■前半戦MVPはロイスの他になし
ヘルプストマイスター(秋の王者。第17節終了時の首位チーム)に輝いたのは、ルシアン・ファーヴルを新監督に招聘したドルトムント。主軸だったソクラティス・パパスタソプーロスやミヒー・バチュアイを放出し、ベルギー代表のアクセル・ヴィツェルやスペイン代表のパコ・アルカセルら数多くの新戦力を獲得するなど、大規模な戦力の入れ替えを実施しながら、瞬く間に軌道に乗ったチームは第6節から首位の座を一度も明け渡さない力強い歩みを見せた。昨シーズンの同時期比でプラス14となる勝ち点42(13勝3分け1敗)を稼ぎ出している。
その快進撃を牽引したのは、新キャプテンのロイス。ドリブル、シュート、パスの三拍子が揃い、プレースキッカーとしても優秀だったトップ下は11ゴール・6アシストと極上の輝きを放ち、リーグ最多の44得点を誇るチームの攻撃陣を引っ張っている。イングランド代表デビューを果たすなど2年目の飛躍を遂げた18歳のサンチョ(6ゴール・7アシスト)、得点ランク首位タイの12ゴールを挙げているCFパコ・アルカセルを凌駕する圧巻の働きぶりだった。前半戦のMVPを選ぶなら、ロイスを置いてほかにいない。
ドルトムントが開幕15試合無敗のクラブレコードを樹立した一方で、“大本命”のバイエルンは大きく躓いた。開幕4連勝を飾るも、第5節から3戦連続未勝利。ホームで4試合勝利から遠ざかる失態も演じた。ドルトムントとの“デア・クラシカー”ではスピードとスタミナの差を見せつけられ、2-3の逆転負け。ニコ・コバチ新監督はもちろん、バイエルンの選手や指揮官を擁護すると同時に、メディアの報道姿勢に難癖をつける異例の会見を開いたウリ・ヘーネス会長、カール・ハインツ・ルンメニゲCEO、ハサン・サリハミジッチSDへの批判も後を絶たなかった。
風向きが変わったのは、基本システムを4-1-4-1から4-2-3-1を変えた第13節以降。王者の意地を見せつける5連勝を飾り、ドルトムントと勝ち点6差の2位で折り返し地点を迎えた。苦戦の理由は数多い(トーマス・ミュラー、マッツ・フンメルス、マヌエル・ノイアーら主軸の不調、攻撃陣の詰めの甘さ、選手層の薄さ、ケガ人の続出など)が、ここにきて守備が安定したり、重鎮フランク・リベリが調子を上げたり、長期離脱していたキングスレー・コマンが戦列に戻ったりと、明るい話題が増えてきている。
そのバイエルンより長く2位の座にとどまっていたボルシア・メンヒェングラードバッハは、勝てば3ポイント差に肉薄していた第17節のドルトムント戦で黒星。欧州カップ戦出場という目標にとらわれた昨季の反省を踏まえ、一戦一戦に集中する構えのディーター・ヘッキング監督は気にする素振りを見せないが、覇権争いから一歩後退した。ただ、エースのラース・シュティンドル以上の活躍を見せたトルガン・アザールとアルザーヌ・プレアの両アタッカーを中心に、躍動感溢れるサッカーを展開し、敵地でバイエルンを3-0で破るなどポジティブな印象を残している。
■ポジティブな驚きを提供したのは…
バイエルン以上に期待を裏切っているのはレヴァークーゼン(9位)、シャルケ(13位)、シュトゥットガルト(16位)だ。いずれも欧州カップ戦出場を狙いながら、開幕からほとんどエンジンがかからず、中位以下に低迷する。ヘルリッヒ前監督のマネジメント力低下からか、とにかく調子の波が激しかったレヴァークーゼンは、第17節終了後にピーター・ボスを新監督に迎えたことを発表。昨シーズン序盤にドルトムントを率いたオランダ人指揮官の下、後半戦はアタッキングフットボールで巻き返しを図ることになるか。
シャルケとシュトゥットガルトが低空飛行を余儀なくされた大きな理由は、クオリティー、アイデア、コンビネーションの全てが物足りなかった攻撃面にある。シュトゥットガルトに関してはディフェンスの安定感にも乏しく、頼みの守護神ロン・ロベルト・ツィーラーが味方のスローインをトラップミスしてオウンゴールを記録するなど、ほとんどがネガティブな話題で注目を集めた。1勝2分け3敗となった第7節終了後、タイフン・コルクトからマルクス・ヴァインツィールに監督を代えたが、新政権発足後に3勝7敗と黒星先行の戦いが依然として続いている。
