ニュース > 日本 > 本文
節目の第100回天皇杯は異例の形式に 9月開幕、J1の2クラブが準決勝から登場…J2&J3は出場せず
{by} www.soccer-king.jp

[写真]=Getty Images

 

 日本サッカー協会(JFA)は23日、天皇杯実施委員会において、『天皇杯 JFA 第 100 回全日本サッカー選手権大会』に関して、大会方式を大幅に変更して開催する方針としたことを発表した。

 

 大きな変更点として、元来88チーム出場だったところを50チームに絞り、7回戦のノックアウト方式とし、開幕を9月16日に設定。1回戦から都道府県代表32チームが出場し、9月23日の2回戦からアマチュアシードチームのHonda FCと、残る15の都道府県代表チームが出場することになる。残る2チームは、現時点では2020シーズンの明治安田生命J1リーグ上位2チームとし、12月27日の準決勝から大幅なシード枠として出場することになる。

 

 なお、J1は現状で再開スケジュールの見通しが立っていないが、シーズンが2021年にずれ込むなどした場合、2クラブの出場枠はJFAとJリーグが協議して決定することになる。

 

 JFAは今回の大幅な大会方式変更について、従来は5月23日から開幕する予定となっていたが、新型コロナウイルスの影響で開幕延期を決定し、各都道府県予選も開催できずに、実績などから代表内定チームを決める状況となっていた点と、何よりもJリーグのレギュラースケジュールの消化を考慮し、出場チームを大幅減とすることにしたと説明している。

 

 記念すべき節目の100回目となる天皇杯だったが、都道府県代表はそれぞれが所属する第1種加盟チームで、Jクラブを含まない形で決定されることになるため、ほとんどのJクラブが天皇杯に参加しない異例の形となる。当初の5月開幕に向けてすでに出場内定が出ている都道府県もあり、中には予選を戦うJ3クラブに出場内定が出ているケースもあるが、今回の決定により、J2とJ3のクラブは予選、本戦の出場権を失うため、各都道府県協会は新たに出場チームを決定する必要がある。須原清貴JFA専務理事は、9月開幕としたことで決定するまでの時間ができたため、各都道府県協会で改めて協議、決定までのプロセスも委ねるとしている。場合によっては中断している予選を再開して決定するなどの判断もありえそうだ。

 

 さらに、1回戦から3回戦まではトーナメントのやぐらを同じ地域でまとめる方針も発表。選手やスタッフの移動リスクを軽減させることが第一になり、会場策定や準備で連携がとりやすくなるメリットもあるため。

 

 1回戦から4回戦までは入場料も無料となる。アマチュアの試合を少しでも多くの方に見てもらいたいとの意向になるが、須原専務理事は「何よりも安全が第一。地域の状況や会場の都合などで安全が確保できない場合は無観客試合を視野に入れている」と説明した。

 

 組み合わせ、会場は決定次第発表。また、優勝チームに与えられるAFCチャンピオンズリーグの出場権については、Jクラブ優勝時はそのまま出場権獲得、Jリーグ以外のチームが優勝した場合は、AFCクラブライセンス未取得のため、J1クラブへと振り返られる。

 

 今回の変更については5月の理事会での決議を経て、正式決定となる。また今後、新型コロナウイルスの流行状況により、スケジュールなどのさらなる変更の可能性もある。

 

【大会概要】

 

<スケジュール>
1回戦:9月16日(水)※都道府県代表32チーム出場
2回戦:9月23日(水)※アマチュアシード(Honda FC)および都道府県代表15チーム出場
3回戦:10月28日(水)
4回戦:12月12日(土)、13日(日)
準々決勝:12月19日(土)、20日(日)
準決勝:12月27日(日)※J1リーグ上位2チーム出場
決勝:2021年1月1日(金・祝)

 

<大会方式>
50チームによるノックアウト方式
・Jリーグ 2チーム(2020 明治安田生命Jリーグ成績上位 2 チーム/決定方法は検討中)
・アマチュアシード 1チーム(Honda FC/JFL)
・都道府県代表 47チーム(各都道府県協会に所属する第1種加盟チームで、Jクラブを含まない)

 

関連ニュース
名古屋グランパス VS アビスパ福岡 予想、対戦成績、最新情報2025/12/6

名古屋グランパス VS アビスパ福岡 試合予想 アビスパ福岡は現在、リーグ戦で名古屋グランパスより上位になり、当然ながらこの試合でその差を広げたいところです。 両チームの最近の成績を見ると、名古屋グランパスは3連敗中、アビスパ福岡は過去5試合無敗です。 両チームの直接対決成績では、名古屋グランパスが優勢です。 AHラインはホームチームの-0.25です。 この試合では、より実力のあるアビスパ福岡が勝利すると予想されます。 試合予想:アビスパ福岡 +0.25 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と素人予想が満載、もっと情報を手に入れるなら、ダウンロードしてご活用ください! 方法1.画像のQRコードをスキャンするとウンロードできます;方法2.下記のリンク先よりもダウンロードできます。 https://app.7msaka.com/intern...

