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“不運なオフサイド弾”も世界に爪痕残したFW細谷真大、悔しさ残る帰国「W杯の舞台で晴らしたい」
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FW細谷真大(柏)

 

 最後は悔しい結果に終わったが、世界に爪痕を残す大会となった。U-23日本代表のエースFW細谷真大(柏)が4日午後、パリオリンピックが行われたフランスから帰国し、羽田空港で報道陣の取材に対応。「この悔しさを次に繋げないといけない」と力強く語った。

 

 細谷は今大会、グループリーグ第3節イスラエル戦(◯1-0)で首位突破に導く決勝ゴールを決めたほか、第2節マリ戦(◯1-0)でも決勝点につながる右サイド突破を見せるなど、全勝での準々決勝進出に幅広い役割で貢献。敗れた準々決勝スペイン戦(●0-3)でも前半40分、不運なオフサイドに阻まれたが、DFパウ・クバルシ(バルセロナ)を背負ったままシュートを突き刺すスーパーゴールを決めていた。

 

 帰国後、あらためてその場面を振り返った細谷は「感覚的にはなかったし、背負った時にどうしても大股になってしまった。そこが出てしまったのかなと思う」と振り返りつつ、「得点シーンは悔しさが残るけど、しょうがない部分が大きい」と冷静に回顧。「ああいうゴールはなかなかリーグ戦でもなかったけど、練習の中でも繰り返していた形だったので理想に近かったゴールかなと思う」と手応えとして受け止めていた。

 

 大会を通じて、持ち前のフィジカルはどの相手にも通用し、磨き上げてきた動的なポジショニングでも相手DFを翻弄。「フィジカルのところ含めて余裕はあったし、やれている感覚はあった」と自信を深める大会となった。

 

 その一方で「あとはゴール前での質をもっと高める必要がある」と課題も痛感。スペイン戦ではオフサイドでゴールが取り消された後の45+7分、MF山田楓喜のFKからヘディングシュートを放ったが、クロスバーに直撃。また後半36分には相手DFからペナルティエリア内でボールを奪い、すぐさまシュートを狙うもGKアルナウ・テナスのスーパーセーブに阻まれていた。

 

 とくに後半36分の決定機は「それを決めていれば流れは変わっていたと思う」と悔いが残った様子。体の強さを活かしたボール奪取は「ゴール前でルーズボールが来て、自分の良さが出ると信じてボールを取りに行った」と狙い通りだっただけに、「狙い済ましたシュートだったけど、まだ足りなかった」と分析。相手GKのスーパーセーブという見方もできるが、「少し浮かせていたら入ったゴール。改善が必要」と自身に矢印を向けていた。

 

 パリ五輪世代通算最多の13ゴールを挙げてきたエースの世代別代表活動はこれで終了。次はすでに6試合に出場しているA代表としての道のりが待っている。スペイン戦後には大岩剛監督から期待の活を入れられたという細谷。「もっとできると言われたし、その通りだと思う。自分ももっと上に行きたいと思っているので恩返ししたい」と力を込めた。

 

 A代表では今年1月にアジア杯出場を果たしたが、グループリーグ45分間の出場と不完全燃焼に終わった苦い記憶も残る。しかしパリ世代の活動を通じて、4月のU23アジア杯で見事な復活を遂げると、パリ五輪では世界の相手に堂々のパフォーマンスを発揮し、着実にトップレベルでの自信も積み重ねてきた。

 

「五輪でも自分の良さは出せたと思うし、いつも通りにできたことが次につながると思う」。そう振り返った細谷は自身初の世界舞台に「楽しかったし、またやりたいと思う」と力強い言葉。次なる照準は2026年の北中米W杯。「悔しさが残っているのでW杯の舞台でしっかり晴らしたい」と飛躍を誓った。

 

(取材・文 竹内達也)

 

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