2月1日、AFCアジアカップUAE2019が閉幕した。UAEで開催された今大会もピッチ内外で様々なことが起こり連日大きな話題を呼んだ。
代表戦士の相次ぐ離脱
2018年12月12日、森保一監督はアジアカップに臨む23名を発表。テストマッチで起用した選手たちでチームを構成し、「サプライズ招集なし」と言われる面々となった。しかし、浅野拓磨の負傷離脱を皮切りに、“10番”を背負う中島翔哉や守田英正、青山敏弘が相次いで離脱を余儀なくされた。
20歳77日で決めた“最年少ゴール”
決勝トーナメント1回戦で日本代表はサウジアラビア代表と対戦した。試合は20分、日本はCKを獲得すると、柴崎岳のパスに冨安健洋がヘディングで合わせ、先制に成功する。この1点を守り切り、1-0で勝利。準々決勝進出を果たした。さらに、決勝ゴールを決めた冨安の年齢は20歳77日で、アジアカップにおける日本代表史上最年少記録となった。
“2度のVAR”の末、準決勝進出
ベトナム代表と対戦した準々決勝は、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が決勝点を生んだ。試合は24分、吉田麻也がCKからゴールネットを揺らすも、VARによってハンドの判定が下り、ゴールが取り消された。それでも、57分には堂安律がエリア内で倒されると、一度はプレー続行となるも、VARでPK判定に。これを堂安自らが決めて日本が先制点を挙げた。この1点を守り切り、1-0で勝利。準々決勝から導入されたVARによって、日本は2大会ぶりの準決勝進出を果たした。
消化不良の準々決勝敗退
リーグ戦との強行日程を押して、ソン・フンミンがグループステージ第3節から出場するなど、韓国代表は59年ぶりのアジア制覇を目指していた。しかし、カタール代表に0-1で敗れ、準々決勝敗退となった。「消極的で果敢なパスもなければ、攻撃のパターンもない」など、母国のメディアから批判が相次いだ。
前回王者も準々決勝敗退
韓国と同じく、オーストラリア代表もベスト8で姿を消した。オーストラリアは準々決勝で、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ率いる開催国・UAE代表と対戦。68分にミスから失点し、0-1で敗れた。初戦でヨルダンに敗戦、決勝トーナメント1回戦ではPK戦で辛勝と大会を通じて精彩を欠いた。
“最強国”との一戦で見せた最高のパフォーマンス
決勝進出を懸けた準決勝、日本はイラン代表と対戦した。イランのFIFAランキングはアジア勢最高の29位(2月2日現在。日本は50位)。準々決勝までの5試合を12得点・無失点で勝ち抜き盤石の状態で準決勝を迎えていた。一方、日本は大迫勇也が初戦以来となるスタメン復帰を果たした。試合はスコアレスで迎えた後半、南野拓実のクロスに大迫が合わせて日本が先制。さらに、PKを獲得すると再び大迫が決めてリードは2点に。アディショナルタイムには原口元気がダメ押し点を流し込み3点目を記録。守っては、イランの強力攻撃陣を完封し、3-0で勝利を収めた。
イランのエースが愚行を謝罪
日本が快勝した準決勝では試合終盤、イラン代表のエースFWサルダル・アズムンが大迫の足を踏みつけるラフプレーを行い、両チームが入り乱れる乱闘騒ぎとなった。試合終了後、アズムンは自身の公式インスタグラムを更新し、自らの行為を謝罪した。
開催国王子による“買い占め行為”
