3年生の有望株に加え、流経大柏の2年生守護神も選出!
湘南入団内定の桐生一の若月はU-17代表歴を持つ快速FW。インターハイ予選では宿敵・前橋育英を撃破できるか注目だ。(C)SOCCER DIGEST
日大藤沢の植村はプロ注目の技巧派MF。西川を擁する桐光学園を撃破し、全国舞台に駒を進められるか。(C)SOCCER DIGEST
青森山田が2度目の選手権制覇を達成して早5か月が経った。新シーズンはすでに開幕し、再び全国各地で熱戦が繰り広げられている。
今季の高校サッカー界は、昨年以上に混戦模様だ。どこが頂点に立ってもおかしくない熾烈な争いの中で、どんな逸材が頭角を現わすのか。今回は高円宮杯、沖縄開催のインターハイ、そして選手権でブレイクスルーが期待される有望株300人を総まとめ。男子部門の全国6地域と女子部門に分けてお届けする!!3回目の今回は関東編Part2だ。
※経歴の表記は下記の通り。
U‒00 =年代別日本代表(2019年実績)、高校選抜=日本高校選抜(欧州遠征メンバー)、00国体=国民体育大会出場メンバー(16歳以下の県選抜)
No66
MF
渡邉綾平
わたなべ・りょうへい
前橋育英(群馬)/3年/169㌢・63㌔
プレースタイル:司令塔
経歴:17国体
同校OBの鈴木(徳島)がプレーモデル。守備でチームを支えるだけではなく、展開力にも秀でるボランチだ。“上州の虎”を牽引する新主将はリーダーシップも期待できる。
No67
DF
長江皓亮
ながえ・こうすけ
矢板中央(栃木)/3年/180㌢・70㌔
プレースタイル:エアバトラー
経歴:―
昇格1年目でプリンスリーグ関東を制した昨季のチームで、下級生で唯一レギュラーを務めたCB。今年は苦戦が予想されるが、エアバトルの強さと闘志で守備陣を牽引する。
No68
FW
若月大和
わかつき・やまと
桐生一(群馬)/3年/170㌢・61㌔
経歴:湘南入団内定、U-17、17国体
プレースタイル:ラインブレーカー
難しい体勢や状況を苦にせず、ゴールに対して一歩踏み出してシュートを打ち込む。実に頼もしいストライカーだ。背後への抜け出しや、ハードワークをする姿勢にも要注目。
No69
FW
大和海里
やまと・かいり
昌平(埼玉)/3年/170㌢・58㌔
プレースタイル:スピードスター
経歴:―
3年連続でJリーガーを輩出中のチームで、今季プロ入りを狙うのはこの男。技術と速さに加え、「相手が考えていないことを選択できるのが強み」と言い切る創造性も魅力だ。
No70
MF
大窟陽平
おおくつ・ようへい
國學院久我山(東京)/2年/170㌢・57㌔
プレースタイル:チャンスメーカー
経歴:―
東京の技巧派軍団で1年次からトップ下で活躍。チームメイトも絶賛するトラップと、ターンの技術は目を見張る。逞しさも身に着けつつあり、ブレイクの年になるか注目だ。
No71
GK
松原颯汰
まつばら・そうた
流経大柏(千葉)/2年/180㌢・72㌔
プレースタイル:ビックセーバー
経歴:―
「いつも大ピンチを救ってくれる」。名将・本田監督が信頼を寄せる守護神だ。逆を突かれたシーンでも抜群の反応速度でボールをかき出せる高校屈指のシュートストッパー。
No72
MF
鈴木唯人
すずき・ゆいと
市立船橋(千葉)/3年/175㌢・65㌔
プレースタイル:チャンスメーカー
経歴:高校選抜、U-18
神奈川の公立中、葉山中から〝市船〞のエースへと上り詰めた逸材。群を抜く技術力と柔軟性を持ち、司令塔にもフィニッシャーにもなれる。今季の目標は「選手権で優勝」。
No73
DF
石井隼太
いしい・はやた
帝京(東京)/3年/169㌢・55㌔
プレースタイル:クロッサー
経歴:―
FC東京U―15むさしを経てカナリア軍団の一員に。一貫して左SBでキャリアを積み上げ、左足から繰り出す縦パス、クロス、フリーキックは要注目。名門復活のキーマンだ。
【その他の注目選手】
※右からNo、ポジション、名前(所属/学年)、タイプ、代表歴
074 MF 古山楓雅(中央学院・千葉/3年):ドリブラー
075 MF 大森 博(修徳・東京/2年):チャンスメーカー
076 MF 宮脇茂夫(大成・東京/3年):司令塔
077 MF 佐藤誠也(関東一・東京/3年):司令塔
078 MF 吉田伊織 (東海大相模・神奈川/3年):ドリブラー
079 MF 布方叶夢(日大藤沢・神奈川/3年):ドリブラー
080 MF 米野智大(山梨学院・山梨/3年): ドリブラー:18国体
