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日本の育成年代でも弊害なく取り組める「ゲームモデル」を25歳のJFL監督が紹介:後編
{by} www.bbm-japan.com

 

 最年少の25歳の林舞輝さん、今年から奈良クラブ(JFL。10月3日、奈良クラブは今季初の連勝で一ケタ順位に)の監督を務めていて、ゲームモデルをどのように考えているのか?

 

ベースにすべきは何よりも「選手」

 

――ゲームモデルをどのようにつくっていけばいいのでしょうか?

林 チームを取り巻くいろいろな要素をかけ合わせてつくるという言い方をしますよね。私の本(前編の冒頭で紹介)にもそう書いてあります(笑)。でも、「チームの文化」と言われても、明確なものがないことも多いでしょう。それを踏まえた上で、サッカークリニックの読者に多いであろう日本の育成年代の指導者がゲームモデルをつくる際のベースは、あくまでも選手に置くべきだと思います。

 

――クラブではないのですか?

林 「一つのクラブで一つの統一したゲームモデルを一貫して採用する」ということがよく言われます。私の個人的な意見ですが、その点について、そこまでの大きな意義はないと思っています。ジェンナーロ・ガットゥーゾをシャビのように育てることはできませんし、そうしようと試みるのは間違いでさえあるからです。ガットゥーゾをシャビのような選手にしようと指導したら、どんな選手になるでしょうか?

 

――特長のない選手になりそうですね。

林 もちろん、そうはならないかもしれません。ただ、ガットゥーゾとしての強みが消えてしまうかもしれません。ある選手が一人の選手としてやっていくための手助けをするのが育成でしょうし、強みが消えたらまずいと思います。特に日本の育成年代の場合は移籍が難しいので、余計にそうです。極端な話、シャビがイングランドに生まれ、チームを選ぶ自由がなかったら、サッカーを続けられなかったかもしれないです。

 

――「ひ弱なチビは必要ない」と思われたかもしれません。

林 どんなサッカーをするのかとなったときに、監督が「俺は3-4-3でやりたい!」と思ったとしても、運動量豊富なサイドプレーヤーがいなかったら、機能しないわけです。得意ではない選手に無理矢理やらせるしかなくなります。もちろん、それで思わぬ才能が開花するパターンがあるのも育成の面白いところですが、ここで言いたいのはそういう話ではありません。もちろん、ほしい選手をいくらでも補強できるビッグクラブのトップチームなら、話は違ってきます。運動量豊富なウイングバックがいないなら、獲得すればいいわけですから。

 

――実際、ジョゼップ・グアルディオラ監督のマンチェスター・シティなどはそういう手法でチーム構成をドラスティックに変えて結果を出しました。

林 そうですね。しかし、日本の育成年代のチーム状況は違います。自分が担当する学年にガットゥーゾが3人いるなら、やはり、その3人のガットゥーゾを活かすゲームモデルを考えるべきだと思います。Jクラブのアカデミーでも、同じゲームモデルに適した人材が全学年でうまく揃うなんてことはないでしょう。良いウイングバックがいない学年だって絶対にあるはずなので、移籍の自由がない日本の育成年代においては、ゲームモデルをつくる際には「構成する選手」という要素を強く考えるべきだと思います。

 

在籍している選手の力を最大限に引き出せるモデルづくり

 

 

――奈良クラブのゲームモデルも選手ありきでつくったのでしょうか?

林 そうですね。まずは、ウチのクラブが獲得できる範囲の中で最高水準となる実力を持つ選手たちを補強することにしました。残留してくれた選手たちと加入してくれた選手たちとを合わせた集団の中で、最適と思えるモデルを組み立てていった感じです。

 

――ゲームモデルに合わせて選手を補強したわけではないのですね。

林 奈良クラブはビッグクラブではないので、それだと逆に限界があります。例えば、私が「空中戦重視だ! どんどん蹴っていくぞ」というゲームモデルをつくって、それに合わせて補強を進めたときにリオネル・メッシから電話がかかってきて、「奈良でやりたい」と言われたらどうしますか?

 

――お断りするしかありません(笑)。

林 あるいはゲームモデルを白紙に戻すかです。メッシの例は極端ですが、ヨーロッパのクラブでそうやって失敗しているパターンは結構多いんです。これは、育成年代のチームでも基本的には同じだと思います。

 

――いまにして思うと、鹿児島実業高校の松澤隆司先生(前監督、故人)はそのあたりがうまかったと思います。鹿児島実業は蹴って走るイメージが強いのですが、遠藤保仁選手の代は彼を活かし、松井大輔選手の代ではテクニカルな要素を増やしました。しかし、日本では、どうしてもゲームモデルありきになってしまうかもしれません。

林 サイド攻撃を徹底して重視するゲームモデルをどれほど緻密につくっても、サイドアタッカーの補強に失敗したら、絵に描いた餅になります。

 