3チームとは対照的に、ポジティブな驚きを提供したのはヴォルフスブルク。過去2シーズンは昇格/降格プレーオフの末に辛うじて残留したが、CL出場権が得られる4位RBライプツィヒに勝ち点3差の5位と健闘している。屈強なCFのヴァウト・ヴェフホルストやダニエル・ギンチェク、正確なクロスが光る左SBのジェローム・ルシヨンら有能な新戦力を獲得するだけでなく、ここ数年欠けていた平穏をもたらした新スポーツ部長(事実上のGM)のマルク・シュマットケ、現場とフロント間の風通しを良くしたマルセル・シェーファー新SDが陰の立役者だ。
■ドルトムントにあるポジティブなデータ
ブンデスリーガ54年の歴史を紐解けば、ヘルプストマイスターがそのままリーグ制覇する確率は68.5%。7年連続でこの称号を手にしていたバイエルンを退け、首位で年越しを迎えるドルトムントに話を限定すれば、その数値は100%まで跳ね上がる。過去3回(1994-95、95-96、2010-11)の内、一度もマイスターシャーレを逃さなかった歴史の再現なるか注目だ。ちなみに、大手ブックメーカー『ウィリアムヒル』の優勝オッズでは、ドルトムントが1.73倍でトップに浮上している。
ドルトムントの戴冠を阻むとすれば、同オッズで2位(2.10倍)のバイエルンがやはり有力。前半戦のラストゲームで、ヴォルフスブルクとともに躍進チームとなったフランクフルト(ヨーロッパリーグでドイツ勢初となるグループステージ全勝の快挙も達成)に3-0の完勝を収め、3ポイントを得ると同時に失いかけていた自信も取り戻した。ただ、安定感抜群のドルトムントを捉えるための“決定打”に欠けるのは確か。負傷者に泣かされた前半戦の反省を踏まえ、1月にオープンする移籍市場での補強は必須だろう。
優勝争いはドルトムントとバイエルンによる一騎打ちの様相を呈しそうだが、そうした戦前の予想がアテにならなかったのが前半戦だった。グラードバッハを絡めた三つ巴のバトル勃発や、ヨーロッパリーグ敗退決定で国内一本に集中できるうえ、姉妹クラブのレッドブル・ザルツブルクから引き抜く“得意技”で逸材アマドゥ・ハイダラを手に入れたRBライプツィヒがビッグサプライズを提供する可能性も否定できない。いずれにせよ、バイエルンが早い段階で独走態勢に入った近年の“退屈”な覇権争いにはならないはずだ。
共に12ゴールのルカ・ヨビッチ(フランクフルト)とパコ・アルカセルがランキングの最上位に名を連ねる得点王争いからも目が離せない。これに続くのはティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)とロイスで、大本命のロベルト・レヴァンドフスキは5位の10ゴール。そのすぐ後ろには9ゴールのセバスティアン・アレ(フランクフルト)、アザール、プレアが続き、例年とは異なる大混戦になっている。注目は21歳のセルビア代表ヨビッチ。左右両足を遜色なく使い分けるフィニッシュに加え、水準以上のテクニックやスピードも兼備する近未来のワールドクラス候補生だ。
ユヴェントスFC VS ウィダード・カサブランカ試合予想 セリエAの強豪ユヴェントスFCは、グループリーグ第1戦でアラブ首長国連邦のアル・アインFCを圧勝し、現在グループ首位に立っています。 一方、モロッコのウィダード・カサブランカは、グループリーグ第1戦でマンチェスター・シティに敗れています。 両チームの実力差は歴然としています。 ウィダード・カサブランカはここ最近、攻撃と守備の両方で好調とは言えません。ユヴェントスFCに脅威を与えるのは難しいため、失点を最小限に抑える努力をすべきでしょう。 したがって、今回はユヴェントスFCが完勝すると予想されます。 試合予想:ユヴェントスFC -1.75 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と素人予想が満載、もっと情報を手に入れるなら、ダウンロードしてご活用ください...