名古屋グランパス VS アビスパ福岡
{by} 7msaka.com
セレッソ大阪 VS 横浜FC 予想、対戦成績、最新情報2025/12/6

セレッソ大阪 VS 横浜FC 試合予想 セレッソ大阪は前節に敗れ、連勝がストップし、調子が落ちている。 横浜FCは直近7試合で1分け6敗と低迷している。 最近のアウェイ戦の成績とパフォーマンスは芳しくない。 今試合はシーズン最終戦となるため、ホームで戦うセレッソ大阪は勝利を目指し、モチベーションを高めている。 ホームチームのAHラインも-0.5となっている。 したがって、この試合はセレッソ大阪の勝利が予想されている。 試合予想:セレッソ大阪 -0.5 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と素人予想が満載、もっと情報を手に入れるなら、ダウンロードしてご活用ください! 方法1.画像のQRコードをスキャンするとウンロードできます;方法2.下記のリンク先よりもダウンロードできます。 https://app.7msaka.com/internat...

セレッソ大阪 VS 横浜FC
J1リーグ
{by} 7msaka.com
最下位で就任もJ1残留!! 横浜FMが大島秀夫監督と契約更新「現在のチームを適切にまとめ前進させることのできる最適任者」

横浜F・マリノスは28日、大島秀夫監督との契約更新を発表した。シーズン移行後の2026-27シーズンも指揮を執るとしている。 大島監督はシーズン当初アシスタントコーチを務めていたが、最下位に沈んでいた5月の監督交代を受けてヘッドコーチに就任。それでも横浜FMは最下位から脱出できず、6月の監督交代時に大島氏が暫定監督を務めることになった。同月中には大島氏が正式に監督に就任すると、序盤は苦しんだものの次第に勝ち点を積み重ねられるようになり、3連勝を飾った第36節でJ1残留が決定した。 大島監督は契約更新に際して「今年の苦しい状況をともに戦い抜いた“一体感”を決して忘れず、アグレッシブにゴールを目指し、攻守において選手が躍動する、そのようなファン・サポーターの皆さまに感動をお届けできるサッカーで、“強い横浜F・マリノス”を取り戻します。まずは今シーズン残り2試合、ひとつでも順位を上げられ...

横浜F・マリノス
大島秀夫監督
{by} 7msaka.com
松本の早川知伸監督が今季限りで退任「すべての責任は自分にある」

松本山雅FCは28日、早川知伸監督が今季限りで退任することを発表した。 早川氏は2023年に松本のコーチに就任し、今季から監督を務めている。ただ最終節を前に10勝10分け17敗で15位と低迷し、J2復帰はならなかった。退任に際して以下のようにコメントしている。 「2025シーズンをもって退任することになりました。今シーズンは、『昇格』のミッションを強い覚悟と責任で臨んだシーズンではありましたが、このような結果、成績になってしまったこと、すべての責任は自分にあると感じております。心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。 「1つだけ心残りと言えば、最後のホームゲーム4試合をサンプロ アルウィンで開催ができなかったことです。聖地アルウィンでの試合は、やはり特別なものです。あの雰囲気、素晴らしい景色、そして『One Soul』と響く、最高の応援の前で試合ができることは本...

松本山雅FC
{by} 7msaka.com
韓国協会、JFAとアジアカップ日韓共催を協議か? 現地各メディア報じる

韓国サッカー協会(KFA)が日本サッカー協会(JFA)との2035年アジアカップ共催を考えているようだ。韓国各メディアが報じている。 『聯合ニュース』が28日に伝えたところによると、共催の場合はスタジアム数を半分に分けられることなど、各国の経済的な負担が軽減される点で日韓双方にメリットがあることが両協会で確認された模様。KFA関係者からは「実務者レベルでアジア杯の共催について意見を交わし、経済的なコスト削減などで共感した」との説明があったようだ。 『スポーツ京郷』は27日の時点で日韓共催の可能性を報じており、KFA関係者が「日本側の反応は前向きなものだと理解している」と述べたことを伝えている。 その一方、『ニューシス』は28日の報道で、KFA関係者が35年アジア杯の開催を目指していることは事実だと認めつつ、「まずは単独開催で(AFCに意向書を)提出する予定だ」と述べたとしている...