081 MF 名執龍一(韮崎・山梨/3年):チャンスメーカー
082 DF 川又大昌(佐野日大・栃木/3年):エアバトラー
083 DF 椎名 輝(前橋商・群馬/3年):ディフェンスリーダー
084 DF 山田裕翔(正智深谷・埼玉/3年):エアバトラー
085 DF 安野天士(武南・埼玉/3年):クロッサー
086 DF 久志本大地(埼玉栄・埼玉/3年):エアバトラー
087 DF 松本ケンチザンガ(浦和東・埼玉/3年):エアバトラー
088 DF 植松建斗(市立船橋・千葉/3年):クロッサー:U‒18
089 DF 田中大生(関東一・東京/3年):バランサー
090 DF 小田翔大(日本航空・山梨/3年):バランサー
091 DF 佐野大樹(帝京三・山梨/2年):クロッサー:18国体
092 GK 中島遼太郎(鹿島学園・茨城/3年):ビックセーバー:17国体
093 GK 溝口陽日(矢板中央・栃木/3年):守備的GK
094 GK 冨田篤弘(帝京・東京/3年):守備的GK
095 GK 山田怜於(鎌倉・神奈川/3年):ビックセーバー:17国体
森田記者が推薦するMF長田叶羽(ガンバ大阪ユース、3年) 7月22日に開幕する夏のクラブユースチーム日本一を懸けた戦い、第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の注目プレーヤーを大特集!「クラセン注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター各氏に紹介してもらいます。第1回は関西の高校生を中心に各カテゴリーを精力的に取材する森田将義記者による11名です。 森田記者「すでにトップチームに欠かせない戦力になりつつある広島ユースのMF中島洋太朗。6月の新潟戦でJ1デビューを果たした鹿島ユースのFW徳田誉。高3ながらもこの夏、海外に渡る熊本のFW道脇豊。今年はアカデミー出身の若い選手の飛躍が目を惹きますが、クラブユース選手権(U-18)には彼らに続く可能性を秘めた選手がまだまだ存在します。今回は夏の祭典を機にブレークを果たしてくれると期待し、見た試合でのインパクトが...
[4.14 プレミアリーグWEST第2節 静岡学園高 0-3 神戸U-18 時之栖スポーツセンター 時之栖Aグラウンド(人工芝)] 相手が素晴らしいチームなのはわかっている。間違いなく攻撃的に来るであろうことも、容易に想像が付く。だからこそ、自分たちも引くつもりなんて毛頭ない。アグレッシブに打ち合って、その上で勝ち切ってやる。クリムゾンレッドの若武者たちは、勇敢な決意をハッキリと携えていたのだ。 「本当にこのリーグは難しいリーグなので、正直勝ててホッとしています。それも『こういうサッカーをしようよ』ということを、自分たちがある程度しっかり出した上で結果も付いてきたので、そこが凄く喜ばしいかなと思っています」(神戸U-18・安部雄大監督)。 真っ向からぶつかって3発を叩き込み、2試合目で掴んだ初白星。14日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST第2...
[10.12 国体少年男子1回戦 東京都 1-1(PK4-2)鹿児島県 OSAKO YUYA stadium] 東京都が“決勝戦”と位置づけていた一戦を突破した。対戦した鹿児島県はともにU-16日本代表のMF福島和毅(神村学園高1年)やFW大石脩斗(鹿児島城西高1年)を擁し、地元国体のために準備してきた注目チーム。この日は、800人の観衆が地元チームを後押ししていた。 だが、石川創人監督(東京農大一高)が「僕らは『ここが決勝戦だ』と言ってチームを作ってきた」という東京都が、強敵を上回る。技術力の高い選手の多い鹿児島県に対し、MF仲山獅恩(東京Vユース、1年)とMF鈴木楓(FC東京U-18、1年)中心にコミュニケーションを取って準備してきた守備で対抗。相手にバックパスを選択させたり、奪い取る回数を増やしていく。 鹿児島県の巧さの前に迫力のあるショートカウンターへ持ち込む回数は少な...
※2023年10月12日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽市立船橋FW郡司璃来(→清水エスパルス) ▽桐光学園MF齋藤俊輔(→水戸ホーリーホック) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド...