レアル・マドリード VS CFパチューカ試合予想 レアル・マドリードはグループリーグ初戦でパチューカと引き分け、白星スタートを切ることができませんでした。 レアル・マドリードは、この試合で勝ち点3を確保し、早期の決勝トーナメント進出を狙う強い意志を持っており、非常に強い闘志を燃やしています。 一方、パチューカはグループリーグ初戦で敗戦を喫し、士気は下がっています。 さらに、チームは最近様々な大会で低迷しており、精彩を欠いています。 さらに、ヨーロッパサッカーの強豪であるレアル・マドリードは、多くの有名スター選手を擁しており、戦力ははるかに強力です。 ホームチームのAHラインは-1.75で、レアル・マドリードに有利です。 そのため、この試合はレアル・マドリードの勝利が予想されます。 試合予想:レアル・マドリード -1.75 ...

マンチェスター・シティ VS アル・アイン FC試合予想 マンチェスター・シティFCはFIFAクラブワールドカップのグループリーグ初戦で勝利を収めましたが、アル・アインFCはユヴェントスFCに屈辱的な敗戦を喫しました。 アル・アインFCはヨーロッパの強豪チームに対してあまり良いプレーができなかったことが伺えます。 戦力差は歴然としています。マンチェスター・シティFCは2次ラウンドで大幅なローテーションを行う可能性がありますが、選手層の厚さと実力には疑いの余地がありません。 ブックメーカーはこの試合でマンチェスター・シティFCに強く賭けており、圧勝すると考えています。 試合予想:マンチェスター・シティ -2.5 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と素人予想が満載、もっと情報を手に入れるなら、ダウンロードしてご活...

マメロディ・サンダウンズFC VS ボルシア・ドルトムント試合予想 マメロディ・サンダウンズは非常に優れた戦術的規律を持ち、特にセットプレーとカウンターアタックで脅威を生み出すことが得意です。 ボルシア・ドルトムントは実力者ですが、第1ラウンドのフルミネンセ戦のパフォーマンスは期待外れでした。 中盤でエムレ・ジャンのインターセプトが欠如しているため、守備の遅いターンスピードは相手につけ込まれる可能性があります。 特に第1ラウンドで勝利を収めたマメロディ・サンダウンズは、第2ラウンドのボルシア・ドルトムント戦では、守備を徹底し、カウンターアタックに重点を置くでしょう。 ボルシア・ドルトムントの現在のスロースタートを考えると、相手ゴールを突破するのは非常に困難でしょう。 さらに、ボルシア・ドルトムントは守備陣に深刻な問題を抱えています。そのため、勝利が期待されますが、2点差で勝利を挙げる可...

インテル・ミラノ VS 浦和レッズ試合予想 インテル・ミラノは、セリエAとヨーロッパの大会での素晴らしいパフォーマンス次第でFIFAクラブワールドカップに出場できる。 ラウタロ・マルティネスやニコロ・バレッラといった経験豊富な主力選手を擁し、強力な攻撃陣と堅固な守備を誇ります。 浦和レッズは、AFCチャンピオンズリーグでの素晴らしいパフォーマンスと国内リーグの伝統を背景に、ヨーロッパの強豪チームに挑戦できるポテンシャルを見せています。 両チームの初戦は、技術とスピードのぶつかり合いとなるでしょう。 インテル・ミラノは強さで優位に立っており、ブックメーカーからも強い支持を得ています。 したがって、ホームチームが完勝すると予想されます。 試合予想:インテル・ミラノ -2 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と...

CAリーベル・プレート VS CFモンテレイ試合予想 CAリーベル・プレートは第1ラウンドでアジアの浦和レッズを3-1で破り、安定した戦績を残しました。全大会を通して無敗記録を18に伸ばしました。 モンテレイは開幕戦で強豪インテル・ミラノを1-1の引き分けに抑え、衝撃的な結果となりました。チームのパフォーマンスは目を見張るものでした。 CAリーベル・プレートは2試合で1勝1分けと無敗を維持しており、精神的に優位に立っています。 両チームともアメリカ大陸のチームであり、現在の会場の天候条件に比較的適応しています。 しかし、CAリーベル・プレートの方が実力があり、今回は連勝記録を伸ばすと予想されます。 試合予想:CAリーベル・プレート -0.25 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と素人予想が満載、もっと情報を手...