JFA
{by} web.gekisaka.jp
横浜FC市川暉記に第一子誕生「改めて妻の偉大さを感じるとともに感謝」

横浜FCは28日、GK市川暉記に第一子となる長女が誕生したことを発表した。 市川は2023年に入籍を発表。第一子の誕生に際して「この度、第一子となる女の子が誕生しました。チームの協力もあり、お産に立ち会うことができました。改めて妻の偉大さを感じるとともに感謝をしています。元気に産まれてきてくれた娘と、身体を張ってくれた妻のためにも、選手として、そして、父としてもより一層頑張っていきます。今後ともあたたかく見守っていただけると幸いです」とコメントしている。...

横浜FC
{by} 7msaka.com
FC町田ゼルビア VS ヴィッセル神戸 予想、対戦成績、最新情報2025/11/23

FC町田ゼルビア VS ヴィッセル神戸 試合予想 ヴィッセル神戸は近年比較的安定した成績を残しており、天皇杯準決勝で広島サンフレッチェを破って決勝に進出し、優勝への強い意志を示しました。 FC町田ゼルビアはここ最近調子が落ちており、リーグ優勝争いから早期に脱落、AFCチャンピオンズリーグ・エリートでも不安定なパフォーマンスを見せ、準決勝のFC東京戦では勝利を掴むまでに延長戦を要し、厳しい戦いとなりました。 歴史的にはヴィッセル神戸がわずかに優位に立っています。選手層の厚さ、総合力、そして経験値において、ヴィッセル神戸は明らかに優位に立っています。 FC町田ゼルビアの最近の攻撃面のパフォーマンスは期待外れです。 ヴィッセル神戸はより安定した攻撃力、堅実な守備、そして主要大会での経験を考えると、天皇杯決勝で勝利し、優勝する可能性はヴィッセル神戸の方が高いでしょう。 試合予想:ヴィッセル神戸...

FC町田ゼルビア VS ヴィッセル神戸
天皇杯
{by} 7msaka.com
日本 VS ガーナ 予想、対戦成績、最新情報2025/11/14

日本 VS ガーナ 試合予想 日本とガーナは共に来年のワールドカップ決勝トーナメント出場を既に決めており、今後の試合はトレーニング目的です。 最近の成績を見ると、日本とガーナは共に強力な攻撃力で好調を維持しています。 しかし、日本はホームでの成績が優れており、ガーナのアウェイでの成績は芳しくありません。 さらに、FIFAランキングでは日本が圧倒的に優位です。 そのため、この試合では日本が大差で勝利する可能性が高いでしょう。 試合予想:日本 -1.25 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と素人予想が満載、もっと情報を手に入れるなら、ダウンロードしてご活用ください! 方法1.画像のQRコードをスキャンするとウンロードできます;方法2.下記のリンク先よりもダウンロードできます。 https://app.7msaka.com/internati...

日本 VS ガーナ
キリンカップ
{by} 7msaka.com
「疑いが晴れて安心致しました。しかし…」J3高知の山本社長、パワハラ認定には至らずも別の問題が複数判明

高知ユナイテッドSC(J3)は11日、代表取締役社長の山本志穂美氏に関する内部調査委員会(取締役および外部弁護士で構成)の調査結果を公式サイトで公表した。 クラブはスタッフから外部相談窓口に寄せられた「健全で安全な業務を行うための申し立てについて」と題する書面に、精神的苦痛を受けた事例として記載された事案に関し、事実関係を調査。10月1日から27日までヒアリングなどを行い、今月4日に報告書をまとめた。 調査の結果、山本氏の言動はいずれの項目についてもパワーハラスメントに該当するとまでは認められなかったという。 一方、調査過程で雇用上の問題や職場マネージメント上の課題が判明した。 雇用上の問題については、スタッフが入社前に会社の行事・研修に参加した際、その対価や交通費・宿泊費などが支払われていないこと、スタッフとの間で雇用契約書の作成・締結がされていないこと、さらに労...

高知ユナイテッドSC
{by} web.gekisaka.jp
「妻と子供の可愛さをパワーに変えてパワフルキーパーとして頑張ります!」広島がGK大迫敬介の結婚&第1子誕生を発表

サンフレッチェ広島は11日、日本代表GK大迫敬介(26)の入籍および第1子長女の誕生を発表した。相手は一般人のため、氏名や年齢などの公表は差し控えるとしている。 大迫はクラブ公式サイトを通じ、「私事ではございますが、この度、入籍と第一子が産まれたことをご報告させていただきます。まずは、出産を頑張ってくれた妻と元気に生まれてきてくれた子供に感謝したいと思います。妻と子供の可愛さをパワーに変えてパワフルキーパーとして頑張ります!」とコメントした。...

サンフレッチェ広島
大迫敬介
{by} web.gekisaka.jp