地道に成長してきた成果発揮中の履正社FW李晃輝とCB李泰河。強豪Jユースからの白星にも貢献
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FW李晃輝(左)とCB李泰河が攻守で履正社高の勝利に貢献する

 

「サッカーに対して誠実に取り組んでくれている2人なんですね。で、しっかりと自己分析のできる2人なので、確実に力をつけてきているのかなという気がします。本当に高校に入ってからの3年間地道にやってきた成果で今、花開こうとしている感じですね」

 

 履正社高(大阪)の平野直樹監督は、FW李晃輝(リ・ファンヒ、3年)とCB李泰河(リ・テハ、3年)の2人が悔しい思いも経験しながら、コツコツと努力してきたことを認める。もちろん、まだまだな部分もあるが、信頼を勝ち取ってきていることは確か。指揮官は7月11日に行われた強豪・G大阪ユースとの練習試合でも、2人が「大変良いパフォーマンスを発揮していた」と讃えていた。

 

 試合は45分×4本で8-3のスコア。トップメンバー中心の1、2本目はFW浅野大生(3年)やMF後藤晴海(3年)のゴールによって3-2で競り勝ったという。その試合で、国体大阪府選抜の大型FW李晃輝は守備を意識しながら、切り替え速く相手の背後を狙う動き。加えて、本人は「ガンバ相手でも強さのところでは負けなかったと思います」と振り返る。

 

 一方の李泰河は「相手のFWとかにパスが入って、後ろ向きの相手に強く行けて自由にさせないことができた」。攻撃面でも的確なポジショニングから1タッチでのフィードやDFを引きつけてのサイドチェンジで攻撃の起点となった。G大阪ユースには年明けの練習試合で完敗。それだけに各選手気合が入っていたというが、守備意識高く戦い、リベンジすることに成功した。

 

 地道に努力してきた2人は互いに認め合う部分がある。李晃輝は李泰河について、「テハは後ろで結構頼れますし、左足からのロングフィードや裏へのパスが結構通るので、そこは信頼があります」と語り、李泰河は李晃輝の良いところについて「前から守備にアグレッシブに行ってくれるところとか、身体が強いのでボールが入ったら収めて時間をつくってくれるところ、タフさです」と説明。今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響によって公式戦を行うことができていないが、自分たちが磨いてきた武器を今後の戦いで発揮してチームの勝利に貢献するつもりだ。

 

 李泰河は「選手権までに和倉(第8回和倉ユースサッカー大会2020)とかで青森山田とか強いチームとできるので、その強いチームとできる機会を大事にして、僕は後ろを務めているので1試合1試合結果にこだわってやっていきたいです」と宣言。そして、李晃輝は「まずは今やれることを100%で1試合1試合やっていきたいと思いますし、僕は前なので結果を求めて、やっぱり点を取って勝つ試合を増やしていきたいと思っています」と意気込んだ。攻守の軸として期待される2人は、1試合1試合結果にこだわりながら、冬へ向けてさらに成長を遂げる。

 

(取材・文 吉田太郎)

 

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