政治的問題から国交断絶中のカタールとUAE。両代表チームは大会を勝ち抜き、準決勝で対戦することとなった。この一戦を前に、UAEのナヒヤーン・ビン・ザーイド王子がチケットを買い占めて、「UAEに忠誠心を持つサポーターに無料でチケットを配布する」と宣言した。スタジアムをUAEサポーターで埋め尽くすことに加え、カタールサポーターを退けるという狙いもあったのではないかと伝えられたが、王子が代表を務めるアブダビスポーツ競技会にチケットを求めるサポーターが殺到する事態となった。なお、試合は4-0でカタールが圧勝し、決勝戦へ駒を進めた
元日本代表監督が退任を示唆
カタールに敗戦後、元日本代表監督でUAEを率いるアルベルト・ザッケローニ監督は、「すべての責任は私にあり、選手を守る責任がある。UAEのファン、国民に謝りたい」と開催国ながら決勝進出を逃したことを謝罪。さらに、「我々の目標はアジアカップ優勝だった。契約はアジアカップ終了までになっている」と同代表監督退任を示唆した。
拍手喝采の英語回答
決勝戦前日の1月31日、記者会見に森保一監督とキャプテンの吉田麻也が出席した。海外メディアからの質問に吉田は英語で回答すると、報道陣からは大きな拍手が沸き起こった。
失敗に終わった“王座奪還”
2011年大会以来、2大会ぶりの優勝へ日本は王手をかけたが、決勝戦でカタールに1-3で敗戦。アジア王座奪還は失敗に終わった。前半に2失点を喫すると、後半は南野の今大会初ゴールで1点差に迫るも、PKから3失点目を喫し勝負は決した。日本は決勝トーナメントから3試合連続無失点だったが、最終決戦で堅守が崩れた。
断交問題を乗越えた初優勝
決勝戦で日本を下し、アジアカップ初優勝を飾ったカタール。上述の『開催国王子による“買い占め行為”』の通り、開催国のUAEとは断交状態にあり、国境が遮断されていた。そのため、カタールサポーターはUAEに入国できず、常にアウェイの雰囲気の中での戦いだった。さらに、観客席からは物が投げ込まれたり、カタールの国歌斉唱の際にはブーイングが起きたりとスタジアムは異様な雰囲気に包まれた。
アジアカップ新記録で初優勝に貢献
カタール代表FWアルモエズ・アリは決勝戦で先制点をマークし、大会9得点目を記録。1996年のUAE大会で元イラン代表FWアリ・ダエイ氏が残した一大会における最多得点記録(8得点)を更新した。試合後にはMVPにも選出され、得点王とのW受賞で初優勝に花を添えた。
的中だらけだった“シャビの予想”
今大会ではカタールのアル・サッドに所属する元スペイン代表MFシャビの予想も大きな話題となった。シャビは大会開幕前に同国メディア『AL KASS』の番組内で大会の結果予想を実施し、まず決勝トーナメントに進む16チームを選んだ。その内13チームを当てると、その後も勝ち進むチームを予想し的中。最後は日本とカタールの決勝戦になること、カタールが初優勝することまで的中させた。
オーストラリアサッカー連盟(FFA)は今月、来年6月5日にオーストラリアで行う北中米W杯アジア最終予選・オーストラリア代表対日本代表の会場がパース・スタジアムに決まったことを発表した。キックオフ時刻は後日発表される。 日本はC組で頭ひとつ抜けており、3月シリーズでW杯の出場権を獲得できる状況。ただ2位から6位までは勝ち点1差の大混戦となっており、オーストラリアにとっては残り2試合で迎える日本戦の重要度は極めて高いものとなる。 FFAはパース・スタジアムについて「欧州クラブとの親善試合などが行われた最新鋭のスタジアム」と紹介。2018年に公式オープンした同スタジアムは6万人以上を収容でき、男子のオーストラリアA代表戦が開催されるのは日本戦が初となる。...
