関東高校大会優秀選手26名発表。初Vの修徳からは守備の要・CB山口春汰や決勝で劇的同点弾のCB平山俊介ら6名選出
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関東大会優秀選手に選出されたCB山口春汰(修徳高3年、5番)

 

[5.29 関東高校大会Aグループ決勝 八千代高 3-5(延長)修徳高 AGFフィールド]

 

 高体連サッカー専門部技術委員会は29日、第66回関東高校サッカー大会(男子)Aグループ決勝後の表彰式で、同大会の優秀選手26名を発表した。

 

 都県1位チームによるAグループで初優勝した修徳高(東京)からは、主将のDF島田侑歩(3年)をはじめ、決勝で劇的な同点ゴールを決めたDF平山俊介(3年)、いずれもチームの要であるDF山口春汰(3年)、MF小俣匠摩(3年)、FWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄(3年)、FW田島慎之佑(3年)の6人が選出された。

 

 山口は0-3から逆転勝ちした決勝のプレーについて、「前半、自分含めてDFラインの集中とかいつもと同じ入り方ができなくて3失点してしまって、その中でもしっかりと全力出し切って点数を取り切れて良かった。(得意とするビルドアップも)後半改善していつも通りのプレーをすることができました」と振り返る。

 

 決勝は途中交代した島田に代わり、後半開始からキャプテンマークを巻いて奮闘。元々FWでボランチを経て、中学3年時からCBを務める山口は、守備対応の巧さに加え、ボールを運ぶ力や長短のパスでもチームに貢献した。

 

 自分自身の強みについて「コミュニケーションとみんなを巻き込むことと、バイタルに顔を出したりして得点を奪うことです」と語る山口は、「身長は(登録178cmで)そんなに高くないんですけれども、工夫しながらやっている。インターハイも始まるので、日本一を目指しながら日々の練習にも取り組んでいきたいと思っています」と意気込んだ。

 

 CBセルヒオ・ラモスを憧れの選手に挙げるDFは、体の強さやスピード面も強化して上のステージへ。「大学進学して、しっかり4年間自分の武器とサッカーと人間性磨きつつ、プロになれるように」と将来の目標を掲げた。

 

大会優秀選手は以下の通り(名前は発表リスト順)

 

DF平山俊介(修徳高3年)
DF山口春汰(修徳高3年)
MF小俣匠摩(修徳高3年)
FWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄(修徳高3年)
FW田島慎之佑(修徳高3年)
DF島田侑歩(修徳高3年)
DF小西陽希(八千代高2年)
MF押見公介(八千代高2年)
MF西村元汰(八千代高3年)
DF吾妻蒼太(八千代高3年)
FW田中拓光(八千代高3年)
MF平川璃迅(八千代高2年)
GK宮崎幹広(実践学園高3年)
DF山城翔也(実践学園高3年)
DF藤枝優大(実践学園高3年)
FW小嵐理翔(実践学園高3年)
DF鈴木嘉人(実践学園高3年)
DF尾野優日(日大藤沢高3年)
MF布施克真(日大藤沢高2年)
MF佐藤春斗(日大藤沢高3年)
MF安場壮志朗(日大藤沢高3年)
MF荻原大地(日大藤沢高3年)
MF戸上和貴(武南高3年)
MF松原史季(武南高3年)
DF小林智輝(湘南工科大附高3年)
MF三木響介(埼玉平成高3年)

 

(取材・文 吉田太郎)

 

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