールを称えるチームメイトたち。昌平は尚志を相手に逆転負けを喫した。写真:河野正 村松コーチが監督代行として指揮 埼玉・昌平高校サッカー部を全国屈指の強豪へ育て上げた藤島崇之監督が10月3日付で退任し、新体制に移行して最初の公式戦、高円宮杯JFA U-18プレミアリーグEASTが7日に行なわれ、昌平は尚志(福島)に1-2で逆転負けし、3連敗を喫した。村松明人コーチが監督代行として指揮を執った。 今季プレミアリーグに昇格したチーム同士の対戦。4-2-3-1の昌平は前半6分あたりからペースを握り出し、ボランチの土谷飛雅とトップ下の長準喜(ともに3年)を経由してリズミカルな攻撃を展開。13分、MF大谷湊斗(2年)が右から鋭く切れ込んでからの最終パスが尚志DFに当たり、そのこぼれ球を長が蹴り込んで先制した。 前節まで6試合連続無失点の尚志の堅陣をこじ開けたことで、昌平...
■代表決定日一覧 ▽北海道・東北北海道予選:11月12日青森県予選:11月5日岩手県予選:11月5日宮城県予選:11月5日秋田県予選:10月21日山形県予選:10月21日福島県予選:11月5日 ▽関東茨城県予選:11月12日栃木県予選:11月11日群馬県予選:11月12日埼玉県予選:11月14日千葉県予選:11月11日東京都A予選:11月11日東京都B予選:11月11日神奈川県予選:11月12日山梨県予選:11月11日 ▽北信越・東海長野県予選:11月11日新潟県予選:11月12日富山県予選:11月11日石川県予選:11月5日福井県予選:11月5日静岡県予選:11月11日愛知県予選:11月11日岐阜県予選:11月11日三重県予選:11月11日 ▽関西滋賀県予選:11月11日京都府予選:11月12日大阪府予選:11月11日兵庫県予選:11月12日奈良県予選:11月12日和歌山県...
※2023年10月5日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽東京ヴェルディ...
高校サッカーの強豪、昌平高(埼玉)の藤島崇之監督が退任することが分かった。習志野高(千葉)、順天堂大出身の藤島監督は、07年に昌平の監督に就任。当時無名の私立校を短期間で3度のインターハイ3位、全国高校選手権8強、“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグEAST昇格など、全国有数の強豪校へ成長させた。 判断力、技術力の質の高い選手たちが繰り出す攻撃的なサッカーが話題となり、また、12年に創設した育成組織、FC LAVIDAとの中高一貫6年指導によって、選手育成でも注目される高校に。現在、7年連続でJリーガーを輩出中で、U-22日本代表FW小見洋太(新潟)やU-17日本代表MF山口豪太(1年)ら多数の年代別日本代表選手も育てている。また、藤島監督は日本高校選抜やU-18日本代表のコーチも務めた。 昌平は近年、男子サッカー部の活躍に続く形で他の運動部も相次いで全国大会出場を果たしてい...
※2023年10月2日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽湘南ベルマーレ...
鹿児島城西のMF芹生は、身体の使い方が上手く、パスセンスも高い司令塔だ。写真:松尾祐希 今年のチームは攻撃陣にタレントが揃う “半端ない”FW大迫勇也(神戸)を擁して選手権で準優勝を果たしてから15年。鹿児島城西が虎視眈々と復権の機会を狙っている。 鹿児島の高校サッカーと言えば――。2000年代の前半までMF遠藤保仁(磐田)やMF松井大輔(YS横浜)らを輩出した鹿児島実がその名を轟かせた。 近年は神村学園が躍進し、昨年度は福田師王(ボルシアMG)やMF大迫塁(C大阪)を擁してベスト4まで勝ち上がったのは記憶に新しい。インターハイは6年連続、冬の選手権も昨年度まで6年連続で出場しており、今季から2種年代最高峰のU-18プレミアリーグ高円宮杯に参戦するまでになっている。 一方で鹿児島城西は前述の通り、2008年度の選手権で日本一にあと一歩まで迫り、以降も神村学園と切磋琢磨し...
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