ガンバ大阪 VS サンフレッチェ広島試合予想 ガンバ大阪は最近、好調を維持しており、直近5試合で3勝1引き分け1敗、得点10、失点8と、攻撃力は高いが守備に弱点がある。 一方、サンフレッチェ広島は2連勝中で好調だ。しかし、アウェー戦では苦戦しており、直近2試合で敗退しており、アウェーでのパフォーマンスが弱いことを示している。 ガンバ大阪はAFCチャンピオンズリーグエリートへの出場権獲得にまだ望みがあるものの、その望みは薄く、タイトル獲得に向けてまだ戦っている広島に比べるとモチベーションは低い。 ブックメーカーはアウェーチームに有利な-0.50のハンディキャップを設定しており、この試合では広島が優勝候補であると示唆している。 広島のタイトル獲得への強い意欲と有利なオッズを考えると、この試合では広島が勝利すると予想されている。 試合予想:サンフレッチェ広島-0.5 ...
FC東京 VS セレッソ大阪試合予想 FC東京は現在3連敗中で、特にホームではホームアドバンテージを効果的に生かせず、調子が悪く苦しんでいる。 一方、セレッソ大阪も最近は期待外れのパフォーマンスで、直近4試合で1勝1引き分け2敗となっている。しかし、アウェーでの成績は素晴らしく、アウェー戦では力を発揮している。 FC東京の最近の苦戦とブックメーカーからのサポート不足、そして大阪の堅実なアウェー戦成績を考えると、この対戦ではセレッソ大阪が無敗を維持すると予想されている。 したがって、この試合でセレッソ大阪が勝つか引き分けになると予想するのは妥当であり、負けない可能性が高い。 試合予想:セレッソ大阪0 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と素人予想が満載、もっと情報を手に入れるなら、ダウンロードしてご活用ください! 方法1.画...
浦和レッズ VS 川崎フロンターレ試合予想 今シーズン、この2つの強豪チームはリーグ中位の成績にとどまり、成績は振るわなかった。 しかし、浦和レッズは過去3戦で2勝1分けを記録し、前戦では優勝候補のサンフレッチェ広島にも勝利した。 対照的に、川崎フロンターレはAFCチャンピオンズリーグエリートにも参加しているので、リーグ戦での成績が芳しくなかった。 さらに、両チームの過去対戦成績も引分率が高いだ。 したがって、この試合ではホームチームが無敗になると予想されている。 試合予想:浦和レッズ0 7Mスポーツ 国際版APPにはプロ予想と素人予想が満載、もっと情報を手に入れるなら、ダウンロードしてご活用ください! 方法1.画像のQRコードをスキャンするとウンロードできます;方法2.下記のリンク先よりもダウンロードできます。 https://a...
FC東京は19日、ピーター・クラモフスキー監督(46)が今季限りで退任することが決定したと発表した。後任については決まり次第、改めて報告するという。 オーストラリア出身のクラモフスキー監督は過去に横浜F・マリノスのヘッドコーチ、清水エスパルスとモンテディオ山形の監督などを歴任し、昨年6月にFC東京の指揮官に就任した。同シーズンはJ1リーグ戦を11位で終え、今季は残り2試合で8位につけている。 今季限りでの退任に際し、クラブ公式サイトを通じて「私がここでみなさまとともに過ごした期間、トロフィーを手にすることはできませんでしたが、私たち全員が取り組んできたことが、将来成功するための土台を築いたことは確かです」とコメント。「いつもみなさまのサポートは特別なものと感じていました。 近い将来、FC東京がチャンピオンになること、そしてアジアを制覇することを願っています」と述べ、選手、スタッフ、...
AC長野パルセイロは19日、GKコーチを務めるシュナイダー潤之介氏のチーム離脱を発表した。 シュナイダー氏は体調不良のため医療機関を受診し、10月23日からチーム活動を休止。精密検査の結果「前立腺がん(ステージ4)」と診断された。 クラブは公式サイト上で「治療に専念するシュナイダー潤之介GKコーチの寛解に向けたサポートを惜しみません」と表明。「ファン・サポーターの皆様や関係各位、クラブ等で実施できる支援方法につきましては、明確になりました時点で随時お知らせさせていただきます」とし、「それまでは、どうぞ温かく見守っていただけますと幸いです」と述べた。 現在47歳のシュナイダー氏は現役時代にサガン鳥栖など国内の複数クラブでプレー。引退後はGKコーチとなり、2023年から長野に在籍していた。 以下、クラブ発表プロフィール ●シュナイダー 潤之介(Junnosuke SCHNE...