10番・長のゴールを称えるチームメイトたち。昌平は尚志を相手に逆転負けを喫した。写真:河野正 村松コーチが監督代行として指揮 埼玉・昌平高校サッカー部を全国屈指の強豪へ育て上げた藤島崇之監督が10月3日付で退任し、新体制に移行して最初の公式戦、高円宮杯JFA U-18プレミアリーグEASTが7日に行なわれ、昌平は尚志(福島)に1-2で逆転負けし、3連敗を喫した。村松明人コーチが監督代行として指揮を執った。 今季プレミアリーグに昇格したチーム同士の対戦。4-2-3-1の昌平は前半6分あたりからペースを握り出し、ボランチの土谷飛雅とトップ下の長準喜(ともに3年)を経由してリズミカルな攻撃を展開。13分、MF大谷湊斗(2年)が右から鋭く切れ込んでからの最終パスが尚志DFに当たり、そのこぼれ球を長が蹴り込んで先制した。 前節まで6試合連続無失点の尚志の堅陣をこじ開けたことで、昌平...
■代表決定日一覧 ▽北海道・東北北海道予選:11月12日青森県予選:11月5日岩手県予選:11月5日宮城県予選:11月5日秋田県予選:10月21日山形県予選:10月21日福島県予選:11月5日 ▽関東茨城県予選:11月12日栃木県予選:11月11日群馬県予選:11月12日埼玉県予選:11月14日千葉県予選:11月11日東京都A予選:11月11日東京都B予選:11月11日神奈川県予選:11月12日山梨県予選:11月11日 ▽北信越・東海長野県予選:11月11日新潟県予選:11月12日富山県予選:11月11日石川県予選:11月5日福井県予選:11月5日静岡県予選:11月11日愛知県予選:11月11日岐阜県予選:11月11日三重県予選:11月11日 ▽関西滋賀県予選:11月11日京都府予選:11月12日大阪府予選:11月11日兵庫県予選:11月12日奈良県予選:11月12日和歌山県...
※2023年10月5日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽東京ヴェルディ...
高校サッカーの強豪、昌平高(埼玉)の藤島崇之監督が退任することが分かった。習志野高(千葉)、順天堂大出身の藤島監督は、07年に昌平の監督に就任。当時無名の私立校を短期間で3度のインターハイ3位、全国高校選手権8強、“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグEAST昇格など、全国有数の強豪校へ成長させた。 判断力、技術力の質の高い選手たちが繰り出す攻撃的なサッカーが話題となり、また、12年に創設した育成組織、FC LAVIDAとの中高一貫6年指導によって、選手育成でも注目される高校に。現在、7年連続でJリーガーを輩出中で、U-22日本代表FW小見洋太(新潟)やU-17日本代表MF山口豪太(1年)ら多数の年代別日本代表選手も育てている。また、藤島監督は日本高校選抜やU-18日本代表のコーチも務めた。 昌平は近年、男子サッカー部の活躍に続く形で他の運動部も相次いで全国大会出場を果たしてい...
※2023年10月2日時点 【高体連】▽帝京DF梅木怜(→FC今治)MF横山夢樹(→FC今治) ▽興國MF國武勇斗(→奈良クラブ)MF宮原勇太(→グールニクザブジェ) ▽飯塚DF藤井葉大(→ファジアーノ岡山) ▽大津MF碇明日麻(→水戸ホーリーホック) ▽宮崎日大DF松下衣舞希(→横浜FC) ▽神村学園FW西丸道人(→ベガルタ仙台) ▽鹿児島城西MF芹生海翔(→藤枝MYFC) 【Jクラブユース】▽北海道コンサドーレ札幌U-18FW出間思努(→北海道コンサドーレ札幌) ▽モンテディオ山形ユースGK上林大誠(→モンテディオ山形)DF千葉虎士(→モンテディオ山形)▽浦和レッドダイヤモンズユースMF早川隼平(→浦和レッドダイヤモンズ)▽ジェフユナイテッド千葉U-18DF谷田壮志朗(→ジェフユナイテッド千葉)▽FC東京U-18MF佐藤龍之介(→FC東京)GK小林将天(→FC東京)▽湘南ベルマーレ...
鹿児島城西のMF芹生は、身体の使い方が上手く、パスセンスも高い司令塔だ。写真:松尾祐希 今年のチームは攻撃陣にタレントが揃う “半端ない”FW大迫勇也(神戸)を擁して選手権で準優勝を果たしてから15年。鹿児島城西が虎視眈々と復権の機会を狙っている。 鹿児島の高校サッカーと言えば――。2000年代の前半までMF遠藤保仁(磐田)やMF松井大輔(YS横浜)らを輩出した鹿児島実がその名を轟かせた。 近年は神村学園が躍進し、昨年度は福田師王(ボルシアMG)やMF大迫塁(C大阪)を擁してベスト4まで勝ち上がったのは記憶に新しい。インターハイは6年連続、冬の選手権も昨年度まで6年連続で出場しており、今季から2種年代最高峰のU-18プレミアリーグ高円宮杯に参戦するまでになっている。 一方で鹿児島城西は前述の通り、2008年度の選手権で日本一にあと一歩まで迫り、以降も神村学園と切磋琢磨し...
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