SEパルメイラス VS アル・アハリ試合予想 パルメイラスはグループリーグ初戦でFCポルトと引き分け、直近4試合では1勝1分け2敗と低迷しています。 チームの最近のパフォーマンスは理想的とは言えません。 一方、アル・アハリはグループリーグ初戦でインテル・マイアミCFと引き分け、全大会で2試合連続引き分けと、低調な成績となっています。 パルメイラスの市場価値はライバルチームを上回っており、パルメイラスの方が強力な布陣を敷いていることが分かります。 ホームチームのAHラインは-0.75です。 そのため、この試合はパルメイラスの勝利が予想されます。 試合予想:パルメイラス -0.75 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と素人予想が満載、もっと情報を手に入れるなら、ダウンロードしてご活用ください! 方法1.画像のQRコー...

ロサンゼルスFC VS エスペランス試合予想 ロサンゼルスFCは初戦でチェルシーFCに完敗を喫し、全体的に精彩を欠き、攻撃の脅威もほとんどありませんでした。 大会はアメリカで開催されますが、ロサンゼルスFCはホームスタジアムで試合をしないため、ホームアドバンテージを失います。アフリカの強豪エスペランスとの対戦は、またしても厳しい戦いとなるでしょう。 エスペランスはグループリーグの初戦でCRフラメンゴ(RJ)に敗れました。彼らは明らかにグループリーグの他のチームよりも弱いです。しかし、最終ラウンドでチェルシーと対戦することになるため、この試合は勝ち点獲得の絶好の機会となるため、彼らの闘志はより一層高まっているはずです。 オッズを見ると、ブックメーカーはロサンゼルスFCへの信頼を弱めています。今回はエスペランスが無敗を維持すると予想しています。 試合予想:エスペランス +0.5 ...

SLベンフィカ VS オークランド・シティFC試合予想 プリメイラ・リーガの強豪SLベンフィカは、FIFAクラブワールドカップ・グループステージ1回戦でボカ・ジュニアーズと引き分けに持ち込んだ。 予選突破のため、チームはオークランド・シティとのこの試合で勝ち点3を狙っている。 オークランド・シティにはアマチュア選手が多く、ニュージーランドの強豪チームであっても、FIFAクラブワールドカップに出場するには実力が足りない。 1回戦でFCバイエルン・ミュンヘンに0-10で敗れた後、SLベンフィカとの対戦で大きな変化は期待できない。 両チームの実力差は大きく、今回はSLベンフィカが完勝すると予想している。 試合予想:SLベンフィカ -4 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と素人予想が満載、もっと情報を手に入れる...

パリ・サンジェルマンFC VS ボタフォゴFR試合予想 絶好調のパリ・サンジェルマンFCは、グループリーグ第1戦でアトレティコ・マドリードに勝利して以来、全試合を通して6試合無敗を維持しており、攻撃と守備の両方で素晴らしいパフォーマンスを見せています。 ボタフォゴFRも4連勝と好調ですが、PSGほど質の高い勝利とは言えません。攻撃と守備の両方で明らかにパフォーマンスが向上しています。 両チームとも好調ですが、ブックメーカーはこの試合でパリ・サンジェルマンFCに厚い信頼を寄せています。 したがって、パリ・サンジェルマンFCが完勝すると予想しています。 試合予想:パリ・サンジェルマンFC -2 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と素人予想が満載、もっと情報を手に入れるなら、ダウンロードしてご活用ください! ...



- 1 パリ・サンジェルマンFC VS ボタフォゴFR 予想、対戦成績、最新情報2025/6/20
- 2 SEパルメイラス VS アル・アハリ 予想、対戦成績、最新情報2025/6/20
- 3 マンチェスター・シティ VS ウィダード・カサブランカ 予想、対戦成績、最新情報2025/6/19
- 4 ジェフユナイテッド千葉 VS ジュビロ磐田 予想、対戦成績、最新情報2025/6/21
- 5 SLベンフィカ VS オークランド・シティFC 予想、対戦成績、最新情報2025/6/21
- 6 CAリーベル・プレート VS CFモンテレイ 予想、対戦成績、最新情報2025/6/22
- 7 レアル・マドリード VS アル・ヒラル 予想、対戦成績、最新情報2025/6/19
- 8 インテル・マイアミ VS FCポルト 予想、対戦成績、最新情報2025/6/20
- 9 ロサンゼルスFC VS エスペランス 予想、対戦成績、最新情報2025/6/21
- 10 ユヴェントスFC VS ウィダード・カサブランカ 予想、対戦成績、最新情報2025/6/23