――冒頭で触れた、ゲームモデルは「勝つための方法でなくてはならない」という話と合いません。日本のチームがゲームモデルを導入する場合の注意点を教えてください。

林 日本では「ゲームモデルが正義になる」ことが怖いです。ゲームモデルを本にまとめるような試みがありますが、私は日本ではやりません。例えば、ポジティブトランジションで奪ったら即座に前にボールをつけるという原則をつくったとします。でも、1-0で勝っているが、退場者が出ていて残り時間が5分という状況でそれをやったら、「お前、ふざけるな!」となるでしょう。

 

 そこまで極端な話なら理解できるでしょうが、実際にはもう少し曖昧な場合があります。戦況もそうですし、味方と相手で個人能力差が生じている局面もあります。でも、日本で紙に書いたゲームモデルがあると、それが「聖書」になってしまう恐れがあるのです。「そこはこうだろ」と指摘しても、「いや、俺はゲームモデルに沿ってプレーしたから!」と反論するようなことになりかねません。

 

――「マニュアル通りにやったのだから、失敗しても自分の責任ではない」という、責任回避の手段やメンタリティーになりかねないわけですね。

林 そういったワナにハマる危険性は確実にあると思います。

 

――しかし、それは「勝つためにゲームモデルがある」という部分と矛盾します。

林 目的と手段がすり替わってしまうのは、日本ではありがちだと改めて感じています。勝つためにゲームモデルを用意したはずが、ゲームモデルのためにプレーするようになってしまうのです。

 

――意識していないと、そうなりそうです。

林 あるJクラブで講習会をやらせていただいたときに、基準のつくり方の話になりました。守備のときにボールとは逆サイドのディフェンダーにどこまで絞らせればいいかと聞かれ、「ペナルティーアークの横まで絞る」という基準例を出しました。すると、「私たちのクラブのアカデミーでそれを言ったら、そこに穴があきますね」と言われました(笑)。

 

――ペナルティーアークの横まで行っておけばOKということになると、そこまで絞るのが目的化してしまうわけですね。

林 そういうことです。私が以前、少年団の指導をしていたときにもよくあった話です。日本は言われたことを忠実に守ろうとする子供が多いので、具体的に言語化してしまうと、本当に「それだけ」になる傾向が強いのです。イングランドの子供の場合はそこまで忠実に守ってくれないので、逆に細かく強調しないといけません。

 

紙に書くことは教育としては効果あり

 

 

――奈良クラブではどうでしょうか?

林 紙に書いて読ませるといったことはしていませんし、言語化もやり過ぎないようにしました。ただ、これも正解かどうかは何とも言えません。例えば、学校の部活動だったら、ゲームモデルを紙に書くことは教育としての効果があると思います。サッカーが大好きな子供がそこから発想を膨らませて、「僕たちのゲームモデルはこうしよう」などと言い出したら最高です。ただ、日本人のチームを機能させることだけを考えたら、弊害も大きいのではないかと思います。私は、「だって、ゲームモデルの〇ページに書いてあった通りにやったじゃん!」みたいな言葉を選手たちから聴きたくありません。

 

――理念と勝つための方法をかけ合わせてつくるのがゲームモデルですが、日本人のチームがつくる場合は、ゲームモデルのためのゲームモデルに陥らないような一工夫が必要かもしれません。ゲームモデルのページに書いてあることと勝つことが矛盾するようなら、勝つほうを選べというわけですね。

林 そこは本当に難しいところです。指導者も陥りがちだと思います。「ゲームモデル通りにやる選手が良い」と考えかねません。

 

――勝利には特に貢献できていないが、ゲームモデルは守っているという選手がいるかもしれません。

林 それに、「ゲームモデル通りにさえやっていればいいから」などと子供たちに向かって言い出したら、これほどつまらないスポーツはないでしょう。「楽譜通りに弾けばいいんでしょ」という音楽に聴き応えはありません。

 

――一方で、楽譜を無視して適当に弾けばいいわけでもありません。

林 その通りです。やればやるほど、あんばいが難しいと、きっと感じるのではないでしょうか。

 

 今回のこの場でも、「ゲームモデルをつくれば、全部が機能的になります」などと、都合の良いことは言いません。でも、その陥りがちなワナの部分も意識してやっていくことによって、それぞれのチームや指導者にとっての良いあんばいが見つかるのではないでしょうか。私自身、日本人の特徴というものを指導しながら改めて意識しましたし、そこを忘れないようにしながら、良いあんばいを選手に提供できる指導者に成長していきたいと思って、毎日毎日、試行錯誤しているところです。絶対の正解なんてない世界であがくことこそ、現場で指導者をやる醍醐味だと思います。

 

 

 

林舞輝(はやし・まいき)
1994年12月11日生まれ、東京都出身。グリニッジ大学(イギリス)でスポーツ科学を修了。在学時にチャールトンのアカデミー(U-10)とスクールでコーチを経験した。2017年にポルト大学スポーツ学部の大学院に進学すると同時に、リスボン大学(ともにポルトガル)でジョゼ・モウリーニョが責任者と講師を務める外部コースを受講。また、ボアビスタ(ポルトガルの1部リーグ)のBチーム(U-22)でアシスタントコーチの任にあたった。18年に奈良クラブ(JFL)のGMに就任し、19年はコーチ兼任。20年から25歳の年齢で監督として指揮する

 

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