スイス
プラス材料
ハリス・セフェロヴィッチは決勝トーナメント1回戦で2ゴールを決め、素晴らしいパフォーマンスを披露した。1980年以来の欧州選手権関連データによると、ハリス・セフェロヴィッチは4番目ヘデイングで1試合連続で2ゴールを決めたプレーヤーだ。実は、実力が強いセンターフォワードは、チームに大いに役立つだろう。
ヤン・ゾマーはフランス戦で大いに役割を果たし、PK戦でキリアン・ムバッペのキックをストップした。試合後、GKヤン・ゾマーは「素晴らしい試合だった。最高の夜になった」と語る。
ブンデスリーグでプレーするシュテヴェン・ツーバーもフランス戦でチームの攻撃陣を支えていた。
この試合でマン・オブ・ザ・マッチに輝いたジャカは、同国代表初のEUROベスト8進出に「素晴らしい。歴史を作ったことを誇りに思う」と話した。「僕らはこの国のサッカーの歴史を新たに刻んだ。これで準々決勝にはスペインがいる。難しいだろうが、今は夢を見ているよ」
スイスは今大会ここまで4戦で、大点差でイタリアに敗れた以外、ほかの3試合で1勝2分けを記録した。
スイスは2試合連続で90分間に3得点を挙げ、攻撃力が高まってきた。
スイスは今大会4戦でのハンディ勝率が5割だが、過去2試合ともハンディ勝を挙げた。
基本情報
スイスが28日にEURO2020決勝トーナメント1回戦で、PK戦の末に世界王者フランスを倒して史上初のベスト8進出を果たし、粘り強さを見せた。1-3でリードされたスイスは終盤に怒涛の反撃。試合は3対3で90分が終了し、決着はPK戦に委ねれた。PK戦は先攻のスイスが5人目まで全員成功したのに対し、後攻のフランスは5人目のエンバペがGKゾマーにセーブされて勝負あり。但し、ベスト8で強豪チームであるスペインと激突、再びブラックホースの特性を見せることは難しいかも。
スイスは去年11月のネーションズリーグでスペインに1-1の引分に終わった。あの時両者の陣容も今大会とほぼ同じ。
今節はロシアのガスプロム・アリーナで行われるので、遠征で双方とも激しく体力を消耗してしまう。
マイナス影響
金髪輝くスイスの司令塔ジャカは120分にわたって体を張り続けた。中盤でボールを落ち着かせる仕事も巧みにこなしており、10番を背負う金髪のジャカは異様なほど頼もしく見えていた。スイスの3点目もジャカが中盤でボールを落ち着け、そこからマリオ・ガヴラノビッチへ抜群のスルーパスを通したところから生まれている。ジャカが重宝されている理由が分かるパスで、アーセナルサポーターも驚いたかもしれない。試合後彼もMVPに選ばれた。しかし、彼は試合でイエローカードを受けた。規定に従って彼はイエローカード累積で、スペイン戦に出場停止となる。
スペイン
プラス材料
欧州選手権のトーナメントで、スペインがクロアチアを延長戦で5-3で下し、準々決勝進出を決めた。この試合の勝利は、スペインにとって2012年大会(ユーロとワールドカップ)以来初のトーナメント勝利となった。前回のトーナメント勝利ではユーロ2012でイタリアを4ゴールで下して優勝した。スペインが今大会で偉業を成し遂げるかもしれない。
ベテランのセルヒオ・ブスケツはクロアチア戦で素晴らしいパフォーマンスを見せ、試合後にベスト選手に選ばれた。しかも33歳という高齢で101分間プレーし、リーダーに相応しい。
マンチェスター・シティの fw フェラントーレスはクロアチア戦に先発出場し、1ゴール1アシストを記録した。データによると、最近7回の代表先発出場で6ゴール1アシストを記録した。
クロアチア戦でスペインはイエローカードを受けてないため、今節全員が出場できる。
90分内にクロアチアと引き分け、延長戦に入ってからはスペインの若手選手が活躍し、年老いたクロアチアの前でもモラタは延長戦で走り回ることができた。彼のゴールでスペインが延長戦で主導権を握った。
スペインはヨーロッパ全体で伝統的な戦い方を変えないチームでもある。クロアチア戦ではパス回数がクロアチアの2倍近くあり、攻撃側のデータ(危険な攻撃、シュート回数、シュート数、ボール支配率など)では18年の世界準優勝を大きく上回っている。スペインは栄光を取り戻そうとしている。
今節0.75というハンディをつけ、ブックメーカーはスペインに信頼を寄せている。
基本情報
GKサイモンは、クロアチア戦では天国と地獄のような試合を繰り広げた。前半はオウンゴールによってペドリーが自らボールを動かし、カリウスのようなミスを犯した。しかし、後半は神に変身し、クロアチアの多くのシュートを防ぎ、自分に対する救済を成し遂げた。
過去スペインはスイスとの4対戦で1勝2分け1敗と、あまり優位に立っていない。
マイナス影響
クロアチア戦では、エリック・ガルシアとラ・ポルテのセンターバックコンビで安心できるものではなく、スイスには実力の高いセフェロビッチがいる。スペインはペナルティエリア内で彼のプレーを制限できるほどの力がない。
クロアチア戦でスペインは通常時間内に2失点を許した(1度は gk シモンのミス)が、これはグループ3試合の失点数を上回っており、守備陣は疲れを感じている。
材料の概説
スイスは決勝トーナメント1回戦でフランスを破り、準々決勝に進出し、試合前から注目が集まってる。しかし、120分間戦い抜き、選手らは疲れている。また、中盤の要であるザカーズがイエローカード累積で出場停止となり、攻撃陣に大きな影響を与えるはずだ。準々決勝で再び実力の高いスペインを相手に、もう一度奇跡を起こすのは現実的ではない。スペインとクロアチアとの対戦では同じく延長戦まで戦ったが、身体能力が優れるスペインの選手らは最後まで笑っていた。そして、試合から見ると、スペインは攻撃力が非常に高く、フランスのようにサイドからの速いカウンターにこだわらず、攻撃手段が多いことが分かりました。試合前のハンディを踏まえ、スペインの勝利が期待できる。
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スペイン -0.5/1
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