高知ユナイテッドSC(J3)は11日、代表取締役社長の山本志穂美氏に関する内部調査委員会(取締役および外部弁護士で構成)の調査結果を公式サイトで公表した。
クラブはスタッフから外部相談窓口に寄せられた「健全で安全な業務を行うための申し立てについて」と題する書面に、精神的苦痛を受けた事例として記載された事案に関し、事実関係を調査。10月1日から27日までヒアリングなどを行い、今月4日に報告書をまとめた。
調査の結果、山本氏の言動はいずれの項目についてもパワーハラスメントに該当するとまでは認められなかったという。
一方、調査過程で雇用上の問題や職場マネージメント上の課題が判明した。
雇用上の問題については、スタッフが入社前に会社の行事・研修に参加した際、その対価や交通費・宿泊費などが支払われていないこと、スタッフとの間で雇用契約書の作成・締結がされていないこと、さらに労働条件通知書が交付されていないことが明らかになっている。
また、職場マネージメント上の課題として、山本氏の言動やコミュニケーション不足により、スタッフが精神的負担を感じる労働環境になっていたことが認められた。
これらの結果を受け、10日の取締役会で山本氏への「取締役会問責決議による厳重注意処分」が決定。パワハラの認定には至らなかったものの、組織運営上の不備などに対して一定の責任を求めた判断となった。
クラブは今後、雇用上の問題の是正、内部統制やコンプライアンス体制の強化を進めるとともに、再発防止策を見直して再度徹底する方針。具体的には、コンプライアンス規程の整備や新たな執行役員制・GM職の導入、相談窓口の設置、定期面談や研修体制強化など、ガバナンス向上策を打ち出している。
山本氏は「調査結果では、パワーハラスメントの認定はされず疑いが晴れて安心致しました。しかし、私の言動等により不安や負担をかけてしまったスタッフには大変申し訳なく思っております」と謝罪。「今後は、二度と同じことが起きないよう、経営経験が豊富な森下会長の下、社外取締役の皆さまや関係者の皆さまからのお力をお借りしながら、より良いクラブ創りを共に行ってまいりたいと思います」と表明している。
代表取締役会長の森下勝彦氏も「(秋田豊)前監督の問題から引き続き、ファン・サポーターの皆さま、スポンサーの皆さま、また高知県初のJリーグクラブとして活動を応援してくださっていた高知県民の皆さまや関係者の皆さまには、多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます」と述べ、「今後は新たに見直しました再発防止策を徹底することで、組織体制を強化し、二度と同様の問題が起きないよう取り組んでまいりたいと思います」とした。
以下、コメント全文
■山本志穂美代表取締役社長
この度、私に対してスタッフからハラスメントの申し立てにつきまして、多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。
調査結果では、パワーハラスメントの認定はされず疑いが晴れて安心致しました。しかし、私の言動等により不安や負担をかけてしまったスタッフには大変申し訳なく思っております。
昨年より、社長に就任しJリーグ参入やJリーグクラブとしての成長を目指して懸命に取り組んで参りました。その中で、体制的に厳しかったこともあり、社長である私自身が率先して業務を行っていかなければならなかったことに加え、本来の社長業務である会社のマネージメント部分が手薄になっていたように思います。
今後は、二度と同じことが起きないよう、経営経験が豊富な森下会長の下、社外取締役の皆さまや関係者の皆さまからのお力をお借りしながら、より良いクラブ創りを共に行ってまいりたいと思います。
今季は早いもので残り3試合となりました。皆様と創り上げたJリーグクラブを守り抜くため、地域に愛され必要とされるクラブになるべく更に精進して参りますので、皆様の応援を賜われますよう引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
■森下勝彦代表取締役会長
この度、弊社代表取締役社長 山本志穂美に対して職員から精神的苦痛を受けたと外部相談窓口へ相談があったことにつきまして、前監督の問題から引き続き、ファン・サポーターの皆さま、スポンサーの皆さま、また高知県初のJリーグクラブとして活動を応援してくださっていた高知県民の皆さまや関係者の皆さまには、多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。
シーズン終盤の大事な時期にも関わらず、再度、調査に入ったことから、皆さまがサッカーに集中できない環境にしてしまったことを重ねてお詫び申し上げます。早期の調査完了を目指しておりましたが、関係者で非常に慎重に協議・検討を進めてきましたため、報告までお時間いただきましたこと、何卒、ご理解賜れますと幸いです。
今回、内部調査委員会の調査では、パワーハラスメントと認定されるまでには至りませんでしたが、コンプライアンス違反を疑われる事案や職場マネージメント上における問題について指摘をされましたことは、弊社としても非常に重く受け止めております。
山本が社長に就任して以降、Jリーグを目指して尽力してきたことは事実でありますが、一方で多忙となり過ぎていたことも否めず、社内のコミュニケーションやコンプライアンス遵守という会社経営の基本的な部分に歪みが生じてしまったように思います。これは、山本個人だけの問題ではなく、弊社の組織的な問題と捉えており、今後は新たに見直しました再発防止策を徹底することで、組織体制を強化し、二度と同様の問題が起きないよう取り組んでまいりたいと思います。
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