Jリーグは18日、J3第37節の試合で起きた行為について、大宮アルディージャFW杉本健勇とSC相模原MF岩上祐三に1試合の出場停止処分を科すと発表した。 杉本は16日に行われたFC岐阜戦(△2-2)の後半25分に一発退場。Jリーグは「(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手の至近距離から相手競技者に向かってボールを投げつけた行為は、『選手等に対する反スポーツ的な行為』に該当すると判断、1試合の出場停止処分とする」と説明している。 また、岩上は15日のFC大阪戦(●0-1)の後半20分にレッドカードを受けた。Jリーグは「(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手のボールとは関係の無いところで相手競技者を突き飛ばし押し倒した行為は、『選手等対する反スポーツ的な行為』に該当すると判断」とし、同じ...
Jリーグは12日、湘南ベルマーレのMF鈴木淳之介(21)が10月度のJ1月間ヤングプレーヤー賞を受賞したことを発表した。湘南からの受賞は9月のFW鈴木章斗(21)に続いて2か月連続となる。 鈴木は10月の2試合でフル出場。第33節の東京ヴェルディ戦は(○2-0)完封勝利し、第34節のサンフレッチェ広島戦では当時首位だった相手に2-1で競り勝って3ポイントの獲得に貢献した。槙野智章選考委員は「J1の中でも最も強度のある広島相手に落ち着いたプレーを見せていた」と振り返り、丸山桂里奈特任委員は「広島戦では相手からのハイプレスにも焦ることなく、冷静に繋ぎ、タイミング良く持ち出して、落ち着いたプレーがチームの勝利に大きく貢献した」と鈴木を称えている。 鈴木は受賞に際して「10月度の『月間ヤングプレーヤー賞』に選んでいただきとても嬉しく思います。満足することなく引き続き頑張りたいと思います。そ...
株式会社SPORTS&LIFEは12日、10月に現役引退を発表した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの日本での引退試合が12月15日に味の素スタジアムで行われることを発表した。 この引退試合はエル・クラシコとして知られるバルセロナ対レアル・マドリーのOBマッチとなり、両クラブに所属したレジェンドが日本で対戦する。 バルセロナレジェンドにはイニエスタのほかシャビ・エルナンデス氏、リバウド氏、ハビエル・マスチェラーノ氏アドリアーノ氏などの参戦が決定。対するレアル・マドリーレジェンドにもルイス・フィーゴ氏、ロベルト・カルロス氏、イケル・カシージャス氏といった名選手が名を連ねる。キックオフは午後2時を予定している。 以下、11月12日時点の参戦選手 ▽バルセロナレジェンドアンドレス・イニエスタシャビ・エルナンデスハビエル・マスチェラーノリバウドハビエル・サビオララファ...
愛媛FCは12日、今シーズン限りで現役を引退したDF森脇良太が来季より愛媛FCポジティブエナジャイザーに就任することを発表した。 Jリーグ屈指のお調子者キャラとしても親しまれた森脇は「イベントやメディア出演を通じ、愛媛FCを広くPRすることに加え、愛媛FCの価値と勝ちを向上させるために現場にエネルギーを注入する役割」を担当するという。クラブはこの役割を2022年に新設し、これまでは「自らポジティブエネルギーを生み出して周りに良い影響を与えられる」現役所属選手が務めていた。 森脇はクラブを通じて以下のようにコメントしている。 「この度、愛媛FCポジティブエナジャイザーに就任することとなりました。愛媛FCや愛媛県を盛り上げ、愛媛FCの価値を高められるように自分に出来ることを全力で頑張ります!サポーター・地域・企業との繋がりがもっと深く強固なものになるように愛媛はもちろん日本全国を力...
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